まずは防災リュックの見直しを!
1:【防災士に聞きました】「防災グッズ」の理想的な置き場所は?いま一度、備えの見直しを防災リュックは持っているけれど、押し入れに入れっぱなしになっていませんか? すぐ持ち出せるように玄関先に置いたり、夜間の災害を想定して寝室に備える方も多いようです。また、1箇所にかためず寝室やキッチンなど家のさまざまなところに分けている方も。
防災士の金子志穂さんに、「備えておくといいもの」と、オススメの収納場所についてうかがいました。
「まず、緊急時にすぐ持って避難できる数日分の生活の『非常用持ち出し袋』と、1週間〜長期的な生活のための『備蓄品』を分けて用意しておきましょう」(金子さん)
「非常用持ち出し袋」には、下記の物を入れるとよいでしょう(首相官邸ホームページ 災害の「備え」チェックリストより)。
※このほか、感染症対策としてマスクや手指消毒用アルコールや、貴重品(通帳、パスポート、運転免許証、診察券、マイナンバーカードなど)も一緒に。
プチプラで防災するなら?
2:【プチプラから始める地震対策】冷蔵庫の中身も揺れに強くできる!? 災害レスキューナースに聞きました国際災害レスキューナースとして活動されている辻 直美さんが教えてくれる、お金をかけずにできる「プチプラ防災」。こちらでは、100均でも買えるものなどを活用して、家の中の危険な場所をひとつずつ対策していく様子を動画で見ることができます。ぜひご参考にしてみてくださいね!
家具の固定をしっかりと!
3:その「つっぱり棒」はタンス固定できません!間違った使い方に、つっぱり棒博士が警鐘大地震が来たら、本棚やタンスなどが倒れてくるかもしれません。そんな事態を回避するためにできることは、防災ポールなどで家具を固定すること。
「つっぱり棒」を主力とする日用品メーカー『平安伸銅工業』。その三代目代表取締役である竹内香予子さんは、つっぱり棒のスペシャリスト「つっぱり棒博士」「つっぱり防災士」として、正しい使い方や活用術などをさまざまなメディアで情報を発信しています。
「まず最初に、普通のつっぱり棒を取り付けても全く効果はありません。地震対策には、それ専用に作られた商品を使用してください」(竹内さん)
耐震用でない、普通のつっぱり棒でも地震対策ができると勘違いしている方も多く、とても心配だと話す竹内さん。みなさんは、ちゃんと防災用の防災ポールを使っていますか?
家族間での連絡方法や避難経路の共有を
4:【9月1日は防災の日】子どもと「公衆電話のかけ方」に挑戦したら、意外なことばかりで…大地震などの災害時には、携帯電話が回線のパンクやトラブルによって使えなくなることも。そんな時、あなたは親戚の電話番号や、大事な人の携帯電話番号をソラで言えますか? 子どもたちは、公衆電話を使えますか?
対策としては、家族間で大地震が起きた場合はどうやって連絡を取り合うか、を決めておくとよいでしょう。また、いざという時のために、完全キャッシュレスではなく多少の現金を持っておくのもおすすめです。
夏休み中に、お子さんと一緒に公衆電話を使ってみる練習をするのもひとつの防災訓練になりますよ。
ローリングストックを日常に
5:非常時用の「ローリングストック」失敗した食品vsうまくいった食品。その違いは?非常用備蓄食品は、保存期間が長めに設定されていますが、備蓄している間に消費期限を切らして廃棄につながるケースが少なくありません。
“ローリングストック”(回転備蓄)は、日常的に活用している食品を少し多めに買い置きしておき、古いものから消費して、消費した分を買い足して回して(ローリング)いく方法です。
常に一定量の食品が家庭に備蓄された状態をキープできること、買い置きのスペースを少し増やすだけで済むといった利点があり、ローリングストックと非常食をバランスよくストックすることが大切だと言われています。
みんなの「ローリングストックでうまくいった食品、うまくいかなかった食品」を調査してみました。
以上、kufuraでこれまでに取り上げてきた防災記事の中から、役立ちそうなものを抜粋してみました。このほかにもたくさんの防災記事がありますので、もっと知りたいと思った方はぜひ熟読してください。
しっかり対策をするだけして、何もなくてよかった……と言えればいいんです。防災意識をちょっとだけでもいいから高めて、元気に過ごしていきたいものですね。