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知ればもっと便利!豆腐の長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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ヘルシーで美味しい「豆腐」は、食卓によく登場する定番食材。「毎日必ず食べる」という人もけっこういるかもしれませんね。私たちにとって、豆腐はとても身近な食材ですが、皆さんは普段、この豆腐をどのように保存していますか?

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載25回目のテーマは「豆腐」。そのまま冷奴で食べて良し、お味噌汁に入れて良し、煮ても炒めても良しと、豆腐はいろいろな料理に使える便利な食材です。適切な方法で、ご家庭でも鮮度をしっかり保って保存していきましょう。

豆腐の種類と選び方

豆腐の主な種類には、“木綿豆腐”と“絹ごし豆腐”があります。まずは、この二つの違いと、料理に合わせた選び方を見ていきましょう。

・木綿豆腐

木綿豆腐は昔ながらの豆腐で、豆乳に凝固剤を加え、一度固まったものを崩してから圧力をかけて水分や油分をしぼり、再び固めて作ります。圧力を加えて水分等を出すことで、栄養分が圧縮されてタンパク質などが高くなりますが、水溶性の栄養素は流れ出てしまいます。

食感がしっかりしていて、味わいが濃厚な木綿豆腐は、焼く、炒める、揚げる、煮るなどの調理法に適していて、豆腐ステーキや揚げ出し豆腐、炒り豆腐などにおすすめです。

・絹ごし豆腐

絹ごし豆腐は、濃いめの豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めて作ります。木綿豆腐と違って圧縮しないため、水溶性の栄養素は木綿豆腐よりも多くなります。

なめらかな舌触りが特徴の絹ごし豆腐は、冷奴やサラダなど、そのまま生で食べる調理法がおすすめです。

豆腐の冷蔵保存の仕方

豆腐の常温保存は厳禁です。家に持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫のチルド室に入れて保存しましょう。

・パックのまま保存する

購入後すぐに使う予定がある場合は、パックに入れたままチルド室で保存します。

・塩水につけて保存する

すぐに使う予定がない場合や、使いかけのものを保存する場合は、保存容器に入れて保存しましょう。保存容器に水を張り、塩をひとつまみ入れます。そこに豆腐を入れて、フタをしてからチルド室に入れて保存します。忘れずに毎日水を取り替えてください。

豆腐の冷凍保存の仕方

驚く人も多いと思いますが、豆腐は冷凍保存することが可能です。ただし、冷凍すると水分が分離するため、スポンジのような食感に変わります。

・パックのまま冷凍

未開封であれば、購入時のパックのままの状態で冷凍することも可能です。解凍後に、好みの大きさに切って調理しましょう。

・使いやすい大きさに切って冷凍

豆腐は水けを切って使いやすい大きさにカットしてから、冷凍用保存袋に並べて冷凍しましょう。

・冷凍した豆腐は高野豆腐のように

調理する際は、凍ったままでも、自然解凍してからでもどちらでも使えます。冷凍した豆腐は水分が抜けてスポンジのような食感。煮汁を含みやすく、高野豆腐と同じように使えるので、炒り煮などにピッタリです。

なお、木綿豆腐の場合は弾力のあるスポンジ状に、また絹ごし豆腐の場合は同じスポンジ状でも湯葉のように柔らかくなります。食感が異なるので、ぜひ木綿豆腐と絹ごし豆腐の両方で試してみてください。

豆腐の保存期間の目安

冷蔵保存の場合、豆腐はそれほど長持ちさせることができません。まとめ買いしたような場合は、冷凍保存するのがおすすめです。

・冷蔵保存の場合の目安

開封前の豆腐は、“賞味期限”を目安にしましょう。賞味期限というのは、「美味しく食べられる期限」のことなので、その日付を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。通常、未開封の豆腐であれば、賞味期限を過ぎても1~2日以内に食べれば問題ありません。

ただし、“消費期限”と書かれている豆腐もあるので注意が必要です。消費期限と書かれた豆腐は保存料が含まれていないので、開封前であっても日付を過ぎたら食べないようにしてください。

開封後の豆腐を塩水につけて保存した場合は、3日程度保存することが可能です。必ず毎日水を取り替えるようにしてください。

・冷凍保存の場合の目安

冷凍した場合は、パックのままなら1カ月。切ってから冷凍した場合でも、大体2~3週間保存することができます。

ラクワザ!豆腐の水切りをササっと短時間で済ませる方法

忙しい夕食の準備時など、豆腐の水切りをする時間がもったいないときってありますよね。そんなときは、次にご紹介する方法を使えば、ササっと簡単に水切りを済ませることができますよ。

・レンチンすればたった3分で水切りが完了

時間がない場合の豆腐の水切りは、電子レンジを使います。2枚に重ねたキッチンペーパー(電子レンジ使用可のもの)で豆腐を包んでから、耐熱皿において電子レンジに入れます。ラップはせずに、そのまま3分加熱すれば完成です。加熱する前と比べると、重さも3分の2程度まで軽くなります。ゴーヤチャンプルや豆腐ハンバーグなどに利用してみてください。

いかがでしたか? 豆腐は冷蔵保存ではそれほど長持ちさせることができませんが、実は冷凍保存が可能です。冷凍すると食感は変わってしまいますが、高野豆腐のようになって味が染みやすくなるというメリットもあります。

煮物や炒め煮などにピッタリですので、まとめ買いした時や使いかけで残ってしまったような場合は、ぜひ冷凍保存をしてみてください。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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