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2位はボタン付け、1位は?上手になりたい「お裁縫」ランキング【プロが教える動画付き】

お子さんのいるご家庭では、入園・入学時の手提げ袋づくりや名札付け、体育服のゼッケン付けなどのほか、取れたボタンを付け直したり、破けたズボンを繕うなど、家でお裁縫をする機会が多いと思います。でも、「お裁縫は苦手」というママも、意外と多いのではないでしょうか?

そこで『kufura』では、子どもを持つ20~40代の女性197人に「失敗しがちだけど上手になりたいお裁縫」について、アンケートで聞いてみました。世のママたちが、どんなお裁縫が上手になりたいと考えているのか、ランキングで見ていくことにしましょう。

第5位:衣類のほつれや破れなどの補修・・・11票

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「服のほつれや破れを補修しても、またすぐに裂けてきてしまう」(39歳/主婦)

「破れたところを糸が見えないように縫っているつもりでも、縫い目が見えてしまってきれいにできない」(36歳/その他)

「ズボンの破けた穴を縫うと、はいたときにその部分にゴロンとした違和感が出てしまう」(38歳/主婦)

「洋服の穴を繕うと、生地がよれてしまって見た目がきたなくなる」(43歳/その他)

「靴下などの穴を縫ったときに、生地が突っ張ってしまう箇所があり、自然に穴をふさぐことができない」(43歳/主婦)

「ポケットに開いた穴をうまくふさぐことができない」(34歳/主婦)

子どものズボンは、ひざ部分がすぐに破けがち。もったいないと思って自分で補修しても、なかなかきれいにできないものですよね。また、補修してもまたすぐに裂けてきてしまうという悩みも多いようです。補修が上手にできるようになれば、子どもの衣類がちょっと破けても、慌てずにすみますね。

第4位:ゼッケンや名札付け・・・18票

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「ゼッケンをアイロンで付けた後、洗濯しても取れないように周りをきれいに縫いたいものの、縫い目が目立ってしまってきれいにできない」(29歳/主婦)

「ゼッケンを付けたときの縫い目がきたない」(39歳/主婦)

「ゼッケンを付けるときに、真っ直ぐ等間隔で縫えない」(47歳/主婦)

「真っ直ぐに付けているつもりなのに、なぜか曲がってしまう」(36歳/主婦)

「名札を付けてもすぐに取れてしまう」(32歳/主婦)

子どもの体操服などにつけるゼッケン。あれって、意外と縫い目が目立ちますよね。体操着は生地が伸びるタイプのものが多いため、真っ直ぐ縫い付けたつもりでも、出来上がりが曲がってしまうというのも困るところです。ゼッケン付けは“たてまつり縫い”が基本。これをしっかりマスターするときれいに縫い付けることができるようになりますよ。

第3位:玉留め・・・23票

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「玉留めが布から離れたところにできてしまうなど、玉をうまく作れない」(31歳/公務員)

「玉留めの玉結びが小さすぎて布を貫通してしまったり、布から1センチくらい離れた場所にできたりする」(36歳/総務・人事・事務)

「玉留めをしても、すぐにほどけてしまう」(25歳/総務・人事・事務)

「玉留めがすごく苦手で、うまくできる方法はないのかといつも思う」(41歳/主婦)

縫い終わりに、針に糸をクルクル巻き付けて玉結びを作る“玉留め”。裁縫の基本中の基本とも言えるものですが、苦手意識を持つママが多いようです。過去記事『もう失敗しない!「玉結び&玉留めのやり方」家事のプロ・ベアーズ流お裁縫lesson』では、動画とともにやり方を詳しく解説しているので、ぜひこの機会にマスターしておきましょう。

第2位:ボタン付け・・・37票

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「ボタンを付けても、すぐにまた取れてしまう」(45歳/公務員)

「ボタンがゆるくなったり、きつくなったり、また付けたい位置と実際に付けた位置がズレてしまったりする」(30歳/広報・宣伝)

「指に針ががっつり刺さるし、なぜか自分の着ている洋服までいっしょに縫ってしまったりする」(30歳/主婦)

「縫い目が隠れずに見えてしまう」(46歳/主婦)

「ボタンホールと位置がズレてしまう」(39歳/その他)

「ボタンをガチガチに縫い付けてしまうので、留めにくくなってしまう」(32歳/主婦)

「ボタン付けをすると周りの布が引きつってしまってきれいにできない」(49歳/主婦)

「付けている途中で糸がこんがらがってしまう」(39歳/主婦)

お裁縫の中でも、もっとも出番が多いと思われる“ボタン付け”が第2位にランクイン。子どものころに学校で付け方を習っていると思いますが、イザやってみるとボタンとボタンホールの位置がズレてしまったり、きつく縫いすぎてボタンが留めにくくなったりと意外とうまくできないもの。

ただ、ボタン付けはコツさえつかめば、だれでも上手にできるようになるので、あきらめずに練習してみましょう。

第1位:裾上げ(まつり縫い)・・・38票

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「制服の裾上げをしたら、表から見ると縫ったことが一目でわかってしまうくらい全然ダメだった」(41歳/主婦)

「簡単にしか縫わないせいか、すぐにほどけてきてしまう」(30歳/主婦)

「表になるべく縫い目が出ないように縫っても、生地がつってしまって『まつり縫いしています!』という感じになってしまう」(42歳/その他)

「裾上げすると、ズボンの左右の見た目に差が出てしまう」(41歳/その他)

「まつり縫いの縫い目の間隔が不ぞろいで、出来上がりが不格好になる」(32歳/営業・販売)

苦手だけど上手になりたいお裁縫第1位は、2位とわずか1票差で“裾上げ(まつり縫い)”という結果になりました。制服のズボンを裾上げしなくてはいけない場合がよくありますが、どうしても表の縫い目が目立ちがち。縫い目がそろわないと、左右の見た目に差が出てしまうこともあります。

また、ストレートタイプのズボンのような裾幅がまっすぐなズボンはよいのですが、裾幅が太くなったり狭くなったり、まっすぐではないズボンについては、なかなか上手に裾上げすることができませんよね。ズボンの裾幅によって裾上げの仕方も少しずつ違ってくるようなので、ズボンの裾幅のタイプに合わせた縫い方で縫うようにするといいでしょう。

いかがでしたか? 今回のアンケート調査で、意外と多くのママたちがお裁縫に苦手意識を持っていることがわかりました。でも、皆さん全員「上手になりたい!」と強く願っている様子。『kufura』の関連記事や動画記事を参考に、まずは基本をもう一度おさらいしてみてください。基本をしっかり押さえれば、お裁縫もグンとラクにできるようになりますよ。

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