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調理前に洗った方がいいの?なめこの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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「なめこ」と聞いて、最初に思いつくのは「お味噌汁」という人も多いのではないでしょうか? 熱々のお味噌汁に浮かぶ、なめこのネバネバつるんとした独特の食感はたまりませんよね。価格が手ごろで、さっと火を通すだけで手軽に食べられるなめこは、食卓にもよく登場するかと思います。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載76回目は「なめこ」。お味噌汁や和え物など、なめこは普段の食卓に欠かせない食材の一つですが、意外と賞味期限が短いため、うっかりしていると傷んで使えなくなってしまうこともあります。今回は、一年中いつでも簡単に手に入る「袋入りのなめこ」について、上手な保存方法を押さえておきましょう。

美味しいなめこの選び方

なめこは袋内のゼリー状の部分ににごりが少ないものを選ぶようにしてください。なお、袋が膨張しているものは、鮮度が落ちてきている証拠ですので避けるようにしましょう。

なめこの冷蔵保存の仕方

なめこは未開封の場合と使いかけの場合とで、以下のように保存方法が異なります。なお、袋入りのなめこは茹でてあるように見えますが、実は生のままです。そのまま食べることはできませんので、さっと茹でるなど必ず加熱してから食べるようにしてください。

・未開封の場合はチルド室で保存

未開封のなめこについては、袋入りのまま生育環境が近いチルド室で保存すると長持ちします。

・使いかけの場合は茹でてから保存

袋を開封したものや使いかけのなめこを保存する場合は、さっと茹でてから冷水にさらします。水けを切ったらフタ付きの容器に入れ、チルド室で保存しましょう。

なめこの冷凍保存の仕方

驚く人も多いかもしれませんが、実はなめこは冷蔵だけでなく冷凍保存することもできます。

・半分に折って冷凍すると便利

なめこは袋ごと冷凍しましょう。一人暮らしの方など、一度に全量を使えない場合は、半分に折って冷凍しておくと、使う際に半分ずつ使えて便利。また、袋を開けて残った少量を冷凍する場合は、ラップで包んでから冷凍用保存袋に入れてください。どちらの場合も、使用するときは凍ったままお味噌汁に入れるなど、加熱調理をしていただきましょう

なめこの保存期間の目安

袋入りのなめこは温度の高い野菜室では日持ちしませんが、チルド室に入れると少し長持ちします。また、冷凍すれば長い期間保存することができます。

・冷蔵保存の場合の目安

未開封の場合、保存期間は4~5日。使いかけなどを茹でて保存した場合は約2~3日保存が可能です。どちらの場合も、必ずチルド室で保存してください。

・冷凍保存の場合の目安

未開封のものも、少量をラップで包んだものも、それぞれ約1カ月間保存することができます。

皆の疑問Q&A「なめこは調理する前に洗う必要があるの?」

Q:袋入りのなめこも、株付きのなめこと同様、調理する前に洗う必要があるのでしょうか?

 A:なめこは袋に詰める前に洗浄されていますが、袋の裏面などには「不純物が入っている場合もあるのでさっと洗ってください」と書かれていて、調理前に家庭で洗うことを推奨しています。ただ、洗いすぎるとヌメリの中にあるうまみが流れ出てしまうので、洗うかどうかは自分の好みで決めていいと思います。

洗う場合は、しっかり洗うのではなくさっと洗う程度でOK。なめこが入っている袋の上部をハサミで切り、そこに直接水を注ぎます。そのまま袋ごと振り洗いをして、なめこについた汚れを取り除きましょう。

水切り穴として袋下部の両端をそれぞれ斜めに小さくカットし、そこから水だけを流せば完了です。この洗い方だと、なめこを必要以上に洗いすぎる心配がなく、ザルなどを使う必要もないので簡単です。

いかがでしたか? いつもなめこは冷蔵保存しているという人がほとんどだと思いますが、ご紹介したとおり実は冷凍することもできます。袋ごと冷凍できて、使う際も凍ったままでいいうえ、しっかり長持ちしてくれるのでとっても便利。特売日には、ぜひなめこをまとめ買いして冷凍してみてください。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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