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根と葉を分けて冷凍を!パクチーの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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独特な香りと風味が特徴の「パクチー」。タイ料理や中華料理などでよく使われますが、近年は日本でもパクチー人気が高まり、専門店も多々見られるようになりました。家庭でも料理の際にパクチーを利用する人が少なくないと思いますが、皆さんはパクチーを長持ちさせるための保存方法をご存知ですか?

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載60回目は「パクチー」。独特の香りがクセになるパクチーは、少し加えるだけで料理をアジアンテイストに変えてくれる優れもの。最近は、家庭料理にもどんどんパクチーを取り入れる人が増えているので、今回は上手なパクチーの保存方法をご紹介していきます。

美味しいパクチーの選び方

パクチーは葉がみずみずしく、緑色が鮮やかなものを選びましょう。茎はシャキッとしていて張りのあるもののほうが新鮮ですが、太いものは苦味が強い場合があるので、あまり太くないものがおすすめです。鮮度が落ちてくると葉が黄色っぽくなるので、全体に黄みがかったものは避けるようにします。

パクチーの冷蔵保存の仕方

パクチーはみずみずしさをしっかりキープするために、保存の際は水分コントロールに注意が必要です。

・湿らせたキッチンペーパーといっしょに保存

パクチーは水に1~2分さらしてから水けを拭き取り、湿らせたキッチンペーパーを敷いた高さのある保存容器に立てて入れます。フタをして野菜室に入れて保存しましょう。

パクチーの冷凍保存の仕方

パクチーは冷凍保存が可能です。すぐに使いきれないような場合は冷凍し、凍ったまま料理に使うようにしましょう。

・根と葉を分けて冷凍する

パクチーは根と葉を分けて冷凍します。葉はざく切りにしてから冷凍用保存袋に平らに入れ、空気を抜いて袋を閉じます。根はそのままラップでぴったり包んで冷凍しましょう。根は凍っていても簡単にカットできるので、調理の際は根も葉も凍ったまま使ってください。

パクチーの保存期間の目安

今までご紹介したような正しい方法でパクチーを保存すると、あの独特の香りはしっかりそのまま長持ちさせることができます。

・冷蔵保存の場合の目安

湿らせたキッチンペーパーといっしょに保存した場合は、野菜室で約2週間長持ちさせることができます。

・冷凍保存の場合の目安

根も葉もそれぞれ約1カ月間保存が可能です。根は凍ったままスープに入れたり、刻んでサラダのドレッシングに加えたりしましょう。葉は凍るとパラパラに砕けるので、必要な分だけ少しずつ使うことができて便利です。

簡単レシピ!電子レンジを使ったドライパクチーの作り方

パクチーは乾燥すると香りが弱まってしまうため、実はドライ保存には不向きですが、乾燥させておくと「ちょこっと使い」ができるので、普段の料理に少し加えて味の変化や彩りを楽しむことができます。フライドポテトに塩といっしょにかけたり、卵スープに加えるなど、いろいろな使い方ができますよ。

【ドライパクチーの作り方】

パクチーを丸ごと電子レンジで加熱すると、加熱ムラが出てしまうため、ドライパクチーには葉の部分のみを使います。葉だけを摘んで、茎の部分は冷凍保存してください。

耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、摘んだ葉を重ならないように並べて、室内で半日程度乾燥させましょう。葉の水分が自然と抜けてくるので、電子レンジでの加熱時間が少なくてすみ、香りを少し残すことができます。

半日乾燥させたら、ラップをせずに電子レンジ(500~600W)で2~3分ほど加熱。乾燥が足りなければ、30秒ごと追加して加熱していきます。電子レンジの機種やパクチーの量によって加熱時間が異なりますので、様子を見ながら加熱してください。

粗熱が取れてしっかりと乾燥したらパラパラと手でほぐし、ガラス瓶や密閉容器などに入れて冷暗所で保存します。保存期間は約1カ月。おせんべいなどに入っている乾燥剤といっしょに保存すると長持ちします。

いかがでしたか? パクチーは正しく保存をすることにより冷蔵でも長持ちさせることができますが、根と葉に分けてから冷凍するのも使い勝手が良くておすすめです。また、「独特な香りが苦手」という人もいると思いますが、ドライパクチーなら香りが弱まって苦手な人でも食べやすくなります。ぜひ、普段の食卓にどんどん活用してみてください。

【参考】
島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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