幼稚園は子どもにとって初めて学ぶ「教育」の場
null小学校に入学すると、座学で国語や算数を学ぶ“お勉強”が始まります。しかし、幼稚園も実は学校教育法にもとづく「学校」です。3歳から小学校入学前の子どもは、全国どこでも共通の教育課程に基づく教育が受けられることになっています。
幼稚園の教育とは、遊びを中心としたもので、この時期に思い切り遊ぶことで、その後の学びや創造性が豊かになるといわれています。
実際に、幼稚園に通うお子さんをもつママの声を聞いても、教育の基礎が学べることに満足している人が多いようです。
「教育のベースがちゃんとできている」(36歳/主婦)
「小学校入学時に集団行動。座学。文字が困らない」(35歳/公務員)
「教育、体づくりの充実」(41歳/主婦)
「教育方針が明確」(41歳/主婦)
「教育がしっかりしている。礼儀作法もしっかりと教えてくれる」(44歳/主婦)
など、教育の側面からは高い評価を得ていて、小学校に入る前の基礎づくりに満足しているようです。
幼稚園ママが感じた「幼稚園のいいところ」とは?
nullママから離れて初めての集団生活。ちゃんとお友達ができるだろうかと心配をしている方も多いと思いますが、
「友達がたくさんできる、課外教室がある」(43歳/主婦)
「お友達ができたこととおうちではできないことをさせてもらった」(46歳/主婦)
「友達がたくさんできたり、遠足やお泊り保育など、家ではなかなか経験できない体験をたくさんすることができた。道具の使い方や、物を作る楽しさなどもたくさん学んだと思う」(34歳/主婦)
と、友達をたくさん作って、家ではなかなかできない学びを、楽しみながらしている子どもが多いという声が多数挙がりました。
幼稚園は午後の早い時間に終わるので、その後をどう過ごすかは幼稚園ママの悩ましいところですが、習い事に関しても、
「幼稚園で習い事ができた」(48歳/主婦)
という声も。
また、幼稚園には様々なイベントがあり、母親の出番が多い傾向がありますが、
「お母さん同士の結束、協力がある。行事にも保護者が協力的」(35歳/主婦)
「行事が多く一緒に楽しむことができる」(30歳/主婦)
など、親子一丸となって過ごす時間も充実している様子が窺えます。
ここが辛かった…幼稚園生活
nullでは、幼稚園生活のデメリットを聞くと、多くの人が回答してくれたのが、
「預かり時間が短い」(37歳/主婦)
という声でした。
預かり時間が短いことから派生したデメリットとしては、
「朝行ったなぁと思ったらすぐ帰るので買い物にも行けなかった」(41歳/主婦)
「預かってくれる時間が短いので、用事がはかどらない」(45歳/主婦)
「預かりの時間が短いので働けない」(38歳/主婦)
「預かり保育が充実していなかった。長期休暇が長い」(41歳/主婦)
「仕事に就きたいがパートでないと難しい」(43歳/主婦)
「時間が短い。延長は高い」(45歳/主婦)
と、仕事をしづらいことや、長時間を要するような用事が難しいという意見が出ました。
また毎日のように顔をあわせることになる“ママ友”については、
「ママ友との付き合いが面倒だった」(49歳/主婦)
「ママ友との付き合いが大変」(43歳/その他)
「融通が利きづらく親付き合いがめんどくさかった」(36歳/その他)
などの辛口な意見も。
また、授業料については、
「金額が高いこと」(48歳/主婦)
「お金がかかる」(41歳/主婦)
という意見が見られました。
筆者は、子どもたちを、1〜2歳を保育園、その後、3歳から幼稚園に通わせています。保育園時代には、長めの仕事もできましたが、現在は、仕事の時間を都度確認し、年間の幼稚園の行事は、母親が参加するべきところは、先に予定に入れておいています。
やはり保育園よりは“働く”ことに関して調整が難しいのは否めませんが、子どもたちが楽しそうに園生活を送っている点に関しては、満足しています。
では次回は、アンケートで聞く保育園のメリット・デメリットを見ていきます。