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「読書感想文」がまだ終わらない…!無理なく3日で終わらせるための5ステップ

夏休みの宿題の進め方には、子どもの個性が出ますよね。コツコツと計画的に進める子、終わり間際になってお尻に火が付く子、大変な宿題を後回しにする子……。いよいよ夏休みが残りわずかとなりましたが、まだ読書感想文が残っている子も少なくないのでは? 今回は、夏休みの親子緊急お助け企画として、読書感想文のサポートマニュアルをお届けします!

読書感想文は、適当には終わらせることはできない“大物”の宿題です。限られた日の中でどのように進めて、親はどのようにサポートしたらいいのでしょうか。

『kufura』が国語講師の吉田裕子さんにご協力頂いた記事をもとに、本選びから清書までの5ステップをお届けします!

STEP1:子どもにとって書きやすい「本選び」のコツは?

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本を選んでいない子は、本選びからスタート! ポイントは、子どもの“読書体力”に合ったものを選ぶことです。簡易すぎるもの、難しすぎるものはできるだけ避けます。そして、大前提は子どもが読みたいと感じていること。

児童向けの図書のジャンルを大まかに「物語」「エッセイ」「伝記」「科学読み物」の4つに分類した場合、読書感想文の方向性はそれぞれ少しずつ異なります。以下の記事ではジャンルごとの方向性について解説しています。

【参考】

子どもの鉛筆がサラサラ進む!「読書感想文」の最初の一歩、本の選び方【親はどうサポートする?夏休みの読書感想文vol.1

STEP2:構想メモで作文の材料を集める

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本を熟読したら、本の内容についての箇条書きのメモを作って、感想文の材料を集めていきます。低学年の子や作文が苦手な子には、「なぜ?」「どうして?」「どんなふうに?」という質問で箇条書きの内容をふくらませていき、文章をつくっていきましょう。

【参考】

原稿用紙に向かう前に!子どもの読書感想文にマストな「構想メモ」の作り方【親はどうサポートする?夏休みの読書感想文vol.2

STEP3:本の「起承転結」を意識してあらすじ作成

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読書感想文には欠かせないあらすじの紹介。子どもの感想文では、特定の一場面を掘り下げすぎてしまう例がよく見受けられるようです。それを避けるためには、ストーリーの核となる部分を見極めて「この本を読んでない人にも内容がわかるように」ということを念頭に、まとめていくようにします。以下の記事では、吉田先生が昔話の『桃太郎』を例にあらすじのまとめ方をレクチャーしています。

【参考】

 あらすじがダラダラの感想文…を阻止!本の魅力を引き出すコツ【親はどうサポートする?夏休みの読書感想文vol.3

STEP4:決まった文字数に合わせて文章をまとめる

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あらすじと感想がある程度まとまってきたら、定められた文字数に合わせて文章を書いていきます。そのとき「マスがたくさん余ってしまう」という事態がよく起こります。そんなときに文章を自然と引き延ばすコツがあります。

 【参考】

うっ…マスが埋まらない!短く終わってしまう作文を上手に引き延ばすコツ【どうサポートする?夏休みの読書感想文vol.4 

STEP5:最後の見直しポイントはココ!

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書き終えた文章は、必ず推敲を。最後は、お父さん・お母さんが“最初の読者”となり、親子で誤字・脱字や原稿用紙の使い方をチェックしていきましょう。そして、読書感想文作成でどうしても忘れられがちな大切なこととは…?

 【参考】

完成まであと少し…読書感想文は「このひと手間」でもっとよくなる【どうサポートする?夏休みの読書感想文vol.5

以上、今回は読書感想文完成までの5ステップをご紹介しました。

まずは、1日目は本選びと熟読。そして2日目は構想メモとあらすじ作り。3日目は文字数カウントをしながらマスのある紙に下書きをして清書。

 こんな風にすればなんとか3日間で終わらせることができるのではないでしょうか。無理のないペースで読書感想文を完成させることができたら、残りわずかな夏休みをのびのびと過ごすことができそうですね。

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