におい対策はしたいけれど香るのは嫌でした
nullお店や遊びに行った友人宅がよい香りだと「すてきだな」と憧れ、いろいろな消臭・芳香スプレー、置くタイプの消臭・芳香剤、お香などを試してきました。でもなぜか、しっくりこなかったのです。
考えた結果、においは消したいものの香るのが苦手と悟りました。その香りがいくら好きでも、長く嗅いでいるとクラクラしてしまうのです。しかもわが家は犬もいるので、あまり香りがキツいとかわいそう。
何かよいものはと探していたときに、センスのよい友人が紹介してくれたのが除菌・消臭スプレーの「NIOCAN(ニオキャン)」です。
京都の製薬メーカーが手がけているそうで、まずはデザインにぐっときました。モノトーンで、シンプル。家中どこに置いてあっても悪目立ちしなさそう! 詰め替え用も、おしゃれな飲み物?と思うような見た目です。
友人宅も、わが家と同じく犬がおり、2歳児の子育て真っ只中。曰く「ニオキャン」は、天然精油由来の消臭・除菌スプレーで、安心な成分でありながらしっかりとにおいに作用して、無臭にしてくれるというのです。
ほんとう?と思いつつ、友人が「トイレにあるから試してみて」というので、用を足した後でシュとしてみると……き、消えた〜〜!消えたよ!しかも、レモンやベルガモットなど天然精油の香りがほのかにしつつも、サーッと無臭になっていく……。これはと、すぐさま入手しました。
いまではトイレはもちろん、朝いちばん寝室のこもったにおい対策、玄関の靴のにおい、犬のトイレまわり、リビングで焼肉をたのしんだ後、ごみ箱など。とにかくンッ!?と感じたらシュシュッ。
家中のにおい対策がこれ1本で完結するようになったので、たくさんあった消臭・除菌グッズは「ニオキャン」だけに絞りました。
ちなみに気持ちの問題ですが……感染症予防対策にも使っています。2023年12月は家族が風邪やらインフルエンザやらでバタバタと倒れ、周囲でも体調を崩す人が続出。1日たりとも休めなかったため、帰宅したら天井に向かってシュッとひと噴きしてその下を潜ってみたり、ゴホゴホ咳き込む家族と一緒の空間ではマスク&定期的な換気に加えて、シュシュッ。おかげさまで無傷で今に至ります。
生ごみは「野田琺瑯」のストッカーへ
nullもう一つ、信頼する別の友人をマネして導入し、2023年の買ってよかったものに堂々ランクインしているのが「野田琺瑯」の「琺瑯ポット 14cm」です。
これは、保存容器ブランド「野田琺瑯」で、昔から愛されているアイテム。お味噌やぬか漬けなどの保存から、小さなごみ箱としても活用する人も多いのだとか。というのも、ふたがあるのでにおい漏れが少なく、 本体にふちがあるので袋がひっかけやすく、琺瑯(ほうろう)はガラス素材なので洗えます。
わが家でもキッチンで出る野菜くずや生ごみの一時置きに活用しています。組み合わせているのは「matsukiyo」の「厚くて丈夫なキッチン用ポリ袋 マチ付き 100枚入り」。この袋は料理の下味付けや野菜の保存などに使っていたのですが、ふと入れたらぴったり。水分も漏れないので、ドリップしたコーヒーかすや下処理した魚のもろもろなどを入れてもストレスがありません。
そうそう『だいどこ道具ツチキリ』の受け売りですが……金属の表面にガラス質の釉薬を焼きつけた「琺瑯(ほうろう)」素材は、酸、塩分に強い耐久性をもち、汚れやにおいがつきにくいんですって! だから生ごみを入れるのは、理にかなった使い方というわけです。
ものが溢れるいまの時代だからこそ、一つひとつお気に入りを見つけて、お気に入りだけに囲まれた空間を目指す。2024年はそんな年にしていきたいと考えています。
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote