体も頭も「朝ヨガ」でシャキッと目覚める!
nullインド発祥の修行法であるヨガには様々なスタイルがあり、今回教えてもらうのは若松由貴子さんが教える「ハタヨガ」という種類のヨガ。(「ハタヨガ」についての詳しい説明はこちらをご覧ください。【おうちでヨガレッスン#1】「片鼻呼吸法」で自律神経を整え、忙しい私の心身と向き合う)
自身も2児の母として、仕事に育児に忙しい若松さんが、kufuraのためにオリジナルで、シャキッと体が目覚める「朝ヨガ」を考案してくれました。
「これから始まる1日のために、呼吸と共に全身を目覚めさせます。体の中や、頭の中、心の中までをバランスよく整えることができるので、朝に行うと、スッキリと気持ちよく1日をスタートさせることができます。
朝の新鮮な空気を自分の中に取り込み、心地よい呼吸の中で行いましょう」(以下「」内、若松さん)
今回の企画は、動画を流しながら、若松さんの動きと声に合わせて、一緒にヨガを体験できるようになっています。忙しい朝ではありますが、いつもより少し早く起きて自分と向き合える時間を作り、早速試してみましょう!
朝ヨガ1:山のポーズ「ターダ」で朝の空気を取り込む。
null今回の朝ヨガでは、全部で5つのポーズを行います。若松さんがゆっくりと導いてくれるので、無理のない心地よい範囲で行ってください。
「まず、立位の基本となる山のポーズ『ターダ』から入ります。両足を揃えてまっすぐに立ち、自分の呼吸に合わせて両手を上げたり下ろしたりしていきます。両手をゆっくりと動かしながら、その際に、朝の新鮮な空気を胸の奥までたっぷり吸い込みましょう。自分の呼吸をしっかり感じること、それ自体が体を目覚めさせる準備運動になりますよ」
こちらのポーズは、呼吸器系の内臓機能を高め、神経伝達の促進に繋がるそうです。
朝ヨガ2:立位前屈のポーズ「ウッターナ」で血行促進。
null「次に行う立位前屈のポーズ『ウッターナ』には、頭を上げたり下げたりする動きがあり、なかでも頭を下げる動きは全身の血行促進を促します。こちらも自分の呼吸をしっかり感じながら、一定のリズムで行ってください」
こちらのポーズは、全身の血行促進、背面の柔軟性の向上に繋がります。
朝ヨガ3:三角のポーズ「トリコナ」で内臓機能を高める。
null「三角のポーズ『トリコナ』は、ヨガの中でも代表的なポーズ。きっと見たことがある人も多いと思います。このポーズは、体の左右のバランスを整えるのにおすすめ。こちらも頭を下げる動きがあるので、全身の血行促進に繋がります。体が大きく開くポーズなので、朝行うと気持ちいいですよ」
こちらのポーズは消化器系の内臓機能を高め、全身の血行促進に繋がるそうです。
朝ヨガ4:猫のポーズ「マールジャーラ」で自律神経を調整。
null「猫のポーズ『マールジャーラ』は、四つんばいになって、まさに猫のように背中を丸めたり、反らしたりするポーズ。寝ている間に凝り固まった背骨を柔らかく動かすのがポイントです。神経がたくさん通っている背骨を柔軟に動かすことで、神経伝達をスムーズにし、自律神経の調整へと繋がります」
こちらのポーズは背骨の柔軟性の向上や、神経伝達をスムーズにし、自律神経の調整に繋がります。
朝ヨガ5:魚のポーズ「マツヤアーサナ」で1日を活動的に。
null「最後に魚のポーズ『マツヤアーサナ』で、脳を活性化し、活動的に動くためのスイッチを入れます。仰向けになって行い、最後は全身の力を抜いてポーズから離れ、体がリラックスして解放されるのを感じてください」
こちらのポーズは脳の活性、冷え性や喘息の改善、ホルモンバランスや自律神経の調整に繋がります。
「朝ヨガ」いかがでしたか? 平日に行うのが難しければ、まずは休日少し早めに起きて行ってみるのもおすすめです。気持ちよく1日を始めるために、朝はとっても大事な時間。ぜひ「朝ヨガ」で体のスイッチを入れて、元気に1日をスタートさせましょう。
次回は、体をリラックスさせて良質な睡眠がとれる「夜ヨガ」を紹介します!
【取材協力】
若松由貴子
東京・南青山にある、日本人女性として初のアシュタンガヨガ正式指導資格者となった吉川めい主宰のコンセプトスタジオ『veda』所属。2016年にadidas Training Academy『ADIDAS YOGA』トレーニングコースを修了し、以降、アディダスジャパンのスポーツコミュニティ『MeCAMP』のメイン講師を務める。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。年に一度インドに渡り、伝統的なヨガの精神をもとに、現在も学びを深めている。
取材・文/岸綾香