7割が子どもの自転車送迎で「ヒヤリ」の経験あり
null子どもの送迎には自転車のほかに徒歩、ベビーカー、園バス、電車・バス、自動車といった手段がありますが、自転車で子どもの送迎を日常的に行っている女性は、117人中34人。
そのうち、25人が「自転車を使った子どもの送迎の際に“危ない”と感じたことがある」と回答し、その割合は7割を超えています。
また、近年増加している電動アシスト自転車でも、子どもがいる・いないにかかわらず、3人に1人が危ないと感じた経験をしています。子どもの送迎は毎日のことだからこそ、徹底した安全対策が必要です。
雨の日、段差、バランス崩し…ママ達が実際に経験した危険は?
nullそれでは、ママ達は具体的にどんなときに危険を感じているのでしょうか。
自転車送迎をしている34人の女性に、子どもの送迎の際に「危ない」と感じたことを教えてもらいました。
「夜道でアスファルトの割れめを見逃し、乗り上げて大きくバウンド、勢いよく転倒するところだった」(37歳・その他)
「雨上がりに自転車で子どもを乗せて走ってたら滑って転んだ。子どもはヘルメット、シートベルトをしてたから軽くすんだ」(36歳・主婦)
「人が道いっぱいに歩いているとき」(43歳・公務員)
「車道の左端を走っているのに逆走して来た自転車がいて追突されそうになった」(29歳・主婦)
「後ろに子どもを乗せた状態で、自転車から少し離れたすきに自転車が倒れてしまった」(46歳・主婦)
「子どもを後ろに乗せるとバランスが取りづらいので人や自転車とすれ違う時によろけそうになったことがある」(47歳 ・主婦)
「後ろに乗っている子どもが他の子を見つけて手を振るのでバランスを崩して落ちそうになった」(36歳・主婦)
道路には段差、バランスを崩して転倒、人や自転車との接触など、様々な危険がひそんでいます。
「実はやっている人多数!“子ども乗せ自転車”危ない運転と起こりがちな事故」でお届けしたように、原則自転車は左側通行ですが、右折時に右側通行をしている自転車の割合は7割にのぼるという調査結果もあります。車両や歩行者との接触事故を防ぐために気をつけましょう。
また、電動アシスト自転車の場合には、急な加速によって転倒するリスクも想定されます。
自転車送迎デビューのパパ・ママに先輩ママからのアドバイス
null続いて、日常的に自転車を使用している先輩ママから子どもの送迎の際に気をつけたほうが良いことについて、アドバイスをもらいました。
「転倒しても大丈夫なようにヘルメットはしっかり装着し、シートベルトも確実にすることが大切。あと、後ろ乗せで子どもが暴れると危ないので小さいうちは前乗せの方が安定するし、見えるので安心だと思います」(47歳・主婦)
「子どもを乗せたまま離れない」(46歳・主婦)
「自転車の定期点検は必ず行って」(38歳・主婦)
「雨の日の傘さし運転をしないように」(39歳・主婦)
ヘルメット・シートベルトについては、34名中18名の方が言及しています。
「抱っこひも乗車も?今すぐやめるべき“子ども乗せ自転車”危険行為6つ」でお届けした通り、雨の日にはいつもより危険度が増しています。傘差し運転は絶対にやめましょう。
今回は、子ども乗せ自転車の”ヒヤリ体験”と、先輩ママからのアドバイスをお届けしました。
あわてているときこそ安全対策を怠りがちになります。「安全第一、時間は第二」を心がけて、快適な自転車ライフを送りましょう。