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値上げラッシュには追いつかないけど…我が家で始めた「家計の対抗策」を男女500人に調査

エネルギー価格の上昇や、円安、ウクライナ問題……。さまざまなことが影響して、値上げラッシュが止まりません。どうやって節約をしようかと頭を抱えながら、とにかくやれることはやろうと皆さん奮闘していることと思います。

今回『kufura』では、「値上げラッシュには追いつかないけれども、我が家で始めた家計の対抗策」について20〜50代の男女500人にアンケート調査を実施。みなさんの最新節約事情を、ファイナンシャルプランナーの筆者と共にみていきましょう。

買いものの仕方を工夫して「食費」「日用品代」を節約

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一番多かったのは、日々のお買いものの仕方を工夫することで節約をしているという声でした。

手間がかかっても「安い店を探す」

「足を使って安いお店を探して少しでも安いものを買う」(26歳/男性/営業・販売)

「どのスーパーで、何が安いのかをチェックして、近場ですが週末にハシゴして買い置きしています」(46歳/女性/その他)

「スーパーを見比べてここなら安いかなって言うのを買ったり業務スーパーで冷凍物を買ったりする!」(24歳/女性/総務・人事・事務)

「底値表をつくって、最安値のお店で買うようにする」(52歳/女性/総務・人事・事務)

少々手間がかかっても「安さ」が一番という声が続出でした。節約に直結するので、大事にしたいところです。

狙いを定めて「まとめ買い」

「冷凍できる野菜を安い時に大量買い」(28歳/女性/主婦)

「まとめ買いをするが、小分けに保存して使いすぎないようにする」(53歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「まとめ買いをして買い物の回数を減らす」(46歳/女性/コンピュータ関連技術職)

「大容量のものを購入して1個当たりの価格の安いものを選ぶようにした」(41歳/女性/その他)

大容量のものを買うことで、結果コストを下げるという意見も。冷凍食品を活用するという声もありました。

今、ほんとうに必要?「今いるものだけ購入」

「本当にその日に必要なものだけ購入することにした」(52歳/男性/営業・販売)

「買うと決めてから、最後にもう一度考え、無駄な買い物を減らす」(48歳/男性/営業・販売)

「食べきり、使い切りを意識する」(55歳/女性/主婦)

「食材をしっかり使い切ってから買い物をする。冷蔵庫の中身を確認してから買い物に行く。この2つを意識する前はよく野菜をダメにしていました」(30歳/女性/コンピュータ関連以外の技術職)

「週1回まとめ買いをしてそれ以外は買い物をしないこと」(51歳/男性/その他)

本当に必要なものを必要なだけ購入することで、無駄をなくすという声も。食品ロスを防ぎつつ、無駄遣いを減らすこともできて効果は大きいですね。

我慢…「お菓子・嗜好品は買わない」

「おやつを我慢するようになった」(52歳/男性/その他)

「おやつを少なくする。食品ロスをなくす」(50歳/男性/営業・販売)

「食生活の見直し。あまり食べなかったお菓子類がここのところ習慣化していて金額もかさんでいたので、体のためにも見直そうと思いました」(59歳/女性/その他)

「お菓子や果物などを節約する」(57歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「嗜好品(コーヒーやビールなど)の摂取量を減らす」(40歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

大人が食べるおやつや嗜好品を我慢するという声も。我慢のしすぎはストレスになって逆効果になる可能性もありますが、ほどよい我慢であれば経済面と健康面の両面からメリットがありそうです。

待ってました!「おつとめ品・見切り品を購入する」

「常に見切り品を探している」(51歳/男性/営業・販売)

「値引きシールを貼られている物を買う」(48歳/女性/その他)

「朝の開店時間をねらって、半額の惣菜や肉をゲットする」(59歳/女性/その他)

「近所のスーパーで半額セールになる時間帯をリサーチして、買う食材はできる限り半額か2割引のものを選んでいます」(51歳/男性/公務員)

スーパーでは消費・賞味期限が近づくと貼られることがある割引シール。消費するタイミングによってはとてもお得になります。いつも行くお店の割引シールの時間をチェックしておくと良さそうですね。

いい商品もたくさん「プライベートブランドに変更」

「徹底的にプライベートブランドに切り替える」(51歳/男性/その他)

「商品のブランドに拘らず、スーパーの安い自社ブランド商品を買うようになりました」(52歳/男性/その他)

「今まで買ったことのなかったプライベートブランドを色々と試しています。ハズレもあるけど、安くて品質の良いものも結構あります」(56歳/主婦/主婦)

これまでは名の通ったメーカーのものを愛用していた方も、安さ重視でPB商品に変えたという方も。最近のPB商品は質がどんどん上がっているので、節約にはもってこいでしょう!

食材の入手法・使用法を工夫して節約

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続いては、食材の用意の仕方、使い方や食べ方を工夫しているという声です。

自給自足で一石二鳥「家庭菜園を始める」

「家で豆苗を育ててます」(54歳/男性/その他)

「ベランダで簡単な野菜を作ることにしました」(42歳/女性/主婦)

「自給自足。鉢できゅうりや、茄子、トマトを栽培しています」(45歳/女性/主婦)

「簡単にできる家庭菜園でトマトやパセリなど育てて出費を少しでも抑えるようにしています」(22歳/女性/営業・販売)

ベランダなどを利用して自分で野菜を栽培しているという方もいました。お財布にも体にも優しい上に、育てる楽しみもあって、いいことづくしですね!

満足感を上げるために「安い食材でカサ増し」

「もやしを頻繁に使う」(40歳/女性/学生・フリーター)

「もやしと鶏肉をベースにした料理をする、もやしカレーはスピード料理として食べてます」(47歳/男性/総務・人事・事務)

「ハンバーグなら豆腐まぜたり、野菜炒めはもやし大量など安い食材でかさ増ししてます」(38歳/女性/主婦)

「こんにゃくで肉のかさ増し」(54歳/男性/営業・販売)

安い食材の代表格であるもやしや豆腐、こんにゃく類で料理をカサ増ししているという方も。満足感も上がって、ヘルシーさもアップ!

こうなったら仕方ない…「食べる量を減らす」

「1食あたりの食事量を減らすようになりました」(47歳/男性/その他)

「正直買う量をへらしました。要は我慢」(51歳/男性/その他)

「1日の食事スタイルを1日2食に変更」(26歳/女性/学生・フリーター)

「お昼を魚肉ソーセージで済ます」(59歳/男性/その他)

「お昼ごはんをバナナチップで我慢する」(31歳/男性/公務員)

「食べる量を7割にしています」(42歳/男性/その他)

1日3度のご飯を2度に変更したり、食べる量を腹7〜8分目にしたりと食事量を減らすという声も。しかしダイエットを兼ねていないのであれば、健康面に支障が出てしまう可能性もあるため、まずは他の方法を選択したいところです。

値上がりは食材だけじゃない!「移動手段を工夫」

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「車での移動を控える」(53歳/男性/金融機関)

「ガソリンの値上げが止まらないので、なるべく徒歩で移動するようにしている」(43歳/女性/主婦)

「自転車で安いものをめぐるようになった。車だとガソリン代がかかるので」(41歳/女性/主婦)

ありとあらゆるものが高騰していますが、ガソリン価格の高騰も高止まり中。ついつい乗ってしまう車を我慢して、他の移動手段にするという声も聞かれました。

ただ出費するだけじゃない!賢くもらいたい「ポイント」

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「ポイ活始めました」(41歳/女性/主婦)

「ポイントやクーポンを積極的に使うようになった」(25歳/女性/総務・人事・事務)

「ポイントサイトなどで稼いだポイントで買い物をする」(44歳/男性/その他)

「ポイントの還元率が良いお店、決済を使う!」(21歳/女性/営業・販売)

「ポイントがお得に付く日にまとめ買いをするようになりました。値上がり分ポイントで還元されるようにしています」(41歳/女性/その他)

「ポイ活を本格的に行うようになりました。買い物は基本的にポイントサイトを介して行っています」(28歳/女性/その他)

ただ消費をするだけではなくて、消費した分をポイントで取り返すとう声も。最近は各社ポイント合戦をしているので、自分がよく行くお店でのポイントは賢く使いたいもの。ただしポイントにつられての買いすぎには要注意です。

値上げを乗り切るために「今すぐ見直したい家計改善点」5つ

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みなさん、さまざまな工夫して節約に取り組んでいることがわかりました。さらに家計をスッキリさせるための方法を、ファイナンシャルプランナーの筆者と一緒に検討していきましょう。

(1)固定費の見直しを!

保険料の見直し、携帯電話のプラン変更、使っていないサブスク、やる気が続いていない習い事などはありませんか? 一度見直すと節約が毎月続きますので、楽に節約につながります。

(2)家計簿をつけよう!

便利なアプリなどを利用して家計簿をつけると、必要・不要、払いすぎているのか適正価格なのかがわかりやすくなります。買い物の予算決めにも役立ちます。

(3)予め献立を作っておこう

食材を無駄にしないためにも、予め献立を作っておくと無駄買いを防げます。買い物に行く前の冷蔵庫チェックも忘れずに。

(4)コンビニに行かない

何かと便利な日本のコンビニ。品揃えが豊富で助かりますが、やはり価格の面では割高な面があります。ちょこっと買ってしまうという落とし穴にも注意です。

(5)ポイントを上手に利用

現金で支払うよりもポイントが還元される支払い方法を選びましょう。ただし、ポイントがもらえるからと不要なものまで買わないように要注意です。

 

今回のアンケート調査でも、みなさんが細かく節約に気をつけていることがわかりました。ただ、1人で節約を頑張っても、他の家族が散財してしまっては、残念なことに家計は一向に良くなりません。まだまだ値上がりが続きそうな今の状況、節約は家族一丸となって取り組み、値上げラッシュを乗り切るようにしてくださいね。

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