夏休みの子連れ旅にぴったり！無料エリアも充実の北海道「ナチュの森」

「ナチュの森」は低刺激スキンケアメーカー『ナチュラルサイエンス』と『ナチュラルアイランド』が運営する複合施設。旧虎杖中学校をリノベーションした東京ドーム1個分の敷地に工場・ガーデン・ショップ・レストラン・ミュージアム・遊び場が集まっています。場所は登別温泉や白老・虎杖浜の温泉地よりほど近く、温泉旅行の観光としても人気。特に土日・夏休みなどの繁忙期は駐車場が混雑することもあり、朝早めに行くのがおすすめです！

さまざまな体験ができるナチュの森で、誰でも気軽に楽しめるのが「自然と科学のミュージアム 森の工舎」。科学やものづくりの楽しさを体感できる施設で、うれしいことに入場無料！　旧虎杖（こじょう）中学校のモダンなデザインの校舎を活かしているのも特徴で、ロビーのステンドグラスは元々中学校にあったものです。空から落ちてくる雨粒をイメージした雫ライトは、地元から集めた蛍光灯をアップサイクルしています。

「森の工舎」の中で、小さな子ども連れに一押しのスポットが「えほんの部屋」。国内外の絵本が約1,000冊並んでいて、自由に読むことができます。人気の絵本や自然・北海道にまつわる本など、手に取りたくなるようなものばかり。隣には「自然の恵みと豊かな暮らしの発見」をテーマにした中学生〜大人向けの「ライブラリー」もあり、時間を忘れて読書をしたくなります。

自然と科学のミュージアムである、「森の工舎」ならではの体験ができる無料スポットが「香りのラボ」。フレグランスデザイナーが監修したラボで、「パフュームバー」では16種類の天然精油を嗅ぎ、香り診断シートを使ってお気に入りの香りを分析できます。「100本のバラからどれくらいの量のバラの香りがとれるでしょうか？」など香りにまつわるクイズを子どもと一緒に楽しむこともできますよ。

「森の工舎」で現在開催中の「ナチュの森で縄文にであう展」は夏休みの自由研究のテーマにぴったりの企画展。1万年以上続いた縄文時代の文化、北の縄文の特徴、縄文人の暮らしなどを、引き寄せられるような展示で学べます。2024年7月12日（金）からは函館のジャガイモ畑で出土した北海道唯一の国宝「中空土偶（複製）」が登場！　中身が空洞になっている土偶としては日本最大級で、複製も日本で3体のみの貴重なものです。

展示内容は無料とは思えないほど充実しており、端から端までじっくり読むと1時間があっという間に過ぎてしまうほど。狩猟文化を学べる展示では、北海道でよく狩られていたシカを矢で射る擬似体験ができます！　大人も子どもも白熱しちゃう楽しさで、いかに食料を得るのが難しかったのか、実感できる体験です。「ナチュの森で縄文にであう展」はすでに来場者1万人を超える人気ぶりで、2024年9月30日（月）までの予定です。

ナチュの森内では「ナチュの森で縄文にであう展」の限定グッズやグルメも登場。「スマイル食堂」では縄文人が食べていたかも!?という食材がたっぷり入った「縄文ピザ」を食べることができます。具材は行者ニンニク入りのエゾシカ肉ソーセージ、山菜、きのこなど。チーズ入りなので普段はなじみのないエゾシカ肉も食べやすく、みんなでシェアしておいしく味わえますよ！

「森の工舎」では無料エリアのほか、ほかにも子どもが喜ぶ体験が大充実。「あそびのひろば」はもともと体育館だった場所に「アスレチックふわふわ」、トランポリンマット「エアトラック」、中に入ってゴロゴロ回転を楽しむ「サイバーホイール」などがの遊具が置かれており、「自分の学校の体育館も、こんな場所だったらいいのに」と子どもが憧れてしまうような遊び場です。営業日は土・日・祝日限定。

子どもの「やりたい」を後押しできるスポットが「アトリエ」。かつて音楽室だった教室で、鹿の角アクセサリーづくりなどさまざまなワークショップを開催しています。1番人気は「アクアスライム（400円／税込）」！　ホウ砂やPVAのりを使って、海のようなキラキラのスライムを作ることができますよ。

童心に返り、大人が実験気分で楽しめる体験が「蒸留実験室」の「オリジナルアロマミストづくり」。北海道産モミやラベンダーなど10種類の中から好きな香りを選び、倶多楽湖の湧き水を組み合わせて、オリジナルアロマミストを作ることができます。

例えば北海道滝上町の農家・瀬川さんだけが育てている希少な和ハッカ「JM-23号」とレモンを組み合わせれば、夏にぴったりな爽やかミストに。ピペットやビーカーを使って作ると、理科の実験を思い出します！

「森の工舎」1階の「蒸留カフェ」は倶多楽湖の湧き水を使ったドリンクや軽食が楽しめるカフェ。「蒸留カフェの水出しコーヒー」や有機しょうがを蒸留したエキスで作る「甘くない蒸留ジンジャーソーダ」は超軟水の湧き水が素材の味わいを引き出しています。実はカフェには水道水とは別に湧き水が出る蛇口があり、都心で飲むドリンクとはひと味違ったおいしさを楽しめます！

「森の工舎」で遊んだ後は、ガーデンで身体を動かしましょう！大きな「おやまのすべり台」、その先に続く「お空のネット」、トランポリン、ターザンロープなど楽しい遊具が約1万7,000平米のガーデンに点在しています。裸足になって倶多楽湖の湧き水が噴出する「クッタラ噴水」で、ジャブジャブ水遊びを楽しむのもおすすめ！料金は1日大人（中学生以上）600円、子ども（3歳〜小学生）300円、2歳以下無料（すべて税込）です。

日焼け止めを無料で自由に使えるのは、低刺激スキンケアメーカー『ナチュラルサイエンス』と『ナチュラルアイランド』が運営する「ナチュの森」ならでは。『Mama&Kids』の「サンスクリーンミルク（SPF30 PA+++）」などが設置されていて、こまめに塗り直しができます！

土・日・祝日は人懐っこいポニーと触れ合うことができる「ひき馬乗馬」も開催。トレーナーがゆっくりと引くかわいいポニーに乗って、癒やしの時を過ごせます。対象は4歳以上。60kg以下の大人も乗ることができますよ。

最後は「蒸留ショップ」でお土産探し。『ナチュラルサイエンス』と『ナチュラルアイランド』のスキンケア商品のほか、理科をコンセプトにしたインテリアアイテム、雑貨、ドライフラワーなどを取り揃えています。什器は旧虎杖中学校で使っていた机などをアップサイクル。限りある資源を、大切に再利用しているのも「ナチュの森」の特徴です。

バラマキ土産にぴったりな入浴剤のほか、「森の工舎」限定アイテムにもご注目。「アロマキャンドル（80g 2,200円税込み、22g  1,400円／税込）」や「アロマミスト ハマナスとローズ（103ml 2,354円／税込）」などは森の工舎でしか買うことができません！アロマミストはほかにも「アロマミスト ジャスミンとプルメリア（103ml 1,870円／税込）」など、4種類の香りが「森の工舎」限定ですよ。

朝から営業時間終了ギリギリまで、家族みんなで楽しみたくなる「ナチュの森」。近くに住んでいるママが羨ましくなるほど、子どもが喜ぶ施設が充実しています。「ナチュの森」へのアクセスは札幌や新千歳空港から車で約1時間30分なので、レンタカーが便利です。この夏は遊びながら学べる、北海道の「ナチュの森」へお出かけしてみてくださいね！

【取材協力】
ナチュラルサイエンス