貯まる人と貯まらない人は、献立を決めるタイミングが違う!
null食は毎日のこと。だからこそ、日々のちょっとした意識と習慣の差が、食費に大きく影響します。
予算を守り、貯蓄をスイスイ進める人は、どんな食習慣を心がけているのでしょうか。
今回は、働く主婦280人に家計や生活行動について行ったアンケート(調査実施:カクワーズ/概要は下部参照)の調査結果から、貯まる人と貯まらない人の違いのひとつである、「献立を決めるタイミング」についてご紹介したいと思います!
データ1:働く主婦の4分の3は、献立を当日決めている
null献立を決めるタイミング(働く主婦全体280人)
Q:あなたが、夕食の献立を決めるのは、一日の中でいつが多いですか?
献立を決めるのはいつが多いのかを調査したところ、働く主婦全体(280人)で最も多かったのは「前日までには決まっている」(24.3%)でした。ほぼ4人に1人は前日までには献立を決めています。
しかし、グラフをよく見てみると、「朝〜午前中」「昼食どき」「午後」「夕方〜夕食を作る直前」など、ほぼ均等に分散。1日の中でどの時間帯が多いということはなく、大きな特徴はありません。
働く主婦の献立を決めるタイミングを大きく捉えると、前日までに決める派が4分の1、当日決める派が4分の3(その他含む)といえそうです。
データ2:貯まる共働きは、「前日までに」決めている!
null献立を決めるタイミング(年間貯蓄額別)
次に、年間の貯蓄額が100万円以上の「貯まる共働き」と、100万円未満の「貯まらない共働き」とで比較。グラフをみると、両者の傾向は、はっきり異なっていることが見て取れます。
まず、貯まる共働きは「前日までには決まっている」が36.6%。貯まらない共働きの同15.7%の倍以上と、その差は歴然です!
「朝〜午前中」17.2%を含めると、半数以上が遅くともその日のお昼までに決定しており、比較的早い段階で献立を決めていることがわかります。
一方、貯まらない共働きは「午後」26.5%、「夕方〜夕食を作る直前」11.8%と、夕食が近づいてから決める割合が高め。献立を決めるタイミングが、貯まる共働きと比べて遅いのは明らかです。
帰宅後に冷蔵庫をのぞきながら、「今日は何にしようかなぁ」と考えることが多い人は、要注意ですね!
献立を早く決めておく習慣が自炊をラクにし、「とりあえず」のムダ買いも減らします
null実際に、貯まる人への取材をしてみても、献立を当日の夕方ギリギリになって決めている人はまずいません。「疲れている夕方に献立を決めるのはすごく負担。そのせいで調理が面倒になり、惣菜や外食に走ってしまう」と、献立を決めないことが余計な出費につながると口を揃えます。
献立が決まっていないと、帰りがけの買い物も「とりあえず」「使うかも」「念のため」でカゴに入れる商品が多くなりがちに。当然レジで払うお金も、毎回少しずつ多くなります。また、多めに買ってしまうと結局使いきれずに賞味期限が切れたり、傷んだりしてムダになることも少なくありません。
早めに献立を決めていれば、こうしたムダを減らせるだけでなく、使う食材を前もって冷凍庫から出して解凍したり、朝食のついでに野菜を切ったりなど、準備が可能に。疲れている夕方もスムーズに調理に入れるので、自炊がラクに続き、食費を自然と減らせます。
実際、前回ご紹介した貯まる人の朝の過ごし方(朝、洗濯をする人は…貯まらない!? 貯まる人と貯まらない人「朝の習慣」に違い【貯まる共稼ぎvs貯まらない共稼ぎ vol.6】)でも、「夕食の下ごしらえ」は最も大きな特徴でした。
食費をケチケチ削るのは辛くても、献立を前もって決めておくだけならさほど難しくないはず。ムダを無理なくカットするためにも、明日の夕食をさっそく決めておきましょう!
調査概要:20代から40代の既婚主婦556人に対し、インターネット調査を実施(2017年6月、全国対象)。調査対象者の中から有職主婦(うち会社員46.1%、パートアルバイト44.6%、他9.3%)280人を抜粋して分析。
調査企画・分析・データ提供:株式会社カクワーズ
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