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【年賀状のマナー・宛名の書き方編】宛名は縦書きor横書き?漢数字を使うべき?疑問にお答えします

/ [最終更新日] 2022.11.08

年賀状が完成したら、今度は宛名書きの作業があります。こちらも印刷で済ませる人も多くなっていますが、ここだけは手書きという人も多くいます。その際、縦書きがいいのか横書きがいいのか、数字の書き方はどうする?などの疑問点が発生しがち。マナーアドバイザーの松本繁美さんに、年賀状の宛名書きについて教えてもらいました!

年賀状ができたらいよいよ住所を記入して投函です!年賀状の基本マナーや文例についてはこちらを参考にしてください。

・年賀状のマナー・基本編。いつまでに投函?喪中のときは…
・年賀状のマナー・文例集編。出産・引っ越し・結婚報告などケース別の年賀状の書き方

住所の書き方と注意点

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まず、氏名や住所を書く面を「表面」、内容を書く面を「裏面」と言います。

住所・氏名を縦書きと横書きかどちらにするのか迷いますよね。基本的には、裏面のデザインが縦書きであれば表面も縦書きに、裏面のデザインが横書きであれば表面も横書きに揃えます。

目上の人や年上の人、ビジネスの相手に出す年賀状は縦書きが基本ですから、表・裏ともに縦書きで揃えるのが無難でしょう。友人や親戚に出すなどのカジュアルな年賀状で、裏面の文字が横書きのデザインなら宛名も横書きでかまいません。

住所の数字は漢数字にするべき?

住所の数字を漢数字(一、二、三)で書くか、算用数字(1、2、3)で書くかも迷うポイントです。

一般的には縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字で書きます。

漢数字で書く際は「10」を「一〇」と書きますが、配達員が見やすいよう最近では「十」と書く人が増えています。「33」なら「三十三」となります。部屋番号など、3桁以上の数字を書く際は「2345」であればそのまま算用数字で書くか、「二三四五」と縦書きにします。

縦書きで数字部分のみ算用数字を使用しても問題ありませんが、同じ宛名書きの中では統一してどちらかだけを使うようにします。

住所の文字の大きさや区切る場所

住所を書く際は、文字の大きさや配置に気をつけるだけで、全体的なバランスが良くなります。

宛名や住所の文字数によっても大きさは変わりますが、はがきの中心に名前を一番大きく書くことが大切です。はがきの中心は表面の郵便番号の1番目と2番目の枠の間です。

次に大きく書くのは住所や会社名、役職名です。差出人の住所を一番小さく書きます。

住所が長い場合は、ビル名やマンション名を住所より少し小さい文字にして次の行へ移り、住所より少し下げたところから書くようにします。

会社宛てに出す場合の住所の書き方

書き方は、住所のあとに会社名と部署名を入れ、宛名の前には役職を添えて、最後に「様」をつけます。たとえば、「課長 ○○○○様」といった形です。もちろん、株式会社を(株)と略したりせず、ビル名なども含めてすべて正式名称を書くようにします。

ビジネス関係の年賀状の注意点

仕事の相手先に新年のあいさつとして年賀状を出す場合、同じ宛先に担当者が複数いる場合があったりします。こういう場合は、まとめてしまってもよいのでは……と思いがちですが、仕事関係の年賀状は連名で出すのはよくありません。受け取った相手は年賀状をそれぞれで保管するので、同じ会社内や部署内で複数名出すべき人がいる場合でも、それぞれに1枚ずつ年賀状を送ります。

差出人の住所は表面でも裏面でも可

年賀状の表面には左下に差出人の郵便番号を書く枠があるので差出人の住所は表面に書くべきかと思う人が多いようですが、基本的には表でも裏でもかまいません。

デザインや印刷の関係で裏面に住所を記載した場合には、表面には書く必要はありません。

 

年賀状を出すということが年々減っているようですが、年の初めに手間のかかった「はがきの挨拶」を受け取るのは本当に嬉しいもの。年賀状を何枚か受け取った時の質感や量感は、そのまま新年の慶びにも繋がる気がします。

人と人とのつながりを意識することの多かった2020年を振り返る意味も含めて、来年の2021年にはぜひ年賀状を出してみてはいかがでしょうか。

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