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新米は「すだちゴハン」で!米の美味しさを邪魔しない、この時期のごちそう【お米農家のヨメごはん#13】

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こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・11歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載の13回目。

今回は、新米の季節!ならではの土鍋ご飯と、田んぼでの農作業はちょっとお休み、ひたすら新米をお届けする日々についてお届けしたいと思います。

我が家の新米の定番は「スダチごはん」

新米の季節だ!

お米は年々消費量が減っているけれど、それでもやっぱり日本人の食の根幹をなすものだと信じている。信じたい……。信じてもいい……?

以前お客様から、新米を食すのはまるでボジョレーヌーボーを祝うかのようだと言われた事がある。なるほど、ボジョレーヌーボーを楽しむ人は、今はあまり多くないかもしれないけれど、その季節ならではの楽しみという点では同じかもしれない。

瑞々しい新米はやっぱり特別なものだし、どうやって新米を美味しく食べよう、と考えるだけでワクワクする。

新米の美味しさとスダチの香りが、 何とも言えないごちそう!

ここ数年、我が家の新米の定番はスダチごはんだ。見た目も美しく、香りたかく、そして新米の美味しさを邪魔しない、この時期ならではの一品。

新米は、きっちり計量して、優しく洗うようにササっととぐ。

土鍋で炊く場合、1合に対して水は通常200cc、だけど、新米の時期は気持ち少なめにして、30分くらい浸水。塩少々を混ぜて、スダチをギューーーッと絞って軽く混ぜたら炊飯。スダチはお米1合に1個ぐらい使います。

火加減は、最初から最後まで強めの中火で大丈夫。2合なら13分くらい。鍋によって違うので、最初だけ注意して。蒸気が出てきたら火を止めて10分ほど蒸らす。スライスしたスダチを並べて食卓へ!

歓声が上がる事、間違いなし!

お好みで、かつお節とお醤油を添えて。新米の美味しさとスダチの香りが、何とも言えないごちそう!

これに、具沢山の豚汁と、贅沢を言えば昔ながらの糠漬けがあれば、もうそれで、パーフェクトな食卓になること間違いなし。

土鍋で炊く事にまだまだ抵抗を感じる人も多いみたいだけれど、本当に簡単で手軽。炊飯もあっという間。炊飯ジャーを洗うより片付けも簡単。

是非お試しあれ。

身体は大きいけれど、嗜好はまだまだお子ちゃまの娘は、塩むすびが大好き。スダチはちょっぴり苦いみたいで、あまり食べたがらない。

それでも、娘が好きな味より私が食べたいご飯を作ってしまう。こんなに美味しいのに、この美味しさがわからないなんて! 子どもってかわいそう!と、娘の前で幸せをかみしめて、スダチごはんをパクパク頬張る私。

すると、本当に美味しいの?食べてみようかなぁ、今年は食べられるかも?とトライしてみる娘。残念ながら今年もあまり美味しいと思えなかったようだけれど、来年はもしかしたら美味しいと思えるかもしれない。早く、この美味しさがわかるこちらの世界においで!
世界は美味しいもので溢れているよ!!

いよいよ、新米のお届けの季節です

さて、稲刈りが終わって、前回お伝えした乾燥調製という作業と農産物検査も終わって、いよいよ新米お届けの季節だ。

フレコンという大きな袋に入った新米が、事務所横の保冷倉庫に搬入されてきた。9月に入ってからというもの、新米をまだかまだかと心待ちにしているお客様から、たくさんのご注文・お問い合わせをいただいている。

1つ1つのご注文内容を確認して、玄米のまま、または精米して、袋詰めしていく。毎月発行しているお便りや稲穂を添えて、お客様の顔や声やご注文内容を思い出しながら、梱包していく。

新米を受け取ったお客様にも、私たちの事を少しでも思い出してもらえたらいいなという思いで、ブログや紙のお便り、SNSで情報発信を続けている。

お米って味の違いを伝えるのが難しい食べ物だ。でも、どんな人がどんな場所でどんな栽培方法でどんな思いでお米を作っているか。それを少しでも知ってもらった上で新米を食べると、美味しさの味わいが少し変わってくると信じている。

全国に羽ばたいていくお米たち。

毎日たくさんのご注文をいただいて、毎日たくさんのお米を梱包して。忙しい日々だけれど、新米をお届けするという充実感でいっぱいだ。

食卓の前の皆さまが、新米はやっぱり美味しいね!と笑顔になってもらえたら、米農家として、これ以上うれしい事はありません。


濱田さんの作ったお米はこらから→濱田ファーム

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2019年9月末までの記事内の「税込み価格」につきましては、増税前の税率(8%)での価格となっておりますので、ご了承ください。

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