ネット上では伝えきれない質感やコーディネートを体感できるリアルショップ
ネット上では伝えきれない質感やコーディネートを体感できるリアルショップ関東初出店となった「LOWYAマークイズみなとみらい店」は、2024年8月10日(土)に神奈川県横浜市の商業施設「マークイズみなとみらい」の3階にオープンしました。店舗面積は277.12㎡で、店内には「LOWYA」のECサイトから厳選された家具と雑貨が並んでいます。
「LOWYA」のECサイトでは1商品当たりの画像点数が多いものでは50枚を超えるほど掲載するなど、購入者により伝わる工夫を行ってきましたが、やはり実際に見てみたいという声は多く、コロナ禍を経て多様化する暮らしのニーズにも合わせて2023年より実店舗の出店をスタート。2023年4月オープンの1号店、福岡県・九大伊都店を皮切りに、同年12月に大阪・なんば、2024年2月に名古屋と新規出店。2024年9月には東京・二子玉川にも出店を予定しており、今後も全国各地へ新規出店を計画しています。
推し活女子社員の熱意を集結させた最新バズ家具「推し活特化型収納棚」
推し活女子社員の熱意を集結させた最新バズ家具「推し活特化型収納棚」EC発のブランドとして商品企画から製造、販売まで手掛ける「LOWYA」の魅力の一つが、唯一無二のニーズに応えた家具を作っているところ。その代表格が、2023年に発売するやいなやバズった推し活収納棚「OSHITERU(オシテル)」です。
「LOWYA」の担当者によると、いま推し活は若者の4人に1人は行っていて、市場も盛り上がり、グッズもどんどん増えています。そんなグッズを一気に集結できる場所を部屋に作りたい。そんな思いを持つ社内の推し活女子2人が手を挙げ、社内で同じく推し活に勤しむ10人でプロジェクトチームを結成。どんなグッズが今流行っているのか、どう収納したいのかなど入念な市場調査とペルソナ設定をした上で「こんな収納があったらいいな」という思いを結集させて作ったのが「OSHITERU」です。その反響は凄まじく、SNS動画は累計2,000万再生、コンテンツ投稿から2週間で初回生産分を完売し、現在も入荷のたびにすぐ売り切れているそうです。
もちろん、こちらも「LOWYAマークイズみなとみらい店」で実際にチェックできます。
1つであらゆるニーズに応えてくれる「ギミック家具」
1つであらゆるニーズに応えてくれる「ギミック家具」「LOWYA」の注目のポイントの2つめは、1つでいくつもの使い方ができる「ギミック家具」が充実していること。一見すると普通のダイニングテーブルやソファーなのですが、「隠し収納」や「変形」など、様々な工夫が施されています。
これは、「どこにでもあるような家具では売れない」というネット発のブランドとしての危機感から生まれました。逆手にとって、たっぷりギミックについてのこだわりをネット上で説明できるという強みに変えたことが成功につながっています。
ダイニングテーブルセット 4人掛け(5点) 伸縮式 キャスター付き
こちらの折りたたんで収納できるダイニングテーブルとチェアのセットは、折りたたんだ状態だと幅34cm。この状態でまずソファやキッチンのサイドテーブルとしても使えるデザイン。それが拡げるとダイニングテーブルになるということで、一番動画再生数が伸びた商品だといいます。
普段使いはもちろん、来客があった時のためのサブのテーブルとチェアにしたり、折りたたんだ状態で調理時にちょっと置いて作業するサイドテーブルにするなど、ストッパー付きのキャスターが付いているので様々な用途で活躍できる仕様になっています。
韓国インテリア風スカートソファ
こちらもライブ配信で大きな反響のあった「韓国インテリア風スカートソファ」。商品名にも若い世代のインテリアトレンドのキーワード「韓国風」を入れるなど、トレンド感を取り入れて開発されたアイテムです。こちらも1台で3つの形態に変えられるのが大きな特徴です。座面を前に倒してカウチソファに、さらに背もたれ部分を倒すと、ソファベッドにもなるというもの。ゴロンと転がりながらテレビを見たり、ちょっとだけ横になってうたた寝したり。しっかりしたデザインながら、可変度が高い点が人気となっています。
幅128cmで1人暮らしの人の使用を想定に開発。本体カバーはベルベット素材でカラーはベージュとグレーの2色です。
カラーバリエーションも豊富!一番人気のテレビ台
カラーバリエーションも豊富!一番人気のテレビ台店内中央に置かれているのは、意外やテレビ台。あまりインテリア店では目立つ位置に置かれないアイテムですが、実は「LOWYA」ではとても売れている商品だそうです。
その価格帯も幅広く、アイテム数も豊富なのですが一番売れているのはこちらのタイプ。日本製で完成品での配送ですが、価格も3万9,990円とリーズナブル。そして取っ手のない収納部分にはコードを裏から通せる穴が開けられていたり、ハードディスクレコーダーなどを収納した状態でもリモコンが反応するように窓がつけられるなど細かく配慮されています。
カラーバリエーションが8色。先に選んだテーブルやソファなどの他の家具に合わせて選べるよう、トレンドに合わせてこのカラーを入れ替えしているこだわりも支持される理由ですね。
実は家電も隠れた人気アイテム! 今後は「LOWYA」オリジナルの雑貨もリリース予定
実は家電も隠れた人気アイテム! 今後はLOWYAオリジナルの雑貨もリリース予定「LOWYA」を運営するベガコーポレーションの取締役 LOWYA事業本部長の吉田裕紀さんにお話を伺いました。
ー「LOWYA」は創業が2004年、今年でちょうど20周年ですね。
「創業当初はセレクトした家具を扱うECサイトでした。しかし、顧客の要望に対応するなかでもっとニーズに合ったものを提供すべく商品開発を進めた結果、現在では大型から小型家具まで取り扱い4,000点のうち、約2,000点がプライベートブランドが占めています。また、商社としての機能を持っていて直接海外と貿易を行えるため、企業を挟む事による中間マージンをカットし、低価格での販売を実現しています」(以下「」内、すべて吉田さん)
—いま注目のアイテムはありますか?
「商品単体で話題のものもたくさんありますが、シリーズでいうといまはラタン調のデザインのシリーズが人気ですね。こちらの店舗でもテレビ台やキャビネットなどを展示しています」
—自社開発の商品が人気というお話ですが、どうやって開発しているのでしょうか?
「まず、商品を開発する社員全員で海外の展示会に行くなどしてリサーチをしています。商品の企画から販売までは平均すると300日程度かかるのですが、早いものでは6カ月でリリースまで持っていくこともあります。配送費が上がった時期に少しでも抑えるために商品をコンパクトにした時期もあり、ちょうどSNSでの情報発信が活発になったタイミングもあって若い方に向けた商品開発を強化しました。でも、最近は30代以上やファミリー層の顧客も増えていて、“やっぱりもっと大きいのが欲しい”という声もあります。いまはそこに対応するために、もう一度リサイズして商品の開発を進めています」
—拝見していると価格帯も1万円前後から7万円以上のものまで幅広いですが、アイテムごとの売れ筋の中心価格帯を教えてください
「ソファやデスクは2〜3万円台、収納は1万円、テレビ台は3万円程度の中価格帯が売れていますね」
—今後の「LOWYA」としての計画は何かありますか?
「ブランド誕生20周年を機に、『LOWYA』ではオリジナルの家電や雑貨などのプライベートブランドを増やしています。今シーズンでは猛暑を乗り切る“涼感 SUMMER GOODS”としてサーキュレーターや接触冷感敷きパッドを発売しました。
なかでも『ベビーカー用ファンシート』は、2024年度販売分が本格的な夏の到来前に完売した人気商品です。ベビーカーの座面に敷いて使うアイテムで、下部のデュアルファン部分から空気を取り込み、背面のシート部分から送風するというものです。空気がこもりがちなベビーカーの中で空気を回してくれます。海外でこういった商品があることを知り、日本国内にはまだなかったので開発しました。
私も先週家族で沖縄旅行に行った際に使いましたが、うちの赤ちゃんだけこれのおかげで汗だくになりませんでした」
「LOWYA」の店舗では、ECサイトで展開する約270コーデから厳選したインテリアをゾーンごとに組み合わせて展示。ECサイトで事前になんとなくでも欲しいアイテムをチェックし、そのアイテムのページに訪問店舗に展示されているというマークが入っているか確認の上、実店舗を訪問するのがおすすめ。
実店舗ならではの、「気になっていたのはチェストだったけど、このテーブルも雰囲気があっていいな」という出会いも楽しみに、素敵な部屋づくりのアイテム探しに行きたいですね。
LOWYAマークイズみなとみらい店
住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区 みなとみらい3丁目5番1号 マークイズみなとみらい 3階
営業時間:10:00-20:00(月~木)/ 10:00-21:00(金~日・祝・祝前日)
大阪生まれ。IT系出版社に勤務後、「女性にもITをもっと分かりやすく伝えたい!」とIT系編集・ライターとして独立したはずが、生来の好奇心の強さとフットワークの軽さから、気が付けばトレンドライターとして幅広いジャンルを取材・執筆するように。商業施設や店舗の出店や話題の新商品など、時流にまつわるできごとをさまざまな切り口で伝えています。