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【おうちでヨガレッスン#1】「片鼻呼吸法」で自律神経を整え、忙しい私の心身と向き合う

インド発祥の修行法から生まれたヨガは、心と体を整え、美容やダイエットにも繋がるとあって女性たちの間で人気ですが、子育て世代のママたちはなかなかスタジオに通ってレッスンするのは難しいですよね……。

そこで、ヨガを中心とした様々なライフスタイル改善プログラムを提供する『コンセプトスタジオveda』(東京・南青山)とkufuraがコラボして、自宅でできるヨガレッスンの連載企画をスタート!

まずは、ヨガの基本の呼吸法である「片鼻呼吸法」(ナディ ショーダナ)を実践。早速、動画を見ながら、一緒に体験してみましょう!

呼吸をしっかり感じながら、自分の心と体と向き合う。

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インド発祥の修行法であるヨガには様々なスタイルがあり、今回紹介するのは「ハタヨガ」という種類のヨガ。『veda』でも透明感のある存在感で抜群の人気を誇る講師、若松由貴子さんに教えてもらいました。

この連載を始めるにあたり、ヨガ初心者であるkufura編集部スタッフは、夏の間『veda』に通って、実際に様々なヨガを体験させてもらいました。その中で、初心者である私たちに無理なくフィットしたのが、こちらの「ハタヨガ」でした。

「“ヨガ”とはサンスクリット語で“ユジュ”。これは“繋ぐ、統合”という意味があります。

自分の肉体を使って動いていくヨガですが、なかでもハタヨガは、体をいためつけるような無理はせずに、自分自身が自らのいちばんの理解者になりながら行うことを大切にしています。自分の心、体、呼吸の状態をしっかり繋いで、自分のためのヨガを行いましょう」(以下「」内、若松さん)

その言葉通り、自分の呼吸を静かにしっかりと感じながら、若松さんが無理なく導いてくれるので、75分のレッスンが終わった時には、頭と心がスッキリしてリフレッシュできたのを実感できました。

特に私が今でも覚えているのが、若松さんのこちらの言葉。

「日常の考え事などの意識を、今だけマットの外側に置いて、マットの中では自分と向き合い、自分のことだけを考えてあげてください」

自分の呼吸に静かに耳を澄ませ、呼吸だけに集中していると、自然と無心になり、“何も持たない”自分だけの時間を感じることができました。

今回の企画では、動画を流しながら、若松さんの動きと声に合わせて、一緒にヨガを体験できるような作りになっているので、ぜひおうちで試してみてください。今回教えてもらった片鼻呼吸法だけでも、心と体が整うのを感じることができるはずです。

片鼻呼吸法『ナディ ショーダナ』の行い方

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今回の動画では、「片鼻呼吸法」(ナディ ショーダナ)について教えてもらいました。「ナディ」とはサンスクリット語で、私たちの中心にある「気の通り道」のことをさします。「ショーダナ」には「浄化」という意味があります。

この呼吸法は、片鼻ずつ呼吸を行うことで、左右のバランスを整え、自律神経の調整、全身の浄化へと繋げます。若松さんがゆっくりと導いてくれるので、耳を傾けながら心地よい範囲で行いましょう。

(1)胸の周りを柔らかくして背筋を伸ばし、あぐらをかくようにして座る。両手の重みを両膝に預け、手の平は上でも下でも落ち着く方を選んで置く。

「片鼻ずつゆっくりと呼吸をし、体の真ん中に呼吸を流していくので、背筋を伸ばして行うことがとても重要です。背中が丸まりやすい人は、ブランケットなどをお尻の下に敷いて行うといいですよ」

(2) 右手の人差し指と中指をつけて、親指を外に出し、薬指と小指は曲げる。そのまま人差し指と中指を眉間に当てる。今ある息を両鼻からすべて吐き出す。

(3)親指で右の鼻を押さえて、左の鼻から息を吸う。

(4)両鼻をつまんで息を止める。

(5)薬指で左の鼻を押さえて、右の鼻から息を吐く。右の鼻から息を吸う。

(6)両鼻をつまんで息を止める。

(7)親指で右の鼻を押さえて、左の鼻から息を吐く。(3)に戻り、繰り返す。それぞれ、吸う、吐く、止める時間は5秒を目安に4〜5往復行う。

(8)全部息を吐き切ったら、右手を右膝の上に戻す。コントロールしない両鼻での呼吸を味わう。

「最後に、コントロールしていた呼吸を解放し、両鼻で自由に呼吸が流れる感覚をしっかり味わいましょう」

「こちらの片鼻呼吸法は、1日の中で心を落ち着かせたい時、集中力を高めたい時などにおすすめです。日常の無意識な呼吸を意識的な呼吸に変えて、心身を整えましょう」

いかがでしたか? 心と体がスッキリしたのを感じることができたでしょうか。

働き盛りの女性は、仕事に家事に育児に疲れ、無意識のうちにストレスを感じているかもしれません。職場の人間関係や家族のこと、自分が普段外側に向けている意識を束の間忘れて、自分のことだけに向き合ってみる。そんな時間を日常の中に持つことができると、もっと気持ちよく穏やかに過ごせるのかもしれません。

次回は、1日を元気にスタートさせる「朝ヨガ」をご紹介します!

【取材協力】

若松由貴子

東京・南青山にある、日本人女性として初のアシュタンガヨガ正式指導資格者となった吉川めい主宰のコンセプトスタジオ『veda所属。2016年にadidas Training Academy『ADIDAS YOGA』トレーニングコースを修了し、以降、アディダスジャパンのスポーツコミュニティ『MeCAMP』のメイン講師を務める。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。年に一度インドに渡り、伝統的なヨガの精神をもとに、現在も学びを深めている。

 

取材・文/岸綾香

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