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【俳優ときどき会社員。 眼鏡太郎の新米パパ日記 #11】きばいやんせ!私!

話題の映画『きばいやんせ!私』(3月9日全国公開)に出演するほか、NHK Eテレ『シャキーン!』『コードな会議』など幅広いフィールドでも活躍中の俳優・眼鏡太郎(がん きょうたろう)さんの連載【俳優ときどき会社員。 眼鏡太郎の新米パパ日記 】。

2歳の子どもをもつ新米パパが、とまどったり、嬉しくなったり反省したりしている、そんな毎日の暮らしの色々を、眼さん本人が描いたイラストとともにお送りします。今回は、息子くんが映画のポスターの中のお父さんを見つけてくれた、というエピソード。働いている姿を子どもが認めてくれるのって、嬉しいものですよね。

撮影で3週間離れ離れ。久々に会う息子はちょっとたくましくなっていた

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少し前の話ですが、去年の春は『きばいやんせ!私』という映画の撮影で、約3週間、鹿児島にいました。

当時息子は2歳になったばかりで、イヤイヤ期みたいなものが少し始まり、ちょっと不安定な時期。そんな中での父の初めての長期不在でした。

鹿児島滞在中、はじめのうちはFace Timeで顔を見ていたのですが、顔が見れることで逆に「パパ、なんでうちにいないの~」と泣いてしまい、Face Timeは断念。主に妻を介して、息子の様子を伺う毎日でした。

最初はお互いにちょっと寂しかったのですが、そのうち、息子は父のいない状況に、父は息子のいない状況に慣れ、父は一時的に一切の家事育児から解放され、俳優のことだけ(あと、芋焼酎を飲むことだけ……)考えて毎日を送るという、とても贅沢な時間を過ごすことができました。

鹿児島から帰るころには、妻曰く、息子は徐々に精神的にも安定しひとまわり大きくなったかもとのこと。実際に、3週間ぶりで会う息子はちょっとたくましくなっていた気がしました。

その映画の公開が今年の3月9日に決まり、このほどチラシが届きました。そのチラシを息子に見せたら、「お、おとうさんだー!」と驚きとともに、父の姿を見つけてくれました!  近頃は、毎日そのチラシを見ては、「お、おとうさんだー」と喜んでくれます。涙。

パパお仕事も頑張るからね!  息子が父の出演映画を観るのは、まだ先のことですが、息子に誇れる仕事をしたいなあと思います。

きばいやんせ!私!(「きばいやんせ」とは鹿児島弁で「がんばれ」の意味です)


眼鏡太郎さんが出演する映画『きばいやんせ!私』は3月9日公開!

<STORY>東京での生活に精神的に疲れていた女子アナの児島貴子は、取材で幼少期を過ごした鹿児島県南大隅町を訪れることに。最初は嫌々ながら取材を続けてたが、町の人々と触れ合っていくうちに、仕事の向き合い方や生き方に変化がーー。

映画『百円の恋』の武正晴監督と脚本・足立紳コンビが再びタッグを組んだ話題作。出演者は夏帆、太賀 ほか。

▶︎公式HP

眼 鏡太郎 (がん きょうたろう)

1977年1月4日生まれ、岩手県出身。東京学芸大学教育学部美術科卒業。2001年よりケラリーノ・サンドロヴィッチ率いる劇団「ナイロン100℃」の劇団員として活動中。2018年話題の映画『カメラを止めるな!』にも出演。現在は、 NHK Eテレ『シャキーン!』『コードな会議』にレギュラー出演中の、2019年3月9日には映画『きばいやんせ!私』が全国公開予定。Facebook :眼 鏡太郎 twitter:@gankyotaro 所属劇団:ナイロン100℃ 所属事務所:バウムアンドクーヘン

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