おうちの顔「玄関」
null『UTaU(ウタウ)』の「スタンドドロワー」と『無印良品』の「ポリプロピレンケース」
ひでまるさんの自宅には下駄箱やシュークローゼットはありませんが、収納アイテムを上手に使って、靴や玄関で使うこまごまとしたモノを収納しています。
「『UTaU』の『スタンドドロワー』(1万1,000円(税込))は、お値段は張りますが、買ってよかったアイテムの一つ。これは幅13cmとスリムで、隙間を有効活用できますし、見せたくないけれどどうしても必要なモノをしまうのに重宝しています。
我が家では、ひとつに鍵や印鑑、ボールペンなどを。もうひとつに、靴のケアグッズ、スーツケースのタイヤを拭くウェットティッシュなどを入れています」(以下「」内、ひでまるさん)
また、靴は一足ずつ『無印良品』の「ポリプロピレンケース」へ。ホワイトグレーのタイプを選べば、中身が透けません。
「私が3足、パートナーのぶたじるさんは5足、それぞれの靴をしまっています」
『平安伸銅工業』の「ドローアライン」シリーズ
つっぱり棒のトップメーカー『平安伸銅工業』の「ドローアライン」シリーズは、ひでまるさんも愛用している優れもの。ミニマムなロッド(つっぱり棒)に20種類以上ものアクセサリーを組み合わせて、好みのセットをつくることができます。
「お客様のご自宅では、玄関の靴の収納に使うご提案をしました。8足収納でき、ひとり暮らしや靴の少ないご家庭なら、これひとつでも十分です。ほかにも洗濯機の横やリビングの一角など、隙間にも使いやすく、スペースパフォーマンスが最高!」
「ちなみに可動式タイプもあり、我が家でもグリーンを置いてたのしんでいます。お客様で『リビングで使うおしゃれなキッズ用ラックがほしい』という方にご提案したこともありますよ」
好きなものだけ集めた「リビング」
null『カインズ』の「マルチバー 大」
DIYにも力を入れている『カインズ』で見つけた便利グッズ「マルチバー 大」のお値段は、なんと税込み798円!
「もともとついていたカーテンボックスに『カインズ』のバーを組み合わせて、グリーンの落下を防止しています」
ひでまるさんが取り入れているのは、タオルをかけたりするのに重宝するスチール製のバー。5kgまで対応しているタイプで、小さな鉢植えを支えるのにぴったりだったそう。
『LOWYA(ロウヤ)』のテレビ台
ひでまるさんはプロジェクターを使用しているため、TV台は使っていませんが、お客様におすすめするなら『LOWYA(ロウヤ)』か『IKEA(イケア)』が多いとのこと。
「中でも『LOWYA』はバリエーション豊富で、素材も上質です」
モノが多い「キッチン」
null『UTaU(ウタウ)』の「ブレッドドロワー スリム」と「スタンドドロワー」
玄関でも活用している『UTaU』の収納グッズをキッチンでも愛用。
「黒色で統一したキッチン家電に合わせて、カームグレーを選びました。使い捨てタイプのカトラリーや紙ナプキン、個包装のお茶やお菓子、コーヒーミルなど、必要だけど隠したいものをすっきり収納しています。『ブレッドドロワー』シリーズは脚付きなので、下にトレイを置くこともできますよ」
丈夫なスチール製で、マグネットもくっつきます。
『IKEA』のアイランドキッチンに『無印良品』の「重なるラタン角型バスケット」
『IKEA』の「トルンヴィーケン」シリーズのアイランドキッチンに、『無印良品』の「重なるラタン角型バスケット」が、気持ちよいほどぴったり。中にはレトルト食品や布物など、細かなものを分類しています。
「キッチンは家電が多く、ともすると無機質な印象になるので、木目やカゴなどの自然物を取り入れて印象を和らげています」
『クラッシュゲート』の吊り棚で空間活用
キッチンカウンターの上に取り付けた『クラッシュゲート』の吊り棚「クララ吊り棚1000」(1万450円、税込み)は、インターネットで購入。キッチン家電と色みを合わせています。
「『Seria』と『無印良品』の洗濯バサミ付きフックを常にかけています。ここでは、ちょっとした洗い物を干すのに使う『無印良品』の「セルロースシート」を乾かしたり、『Oisix』で付いてきたレシピを吊るして見たりします」
冷蔵庫収納は「100均のカゴ」が冷気も通ってベター
半透明や透明のプラスチック収納にラベリングをして、ジャンルごとに収納された冷蔵庫。ぱっと取り出しやすく、整理もしやすいと言います。
「収納グッズはとくにココと決めてはいなくて、100円均一、『無印良品』、『ニトリ』などいろいろなブランドのアイテムを使っています。中でも便利なのは、100円均一の収納。隙間があることで冷気が通りやすく、冷蔵効率がよいんです。
また、『無印良品』のコの字に仕切れる『アクリル仕切棚・小』(税込み890円)は、空間を有効活用できて冷蔵庫の整理にもおすすめですよ」
『KINTO』の「SCHALE ガラスケース」
耐熱ガラス製で、熱湯消毒も可能。におい移りもないガラスキャニスターは、調味料を入れたりコーヒー豆を入れたりお惣菜を入れたりと、マルチに使えるアイテム。
ひでまるさんは、なんと豆苗のプランターとして活用されていました!
