「キッチンシンククッキー」とは?
nullある日、『DEAN & DELUCA(ディーンアンドデルーカ)』で、プレッツェルや親指のツメほどもある塊のチョコレートがゴロゴロのったアメリカンクッキーを発見しました。その名は「キッチンシンククッキー チョコレート&オートミール」(税込み364円)。
『DEAN & DELUCA』によると、「キッチンシンククッキー」とは「everything but the kitchen sink=キッチンシンク以外すべて=何でもかんでも」という言葉からきた、アメリカのママの味なのだとか。パントリーにあるものを使って焼きあげる自由なレシピで、チョコチップやナッツ、塩味のプレッツェル、ココアクッキーなど。そのとき、そのときで、何が入っているかもたのしみの一つなんですって!
つまりは“残りもの”を上手に活用したレシピっていうわけか〜。いつの時代も、どこの国でも、母さんが考えることは同じですね。
【材料】すべてコンビニやスーパーでそろいます
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今回、用意した材料はこちらです。ベースとなる生地は、筆者がふだんから作る“ホットケーキミックスで作る型抜きしないクッキー”に使っているものです。
【生地】
- ホットケーキミックス……200g
- バター……40g(今回は個包装7g×6個使用)
- 卵黄……1個
- はちみつ……大さじ3(お好みで入れなくてもOK)
- 米油(サラダ油でも可)……大さじ3
【トッピング】
家にあるものでも好きなものでも、何でもOK。しょっぱさも甘いクッキーのよいアクセントになるそうで、プレッツェルのほかに、ポテトチップスをのせるママもいるみたいです。今回は、家にあったマシュマロに加え、最寄りの『ローソン』で手に入るお菓子を活用しました。
- 甘いお菓子……「オレオビッツ」、「マーブルチョコレート」、マシュマロ
- しょっぱいお菓子……「あみじゃが」
- 食感を楽しく、香ばしくする食材……無塩のミックスナッツ、ドライフルーツ
【レシピ】子どもと一緒に約1時間
nullとある昼下がり、6歳・年長さんの娘とおやつタイムを目指して作ってみました。焼き上がりまでかかった時間は約1時間(バターを常温に戻す時間は除く)です。
まずは生地作り



常温に戻しておいたバターを、ヘラやホイッパーなどでクリーム状になるまで練ります。寒い日だったからか、柔らかさが少々足りず、混ぜるのに苦労する娘。がんばれ〜!
続いて、卵黄を加えて混ぜ、米油大さじ3も加えてさらに混ぜ混ぜ。う〜ん、ちょっと塊っぽいまま、なかなか滑らかになりません。


寒い日は、レンジで溶かしバターにしてもよかったのかもしれません。でもすでに卵黄と米油も加えているので、そのままホットケーキミックスの中へ。ヘラでざっくり全体を混ぜ、大きな粉と油のかたまりは、両手で擦り合わせるようにつぶして混ぜました。
まんべんなく粉と油が混ざったら、はちみつも加えてさらに混ぜ、しっとりとした生地にしてゆきます。これまで何度か作ってみて、おいしい食感のポイントは、練ったりギュウギュウ捏ねたりしないこと。空気がふわっと含んだ状態をイメージしています。

(6)大きなスプーンで山盛り取り、クッキングシートの上に並べていく。この間にオーブンは170度に予熱。
生地ができたら、大きなスプーンでざっくり取り、クッキングシートを敷いた天板に並べていきます。今回は洗い物を少しでも減らしたくて、大さじをそのまま使いました。
また、アメリカンクッキーの醍醐味ともいえる食べ応えを再現したくて、サイズも大きめに。200gのホットケーキミックスを6分割しました。
お待ちかねのトッピング


いよいよ娘が心待ちにしていたトッピングです。
今回、小ぶりでのせやすそうなトッピングを中心に用意したのですが、これが大成功。とくに「あみじゃが」は格子状で厚みもあるので、ギュッと生地に押しつけるとしっかりフィットしてくれました。「オレオ」は大きなものなら割ってのせるのもアリだと思います。
唯一、マシュマロは押しても押してもフワ〜ンと戻ってきてしまう……。しかしまあ、とろけて密着してくれるだろうと期待して、なんとなく上にのせたり横にそえたり。
170度のオーブンで15〜20分



焼く時間はオーブンや大きさにもよりますが、15分〜20分ほどでしょうか。我が家は15分後に一度出してみたところ、大きめサイズだったからかまだ柔らかい。ザクザク食感を目指してもう少し焼きました。

さらに5分後、出してみると……!
プラス5分で、合計20分焼いたのがこちら! こんがりキツネ色で、キッチンのみならず家中に甘〜〜〜〜いにおいが立ちこめています。娘は「マシュマロのにおいがいっぱいする!」と大興奮。
早く食べたい気持ちを抑え、粗熱を取ります。
お煎餅やザクザク系チョコをのせるのもありかも!
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お風呂上がりに試食しました。
頬張ると、ザクザクッとした歯応え。はちみつの香りがいい仕事をしているので、あれば入れることをおすすめします。
また、自由にのせたトッピングのおかげで、齧る場所を変えれば1枚のクッキーなのに違う味になるのも面白かった。娘も「いろんなあじがする〜!」と喜んでいましたよ。
次回はしょうゆ味のお煎餅や柿の種、「ブラックサンダー」のようなザクザク食感のチョコレート菓子をのせるのもいいなと思っています。ちなみに娘は「あんこをのせたい」とのこと。
とても簡単で、大人も子どもも楽しめる「キッチンシンククッキー」。どうぞお試しあれ〜。

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote