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このおかげで才能が開花した!? 子どもの「絵が上手になったきっかけ」をママ213人に聞きました

お子さんの中には、絵を描くのが得意な子もいれば、苦手な子もいます。「才能がないからしょうがない」と考える人も多いと思いますが、以前はヘタだった子がだんだん上手になったという話も意外とよく聞くので、もしかしたら単に描き方がわからないだけだったり、才能がまだ開花していないだけなのかもしれません。そこで『kufura』では、「子どもが絵が上手になったきっかけ」について、ママ213人に体験談を聞いてみました。

好きなキャラクターなどをマネして描いたこと

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「雑誌などを見ながら、大好きなキャラクターを何度もマネして描いているうちに、自然と絵が上達したように思います」(36歳/主婦)

「好きなキャラクターをネットなどで探して、模写する感じで描いていたところ、だんだん上手に描けるようになってきて、本人もすごく喜んでいました」(53歳/主婦)

「最近、YouTubeで好きなキャラクターの描き方の説明動画を見ながら絵をよく描いていますが、だんだんと上達してきている感じがします」(44歳/総務・人事・事務)

「小さいころは戦隊ヒーローが大好きで、ヒーローの絵ばかりよく描いていました。子どもの好きなように、好きなだけ描かせていたら、いつの間にか絵が得意になっていました」(48歳/総務・人事・事務)

「ポケモンに出てくるいろいろなキャラクターを、本や雑誌などを見ながらマネして描いているうちに、徐々にほかの絵も上手に描けるようになりました」(58歳/主婦)

子どもは好きなキャラクターができると、それを絵に描いたりすることがよくありますが、何度も繰り返し描いているうちに、そのキャラクターはもちろん、ほかの絵もだんだんと上手に描けるようになるというケースが多いようです。子どもが何かキャラクターにハマった際は、それをチャンスと考えて、画用紙とペンを渡してみるといいかもしれませんね。

実物を見るなどしてしっかり観察しながら描いたこと

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「虫取りに行ったときに、その虫を見ながら絵を描かせたのをきっかけに、絵が上手になりました」(38歳/営業・販売)

「実物を見ながら描くことで、例えば木の葉を一枚一枚描くようになったり、影を描くなどして、絵に立体感が出て上手くなったと思います」(57歳/主婦)

「ゾウの鼻を1本の線で描いたり、ウサギの足を5本描いたりしていたので、図鑑などを見ながら絵を描かせるようにしたら、上手に描けるようになりました」(54歳/主婦)

「車が大好きな次男。いつも消防車ばかり描くので、実際に消防署まで消防車を見に連れて行ったら、そのあとから急に絵がリアルになって驚きました」(43歳/主婦)

「家で飼っている犬を見ながら何度も絵を描いているうちに、だんだんと絵が上手に描けるようになりました」(29歳/その他)

絵を上手に描くためには、対象物をしっかり見て観察しながら描くことが大切ですが、子どもが小さいうちはそれに気づかずに、なんとなくイメージで絵を描いていることも多いもの。本人が描きたいと思うものを実際に見せて、観察しながら描くようにさせることで、絵がグンと上手になるようです。

だれかに絵を褒められて嬉しく感じたこと

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「とにかく絵を描くのが好きな子でしたが、絵を描くたびに親に褒められるのが嬉しかったようで、さらにどんどん絵を描くようになり、グングンと上達しました」(42歳/主婦)

「あるときに、子どもの絵を見て『色遣いがきれいだね!』と褒めたら、それからはさらにいろいろな色を使って上手に絵を描くようになりました」(48歳/主婦)

「小さいときに流行っていただんご3兄弟の絵を描いて褒められたことがきっかけで、どんどんほかの絵も描くようになって上達しました。子どもの絵を褒めることこそが、上達のきっかけになるんだなと思いました」(56歳/主婦)

「子どもが小学2年生のときの担任は、とにかくよく褒める人で、子どもたちをその気にさせるのが上手。授業参観で見た子どもたちの絵は、どの子も対象物をよく見て描いていたのが印象的で、自分の子どもの絵の上達ぶりにも驚かされました」(63歳/その他)

「幼稚園の先生からコオロギの絵を褒められて、周りの友だちからも『本物のコオロギみたいで上手!』と言われたのをきっかけに、虫の絵を好んで描くように。それから絵がどんどん上手くなっていきました」(60歳/主婦)

だれかに絵を褒められると、子どもは嬉しくなってさらにどんどん絵を描くようになります。たくさん描けば描くほど、絵を描くことに慣れてだんだん上手になるので、まずは親が子どもの描いた絵をとにかく褒めてあげることが、上達への近道かもしれませんね。

絵の上手な友だちや兄弟に影響を受けたこと

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「幼稚園のとき、絵の上手な友だちとよく遊んでいたら、自然と似たような絵をマネして上手に描くようになりました。『友だちのようになりたい!』という気持ちが、絵の上達につながったのかなと思います」(49歳/主婦)

「幼稚園で友だちといっしょにお絵描きをするようになり、上手な子の絵を見たり、マネしたりしているうちに、上手に描けるようになりました」(37歳/総務・人事・事務)

「お兄ちゃんが描いている絵を見て、自分でそれをマネしているうちに、下の子も絵が上手に描けるようになりました」(49歳/その他)

「あるとき絵の苦手な上の子が、絵の上手な下の子が描くところをじっと見ていたと思ったら、なぜか次から上の子も上手に絵が描けるようになりました。実際に自分の目で見て、絵の描き方を覚えることもあるんだなと驚きました」(57歳/その他)

友だちや兄弟などが描く絵を見たり、マネしていっしょに絵を描いたりしているうちに、自然と絵が上手くなったという子も多い様子。「自分もこんなふうになりたい!」という強い欲求が、絵の上達へとつながっていくようです。

親や先生などから絵に関するアドバイスを受けたこと

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「自分が絵がヘタだったので、子どもはお絵描き教室に通わせることに。そこで絵を描くポイントなどを覚えたようで、上手に絵が描けるようになりました」(85歳/主婦)

「もともと絵を描くことが好きだったので、近所の絵画教室に通わせてみたところ、市の展覧会で賞をもらうくらい上手になりました」(57歳/その他)

「幼稚園で絵を描く際に、先生からいろいろと指導を受けたおかげで、楽しく感性豊かな絵が描けるようになりました」(32歳/その他)

「子どもが描いた絵を見ながら、『ここをこうしたらもっと良くなるんじゃない?』といろいろアドバイスをしていたら、だんだんと上手になりました」(43歳/その他)

「長男は人物を描くのが苦手でしたが、『人のことをよく見て描くように』とアドバイスしたところ、一生懸命に家族を観察しながら、それぞれの特徴を捉えたいい感じの人物画が描けるようになりました」(38歳/主婦)

やはり、親はもちろん、幼稚園や小学校、絵画教室に行くなどして先生から様々なアドバイスを受けることにより、絵は徐々に上手くなるようです。特に幼稚園や学校、絵画教室の先生など、プロのアドバイスは的確でわかりやすいので、子どもも絵を描くためのコツなどをつかみやすいのかもしれませんね。

絵を描くためのなんらかのアイテムを与えたこと

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「トレーシングペーパーを使って、好きな絵をなぞって描いているうちに、自分でもいろいろな絵が上手に描けるようになりました」(31歳/営業・販売)

「上の子に塗り絵をよくやらせていたら、自然と自分で描きたい絵をいろいろ描くようになり、だんだん絵も上達しました」(25歳/その他)

「色鉛筆ではなく色ペンを使わせてみたら、色がくっきりしているのが気に入ったのか、カラフルな絵をいろいろと描くようになり、絵も上手になりました」(36歳/主婦)

「色数の多い色鉛筆を買ってあげたら、物の色に興味が出たようで、現実にある物をよく観察して絵を描くようになり、上手に描けるようになりました」(36歳/その他)

「幼児用の水を入れたペンで絵を描けるマットを買ってから、子どもが毎日そこに絵を描くようになり、絵もだんだんと上手になりました」(39歳/その他)

「赤ちゃんのころにマグネット式のお絵描きボードを与えて、好きなように絵を描いたり消したりして遊んでいたのをきっかけに、上手になったように思います」(51歳/主婦)

絵を描くためのアイテムを与えたことをきっかけに、絵を描くのが好きになったり、上達したというお子さんもたくさんいました。子どもは少しでも興味を持つと、それをとにかくやってみたくなるものなので、まずは絵を描くためのアイテムを用意して、子どもの興味を引くようにしてみるのもいいかもしれませんね。

ほかにもこんなことがきっかけで子どもの絵が上達!

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「私自身が絵を描くことが好きなので、子どもが小さいころからいっしょによくお絵描きをするようにしていたら、自然と絵を描くのが上手になりました」(40歳/主婦)

「子どもといっしょに親もお絵描きをすることで、子どもは絵の描き方のポイントがわかるようになり、自分で上手に絵が描けるようになったと思います」(51歳/主婦)

「私が絵を描くのが好きなので、たまに子どもたちといっしょに“だれが一番上手に描けるかゲーム”をします。子どもたちが勝とうと思って集中して絵を描くことで、徐々に上手に描けるようになってきた気がします」(36歳/総務・人事・事務)

「もともとそれほど絵が上手いほうではありませんでしたが、学校の絵画コンクールで賞を取ったのをきっかけに、丁寧に絵を描くようになって上手になりました」(49歳/総務・人事・事務)

「いろいろな美術館に連れて行って、印象に残る絵を実際に見せたりしたことが、絵の上達につながったのではないかと思っています」(57歳/主婦)

ほかにも絵が上手くなったきっかけはいろいろ。ただ、「特に何かしたわけではありませんが、年を重ねるごとに徐々に上達しました」(32歳/その他)というように、子どもの年齢が上がるにつれて、自然と上手くなる場合もあるようなので、焦らずに見守ってあげることも大切かもしれませんね。

絵は上手でもヘタでも、本人が好きなように楽しみながら描くことがいちばん大事だと思いますが、お子さん自身が「もっと上手くなりたい!」と考えているような場合は、ご紹介した体験談を参考に、絵が上手くなるためのきっかけづくりを積極的にしてみてあげてはいかがでしょうか?

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