もともと食パン2枚でつくるタイプを愛用していました。ホットサンドメーカーにパンと好きな具材を重ね、ぎゅっとプレートを閉じて焼くだけ。ものの数分であつあつに出来上がり、キャンプはもちろん朝食でも定番です。
しかし、食パン2枚は大人でもボリューミー。まして4歳の子どもは一人で完食できず……。大人と半分こすればよい話ですが、それでは大人が物足りない。
そこで導入したのが、食パン1枚でつくれる『4w1h』の「ホットサンド ソロ」です。自動でおいしく焼き上がる電動タイプも調べましたが、おうちでも外でも使いたくって。
寝起きモードの胃袋から発想
null鋳物の名産地・新潟県燕三条にある『4w1h』。今回ご紹介するアイテムのほかに、フライパンや五徳など、鋳物製造のノウハウを活かしたキャンプ道具やキッチンツールをつくるメーカーです。そのウェブサイトには、こんな一文が。
朝は胃袋だって寝起きモード。
そんなに多くは食べられません。
そこで朝食にピッタリな
「量」 「形態」 「食事時間」 を考えてみたら、
まったく新しいホットサンドメーカーができました。
くう(喜)……そう、そうなのです。朝って食べられない日もありますよね。このコンセプトが一人でキャンプをたのしむ人たちにもウケて、たちまち大人気アイテムに。
2年ほど前に買った当時、記者は入荷待ちが待ちきれず、旧モデルを探しまくって購入しました。現行モデルとの違いは、上下のプレートを外せるかどうか。外せると、洗う時により便利そう。
寝起きの頭にも優しい使い勝手と食べやすさ
null上下のプレートは、それぞれ色が違います。
ひっくり返しながら両面を焼くホットサンド 。朝食につくる人が多いこともあり、「こっちの面、焼いたっけ?」とならないよう、ツートーンカラーにしたそうです。
朝、バタバタしている母さんにもやさしい……!
つくるのも、もちろん簡単です。食パン1枚に具材をのせ、ぎゅっと挟んで両面を焼くだけ。香ばしいにおいが漂ってきたら完成です。
ちなみに、プレートのフチが波打っているからか、食パン同士がガチッと握手する感じにくっついて焼き上がってくれるんですよね。そのおかげで、食べる時にも具材がこぼれにくい。わが家の娘も食べやすいようで、上手に完食してくれます。
ドッグパンやロールパンでもホットサンド
null食パン1枚サイズを生かした、こんな使い方もしています。小さなドッグパンやロールパンで焼く「ワンハンドホットサンド」です。
こちらも朝食に、おやつに、娘の大好きなメニュー。大人も小腹がすいた時にぴったりです。
オーブンのように上下から加熱するからか、ドッグパンが表面はカリッ、中はふわふわ。チーズもプレートで焼かれることで、とろっとカリカリに仕上がります。
ソーセージをハムやベーコンに変えたり、唐揚げの残りを挟むのもおすすめ。また、具材の代わりにバターを挟み、焼き上がったら砂糖やはちみつをかけても。揚げパンのようなおやつが簡単につくれますよ〜。
ちなみにプレートは、表面にふっ素樹脂塗膜加工を施したアルミニウム合金。油を塗らずとも焦げつきにくくく、サビにも強い素材です。
『4w1h』のホットサンドメーカーの愛用者の中には、これで大きな餃子を焼いたり、ホットケーキミックスと餡子を入れて大判焼きをつくったりと、いろいろ応用している方もいるよう。今度のキャンプで、トライしてみようかな?
鉄鍋デビューにもぴったりの小ぶりサイズ
null子どものごはんづくりに便利、でいえば、キャンプ料理をたのしむ人たちにも愛用者の多い『LODGE(ロッジ)』の鉄鍋も紹介させてください。いろいろなサイズ、形がありますが、中でも鉄鍋デビューにおすすめしたいのが「ミニワック6.25」という小ぶりな丸鍋。
ブランドサイトによると、こちらは日本別注サイズなのだとか。鋳鉄ですが、重さは片手で持ち上げても負担の少ない764g! 料理や洗い物にもストレスがありません。
蓋は、スキレットカバー6 1/2サイズ(別売)がフィットします。
鉄鍋といえばサビが気になる方もいるかもしれませんが、基本的なルーティンさえマスターしてしまえば大丈夫。
使い終わったら、粗熱が取れてからざっとぬるま湯とたわしで擦り洗い。火にかけて水気を飛ばしたら、サラダ油を薄く表面に塗り、他のフライパンや鍋と同じようにかけて保管します。
この鍋を使ったメニューで、日頃からよくつくっているのがパンプディング。フレンチトーストの要領で、卵液に浸しておいたパンを並べて焼くだけです。
鉄鍋だから、そのままトースターやオーブンに入れられ、上からも香ばしい焼き目がつきます。また、鉄のよさか?ふっくら、ふわふわに仕上がるんですよね。鉄鍋ごとテーブルに出せば、朝から「わ〜!」っと歓声の上がる一品になってくれます。
小ぶりなので、お弁当や一人分の揚げ物をちょっとするにも便利。さらに、蒸したジャガイモ、ホワイトソース、マカロニを入れてチーズをのせてトースターで焼けば、グラタンが。ごはんとカレーの残りを入れて、チーズをかけてトースターでちょっと温めれば、焼きカレーも出来ちゃいます。
アウトドア用のキッチン道具って、豪快な料理が多いからか(丸鶏の煮込みとかBBQとか)「大きい」というイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。
でも実は、一人キャンプや、ちょっと料理をつくるにも便利なアイテムがいろいろあるのです。そんな道具を、休日のたのしみだけにとっておくのはもったいない。外ごはんで活躍するよう機能性も優秀につくられているから、毎日の料理にも取り入れれば、楽しくおいしくしてくれますよ〜!
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote