股関節の回旋が腸腰筋も刺激。くびれ出現の嬉しい効果も。
null股関節は上半身を支え、下半身の稼働を司る、体の中でもっとも大きな関節。立つ、歩く、座る、走るといった人間の基本動作を担う非常に重要な部位です。
股関節が姿勢の歪みや運動不足が原因で硬くなって可動域が狭まると、血行不良や体の歪みで冷え、肩凝りや腰痛を引き起こし、新陳代謝が低下して太りやすい体になってしまいます。また、筋肉の付き方も歪み、いわゆる“かた太り”の要因にも!
脚の付けを意識して下半身を回旋すると、硬い股関節が次第にほぐれ、滞っていた血流やリンパ液の流れも改善。老廃物も流して代謝もUP。さらに、腸腰筋(腸腰筋)が刺激されてインナーマッスルを強化するため、ウエストの引き締めにもつながります。
基本の呼吸姿勢「ドローイン」のやり方
nullお腹にグッと力を入れて凹ませたまま行う呼吸です。体幹を鍛えて正しい姿勢を維持します。
(1)お尻をキュッと締める。
(2)息を吐きながらお腹が凹んだ状態をキープ。
(3)深く吸って、細く長く吐く呼吸を続けます。
回しているうちに可動域も拡大!「股関節リセット体操」
null(1)仰向けに寝てつま先を伸ばす。ドローインしながら右足を90度に曲げて持ち上げる。腹筋を使って骨盤を固定し、背筋をまっすぐにセット。
(2)腰と床の間に手が入るくらいのすき間があることを確認し、呼吸を続けながら、膝で大きく円を描くようにゆっくりと外向きに回す。10回やって左足に変えて10回。両足行って1セット。2セット程度行う。
POINT
足を回すときに、骨盤が一緒に動かないように注意。つま先をピンと伸ばしたまま股関節が開いていることを感じながらゆっくりと回す。
「最初は開かなくても、続けているうちに股関節のほぐれを実感できるようになります。ゆっくりとした呼吸を止めず、お腹を床に押しつけるような意識で、骨盤が一緒に動かないよう正しい姿勢で行ってください」(Sachiさん)
【取材協力】
Sachi・・・オリジナルプログラム「ボディデザイン」をベースにインナーマッスルトレーナーとして活躍。また、モデル、ダンサーとしての一面も。2015年に女児を出産。その経験を活かし、産後のボディバランス改善エクササイズを東京都内各地のスタジオにて開講中。http://www.sachifitness-latin.com
【衣装協力】
Reebok https://reebok.jp
Top: 8,629円、Bottom: 7,549円、Shoes:9,709円(税込)