始めたはいいけど…1年続かなかった習い事は?
null「子どもが1年続かなかった習い事」の上位5位は以下の通りです。
5位:「そろばん」・・・4.7%
4位:「柔道・剣道」「ダンス」「体操」「英語・英会話」・・・5.9%
3位:「学習塾」・・・8.2%
2位:「ピアノ・エレクトーン」「サッカー」・・・10.6%
1位:「スイミング」・・・27.1%
習い事の定番「スイミング」「ピアノ・エレクトーン」「サッカー」が上位を独占という結果になりました。中でも「スイミング」は2位以下を大きく引き離し、断トツの1位。
周りで習っている人も多く始めやすいのかもしれませんが、思うように上達できなかったり、合わずに辞めてしまう子も多いのかもしれません。
逆に「学習塾」「英語・英会話」「そろばん」など、学習系の習い事の辞める率が低いのは意外でした。
辞めるか続けるか…決定打になったのは?
nullでは、なぜ続かなかったのでしょうか。
具体的に「続かなかった理由」をみていきたいと思います。
5位:「学校などのスケジュールと合わなくなった」・・・5.9%
4位:「他の習い事で忙しくなったから」・・・8.2%
3位:「子どもが勝手にさぼっていたから」・・・10.6%
2位:「なかなか上手くならなかったから」「月謝が高かったから」・・・14.1%
1位:「子どもが行くのを嫌がったから」・・・37.6%
4位、5位は時間的な問題でした。これは学年が上がるほど部活やクラブなど学校の用事も多くなり、習い事や塾を複数始める子が増えるため、やむを得ず辞めるケースがあるのかもしれません。
2位「月謝が高かったから」は金銭的な理由でした。確かに毎月の月謝もばかにはなりませんよね。同率2位の「なかなか上手くならなかったから」と合わせ、一定期間が経ったら、自分の子どもに合ってるのかどうか判断する家庭も多いようです。
そして1位は「子どもが行くのを嫌がったから」。これが約4割という結果でした。やはり最終的に続けるか、辞めるかは本人のモチベーション次第。行きたくない子どもを無理やり通わせるのは親にとってもストレスですよね。理由を聞き、解決策を提案しても状況が変わらない場合は、辞めるという選択をする方も多いようです。
習い事を辞めるタイミングはやはり悩ましいもの。とはいえ、子どもに何が向いているかどうか分からないからこそ、“とりあえず始めてみる”は、可能性を探るよいきっかけにもなります。期待しすぎず、子どもの様子に目を配りながら取捨選択していくことが大事なのかもしれませんね。
文/鳥居優美