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春菊の長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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冬の鍋料理に欠かせない「春菊」。あの独特な香りは、人によって好き嫌いが分かれるところではありますが、栄養価が高く、普段の食卓にもどんどん取り入れていきたい野菜の一つです。ただ、香りが強くて一度に大量に使うことがないので、すぐに使い切るのが難しいところ。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家の島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載第15回目のテーマは「春菊」。一部の地域では「菊菜」とも呼ばれています。香りや味にクセがありますが、鍋料理やすき焼き、おひたし、和え物、サラダなど、実はいろいろな料理に使えるので、常備しておくと意外に便利です。上手な保存方法をマスターして、春菊の美味しさをしっかり長持ちさせましょう。

美味しい春菊の選び方

食材を長持ちさせるためには、まずお店で購入する際に新鮮なものを選ぶことがポイントです。新鮮で美味しい春菊の見分け方をご紹介していきましょう。

・茎が細いものがおすすめ

茎は太いものよりも細いもののほうがやわらかく、葉が根元近くについているもののほうが良品です。一般に、葉のギザギザとした切れ込みが深いほうが香りや苦味が強いので、自分の味の好みに合わせて選ぶといいでしょう。

・黄色っぽいものはNG

鮮度が落ちてくると全体的に色が黄色っぽくなってきます。購入する際は、緑色が濃く鮮やかなものを選ぶようにしてください。

春菊の冷蔵保存の仕方

春菊は購入後、そのまま冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。

・立てた状態で保存

春菊は購入した包装のまま、もしくはポリ袋に入れてしっかりと口を結んでから、葉先を上に向けた状態で、半分にカットしたペットボトルなどに立てて保存しましょう。

・使い残しの保存方法

使い残しの春菊については、濡らしたキッチンペーパーを根元に巻き、ポリ袋に入れて口を結んでから、ペットボトルなどに立てて保存します。

春菊の冷凍保存の仕方

春菊はゆでずに、そのまま切っただけで冷凍することが可能です。必要な分だけ少量ずつ使うことができますし、冷凍保存だと長持ちするので便利です。

・食べやすい長さに切る

春菊は、生のまま食べやすい長さに切って冷凍用保存袋に入れます。袋の中身を平らにしてから冷凍庫に入れましょう。

・凍ったまま調理できて便利

調理する際は、凍ったまま使えるのでとても便利です。鍋料理やすき焼き、和え物などに活用しましょう。自然解凍や熱湯をかけて水けを軽く絞れば、そのままおひたしとして食べることもできますよ。

春菊の保存期間の目安

今までご紹介したような方法で保存をすれば、葉野菜である春菊も比較的長く保存が可能になります。

・冷蔵保存の場合の目安

冷蔵庫の野菜室で立てた状態で保存をすると、5~7日ほど保存することができます。使いかけのものについても、濡れたキッチンペーパーで根元を巻くことにより、同じくらいの期間は保存が可能です。

・冷凍保存の場合の目安

冷凍保存の場合は、大体3~4週間保存することができます。この期間内に忘れずに使い切るようにしましょう。

ラクワザ!春菊を短時間でシャキシャキにする方法

春菊はすぐに葉がクタっとしてしまうので、新鮮なものであっても、店頭で購入する際にはすでに葉先に元気がないことも多いもの。今回は、春菊をすぐにシャキッとさせるラクワザをご紹介します。

・水ではなく温水につける

まず、クタっとしている春菊の根元を切り落とします。その後、茎を35℃のぬるま湯につけるだけで、すぐに葉先がシャキッとします。キク科の植物は温かい水を吸い上げやすい特性があるため、冷たい水につけるよりも早く短時間でシャキッと葉先が伸びます。

サラダとして食べるときは、シャキシャキしているほうが食感はいいですし、鍋やすき焼きなどに加える際もシャキッとしているほうが見栄えが良くなるので、この方法を覚えておくといいでしょう。

いかがでしたか? 春菊は生のままでも食べられるので、意外といろいろな料理に活用することができます。また、冷凍保存をしておくと、必要な分量だけその都度使うことができるので何かと便利です。そのままカットして冷凍用保存袋に入れるだけでOKなので、「今まで春菊を冷凍したことがない」という人も、ぜひ一度試してみてください。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

 

構成・文/土田奈々子

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