いちご&グラニュー糖、2食材だけで本格的な味わいに
null今回は、旬の「いちご」を使ったちょこっと漬けをご紹介。
「小粒のいちごを使って、ゴロッと果実感を味わえるコンフィチュールを作ります。ジャムのようにコトコト煮詰めず、電子レンジで手軽に作れるのがいいところ。スイーツにちょっと彩りを添えたい時に、サッと作れて便利ですよ」(以下「」内、沼津さん)
【材料】(作りやすい分量)
いちご・・・100g
グラニュー糖・・・大さじ1
【用意するもの】
保存容器・・・1個
【作り方】
(1)いちごのヘタを取る
いちごはさっと洗って水気を拭き、ヘタを取ります。
「ゴロッとした食感を楽しめるよう、いちごは小粒を選んで。大粒のいちごの場合は半分に切ればOKです」
(2)グラニュー糖をまぶす
耐熱容器に入れ、グラニュー糖を振りかけ、全体にまぶします。
「レモン汁は使わず、今回は砂糖だけで作ります。基本、砂糖は何でもよいのですが、グラニュー糖を使うと甘味がよりまろやかに。分量は、いちご100gに対してグラニュー糖大さじ1が黄金比。覚えやすい分量にしているので、たくさん作る時も計算しやすいですよ」
(3)600Wの電子レンジで1分半加熱する
水分が飛ぶよう、ラップはせずに600Wの電子レンジで1分半加熱します。
(4)保存容器に入れ、冷蔵室で30分以上置く
粗熱が取れたら、冷蔵室でよく冷やします。
「レンジで加熱すると水分がたっぷり出て、おいしいソースに早変わりします。さらに漬けると旨味がまろやかになって、おいしさアップ!」
(5)できあがり!
レアチーズケーキやアイスクリームにかけるなど、甘酸っぱいソースとして大活躍! 保存期間は冷蔵で約10日間と長持ち。保存の際は清潔な保存瓶に入れ、使う時は清潔なスプーンを使用してくださいね。
食べてみると、甘酸っぱいソースがさわやか! 甘すぎず、いちごの酸味がほどよく残っているので、果実感をしっかり味わえます。電子レンジで驚くほど簡単にできるので、ケーキやアイスなどにちょっと彩りを添えたい時にとっても便利。
「ヨーグルトや生クリームに混ぜて凍らせたり、ゼラチンを加えてゼリーにしたり。牛乳と混ぜればいちごミルク、炭酸で割ればいちごソーダになります。ホットケーキに混ぜて焼いたり、スパイスと合わせて肉料理に合うソースにしてもおいしいですよ。いちごの酸味が残るよう甘さ控えめにしているので、いろいろな料理にアレンジしやすいのもポイントです」
デザートから肉料理まで幅広く使えるいちごのコンフィチュール。とっても簡単なので、いちごがおいしい季節にぜひ試してみてくださいね。
次回は、「大根の皮」をちょっと変わった漬け物にしちゃいます!
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu
取材・文/岸綾香