「ちょうどぴったりだったので(笑)。アイディア次第でいろいろ使えるアイテムです」
毎日の家事をラクにする「洗濯機」まわり
null『ニトリ』の「マグネット&シンク扉ゴミ箱」
『ニトリ』の「マグネット&シンク扉ゴミ箱」1,990円(税込)は、着脱式の強力なマグネット付きのゴミ箱。ひでまるさんはゴミ箱としてではなく、洗濯機に貼って、洗濯洗剤入れにしています。蓋にはパッキンも付いているため、においももれにくくなっています。
「普段は見えない裏側に貼っています。ホワイトとブラックがあるので、洗濯機になじむブラックにしました」
『TOSO』の「ハンギングバー」
洗濯機の上には『TOSO(トーソー)』の「ハンギングバーH1」を取り付けて、収納や部屋干しに活用。アイアン風のデザインが、お部屋のテイストとの統一感があります。
「ここにはハンガーや、S字フックで洗濯物入れにしているかごをかけたりもします」
ハンギングバーに吊るしたカラフルな『PUEBUCO(プエブコ)』の「ランドリーウォッシュバッグ」も、ひでまるさんのおすすめグッズ。実用性がありながらも、空間を素敵に見せるのに一役買っているそうです。
「ランドリーバッグって、そんなに気にしたことがなかったのですが、これは見た目に一目惚れ! 吊るして干しておいてもまるでインテリアの一部のようになってくれます。
洗濯機まわりは、家電に書いてある説明とかコード類とかが目に入って、どうしても雑然としがちです。でも、このアイテムのビビッドな色みが視線を集めるので、ごちゃっと感が気にならなくなるんですよね」
『山崎実業』「tower」シリーズのランドリー収納
『山崎実業』「tower」シリーズのランドリー収納は、お客様におすすめしている優秀アイテム。
「中でも壁面に立てかけるだけのランドリーシェルフは、場所を取らずスペースが使いやすく、移動もしやすいです。天然木のシンプルなバーも付いているので、ちょっとしたものを室内干ししたいときやバスタオルなどをかけておくのにも重宝します」
『平安伸銅工業』の「エアコンハンガー」
『平安伸銅工業』の「エアコンハンガー」も、お客様へのおすすめアイテム。
「部屋干しをする方にぴったりなのが、エアコンの前に部屋干しできるハンガーです。エアコンに引っ掛けるだけで設置でき、スペースを有効活用できるアイテムづくりはさすがです!」
『ライクイット』の「アジャスター付きストッカー」
洗濯機の横やキッチンの隙間などに使いやすいスリムな収納の中でも、ひでまるさんの一押しは『ライクイット』の“またげる”収納。アジャスターの付いた「スリムストレージ ファイントールストッカー」で、洗濯パンと床の段差を解消して設置できる優れものです。
「脚の高さが微調整できるので、ちょっと段差がある場所にもフィットします。また、オールグレーやブラックなどのカラーバリエーションがあるのもいいですね」
長く付き合える『無印良品』と『IKEA』
nullこのように、たくさんのブランドやお店をチェックするひでまるさん。自身が収納グッズを買うのは『無印良品』と『IKEA』が多いのだとか。なぜなら「買い足しがしやすいから」。
「収納は、暮らしが変わると増えたり減ったりします。『無印良品』と『IKEA』は同じシリーズの同じサイズのモノを長く売っているから、変化に合わせて柔軟に同じモノが増やせるところが便利です」
また、気軽に試せる100円均一の中でも、『ダイソー』のStandard Productsシリーズは質がよく、スタイリッシュとのこと。
「空間や用途に合わせて、ご自身にぴったりのモノを探してみてくださいね」
【取材協力】
安藤秀通さん
ルームスタイリスト、整理収納アドバイザー。「ひでまる」として、東京都杉並区の築35年、47平米のリノベマンションでの男性パートナーとの2人暮らしをSNSを中心に発信。幅広い世代に話題を呼ぶ。ディズニーストアや美術館、水族館のミュージアムショップで8年間VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)を学んだ経験を活かしたルームスタイリングは、数カ月先まで予約が埋まるほど。部屋作りの情報を詰め込んだルームツアー付きセミナーを自宅にて開催し、人気を博している。セミナー、コラム執筆など、多方面で活躍中。2023年11月に初となる著書『47㎡、2人暮らし 大好きだけが並ぶ部屋作り』(小学館)を発売。
著/安藤秀通(ひでまる) 価格/1,650円(税込) 発行/小学館
センスはいらない、部屋はルールで整える! インテリアの提案がツボすぎる!と、SNSでも大人気のルームスタイリスト・整理収納アドバイザー、ひでまるさん。『NHK WORLD-JAPAN』 でも話題になり、インスタグラムのフォロワーは11.8万人! 注目の集まる中、本名の安藤秀通として、初の書籍です。
この本では、45 個の“ひでまルール” をご紹介。今より必ず部屋が大好きになれる“ルール” です。読みながら自分と向き合う、癒しの時間を過ごしませんか?
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote