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冷蔵庫の野菜や肉・調味料も上手に使い切る!食材のうっかり期限切れを防ぐ技あり管理方法

食品には賞味期限や消費期限がありますが、せっかく買った食材の期限を切らして、ダメにしてしまったことはありませんか? 『kufura』では、冷蔵庫にある食材の賞味期限・消費期限切れを防ぐために、また、見逃しがちな調味料を使い切るために実践している管理方法とその効果について、女性406人に伺ってみました。みなさんから寄せられた、さまざまなアイディアをご紹介します。

一目瞭然のすっきり冷蔵庫が効果大!

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「冷蔵庫の中は常にきれいに収納することを心がけています。そうすると中身を見落とすことなく、腐らすことなく使い切ることができます」(33歳/総務・人事・事務)

「パッと開けたら中身がよく見えるように、量をたくさん詰め込まない。物の指定場所を決めて、いつも同じところに置く。そうすれば賞味期限切れは防げます」(56歳/主婦)

「賞味期限の近いものから手前に並べています。これを実践することで、賞味期限切れを防ぐとともに、手前のものから優先的に使うので、献立も考えやすくなりました」(31歳/学生・フリーター)

「野菜室でも冷蔵室でも、期限の近いものは常に前に出しておき、開けるたびに、食べなくちゃ!と意識できるようにしています」(53歳/その他)

「使い切りたい物は冷蔵庫の決まったケースに入れるようにして、使い忘れるのを防いでいます」(47歳/総務・人事・事務)

冷蔵庫の中に食材を詰め込みすぎず、「何が入っているか」がひと目でわかるようにしておけば、結果として食材の無駄が劇的に減る、という声が多数ありました。

期限が迫ったものは、手前に置いたり、目につくようひとまとめにしておいたりと、置き場所も工夫されているようです。よく整理された冷蔵庫は、見た目にも気持ちよく、節電効果も期待できるので、ぜひ真似したいですね!

そもそも使い切れる分しか買いません

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「1週間に1回しか買い出しに行きません。冷蔵庫が空になってから買い出しに行くと、フードロスもないですし、空の状態になると冷蔵庫内の掃除も定期的にできるので衛生的です」(30歳/主婦)

「あらかじめ献立を決めてから使うものだけを購入しています。そうすると無駄なものを買わないので、冷蔵庫内も見やすく、古いものがあるとすぐに目について使ったり食べたりできます。使用予定で買ったものは当然使用するので、余りません」(34歳/主婦)

「あまり多くを買い込まず、自分で管理できるだけを購入して、とにかく無駄にしないように食べています」(61歳/その他)

「割高でも大きなサイズは購入せず、使い切りサイズや食べ切りサイズのみ購入して冷蔵庫へ。これで、無駄にせず、使い切る、食べ切ることが可能になりました」(51歳/主婦)

冷蔵庫の食材を無駄なく管理するために、買い物のときから気を付けている人も多いようです。使う分しか買わない、お得感に惹かれても使い切れないような大容量パックには手を出さないなど、しっかり気を引き締めていらっしゃいます。「わかってはいるけれど、なかなか実践できない」という人も、一度試してみると、効果を実感できるはずです。

買ったその日のうちに対策しておく

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「冷凍できるものは冷凍保存し、できないものは目の入りやすいところに置くことで忘れないようにしています」(21歳/主婦)

「とにかく、食材はできるものは冷凍して、2日分くらいしか冷蔵庫には入れない! これで食材を腐らせることはありません」(46歳/主婦)

「とにかく冷凍できるものは、買ってすぐに冷凍する。仕事をしていると疲れて、日々の管理がしにくいので、買ってきたときにすぐやるのがコツ」(25歳/その他)

「肉や魚は大容量を買ってくるので、すぐに小分けにして冷凍する。これで無駄になることはありません」(55歳/主婦)

「まず食材を買ったときに、肉と魚は消費期限を確認して下味をつけて冷凍します。それ以外の食材は、賞味期間が近い順に手前から並べておきます」(28歳/主婦)

食材管理の達人たちは、食材の保存性を高める「冷凍」のワザも、積極的に取り入れているようです。買ったその日にすぐ冷凍すれば、より鮮度が保たれ、さらに、小分けにする、下味をつけておくなど、ひと手間かけておけば、使いたいときにすぐに調理でき、あとあと「やっておいてよかった」と思うはず。食材の無駄を防ぐとともに、家事を効率化できるアイディアですね。

冷蔵庫の中身を「知らせる」工夫いろいろ

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「冷蔵庫の中の在庫を紙に書き出し、冷蔵庫に貼っています。何かを使ったときは消していくといった工夫をしています」(42歳/主婦)

「冷蔵庫の扉にマグネットのホワイトボードを貼り付け、買った日と食材を書いています。こうすると使い忘れを防げます」(54歳/主婦)

「スマホのアプリを使っています。賞味期限が近くなると知らせてくれるので、これで防止できます」(32歳/デザイン関係)

「定期的に冷蔵庫を整理し、アプリで食材管理、冷蔵庫の写真も撮っている。これでロスは防げる」(42歳/その他)

「賞味期限を気にするのは主人の仕事になっています。主人が調べて言ってくれる物から使っていくので、ほとんどロスにはなりません」(70歳/主婦)

紙のメモやマグネットの付いたホワイトボードに書き出して冷蔵庫に貼りつけておけば、中に入っている食材が把握でき、「うっかり賞味期限・消費期限切れ」防止に役立ちますね。専用のアプリを活用する人、ご主人と協力し合っている人も。家族のあいだで決めごとをつくっておけば、「フードロス」の問題を共有することにもつながり、とても良いことだと感じました。

使い切る日・使い切れるメニューを決めておく

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「週に一度、カレーや味噌汁などで冷蔵庫の残り野菜を消費する日を設けています。これで冷蔵庫がほぼ空になります」(36歳/主婦)

「賞味期限が切れそうなときは、冷凍するか、スープにしています」(39歳/企画・マーケティング)

「冷蔵庫に何があるか、その消費期限や賞味期限を書き出しておいて、メニューを考えるようにしている」(65歳/主婦)

「食材は買いすぎないようにし、1週間に一度、冷蔵庫の食材を使い切る日を作っている。また月末は節約をかねて冷蔵庫の中をカラにしている」(50歳/主婦)

「1日1回は必ず冷蔵庫のチェックをしています。期限が切れそうなものを使ったレシピを考えて献立を考えます」(44歳/主婦)

少しずつ残ってしまった食材を、カレーや味噌汁などに変身させる「在庫整理の日」を設けておくのもエコですね。賞味期限・消費期限の迫った食材をもとに献立を考えれば、お料理の腕も磨かれそうです。毎日、週に一度、月末など、ご自分やご家庭に合ったタイミングで、「冷蔵庫整理デー」を実践してみてはいかがでしょうか。

便利アイテムで食材を長持ちさせる

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「iHerbで購入した、野菜の鮮度を保持するビニール袋を使用しています。普通に冷蔵庫に入れるよりも、長持ちしている気がします」(31歳/金融関係)

「100均で購入した、野菜を長持ちさせる緑の袋を使い、そのおかげで腐らせずに長持ちさせることができています」(24歳/その他)

「野菜室の食材は紙袋などを利用して、なるべく立てて収納しているので鮮度が保たれ、腐らせることはありません」(60歳/主婦)

とくに野菜類は、専用の袋を使うことで、鮮度保持力を高める工夫もみられました。野菜の種類によっては、立てて収納すると鮮度が保たれるものがあるので、お家にある紙袋を使うワザは、すぐにでも真似できそうですね。

野菜の種類ごとの保存方法については、『kufura』の過去記事「【野菜の保存】食品保存のプロが教える!定番野菜の冷蔵・冷凍方法や保存期間」でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

見逃しがちな調味料も最後まで使い切る!工夫の数々

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「調味料を使うたびに期限を確認する習慣をつけました。また、あまり使わないような特殊な調味料は買わず、毎日の料理でほぼ毎回使うようなスタンダードな調味料だけを買うようにしています」(36歳/主婦)

「調味料は、よく使うものは大きいサイズを買うが、たまにしか使わないものは小さいサイズにするか、使い切りのものを買う」(47歳/主婦)

「冷蔵庫に調味料のみを入れる専用カゴを使っている。調味料を使う時にカゴを全部取り出すので、その際にチェックしている」(63歳/主婦)

最後に、調味料の賞味期限切れを防ぐ方法をご紹介しました。食材と同じく、お得感に惑わされず、使い切れるサイズのものを選ぶという意見が目立ちました。

目新しい調味料を購入したものの、使いこなすのが難しくて、結局、シンプルな基本調味料に落ち着いたという声も多数ありました。一部には「さまざまな調味料を使いこなして、いろいろな味を楽しむ」という声もありましたが、そうでない人には「少数精鋭」が正解のようです。

 

いかがでしたか?

冷蔵庫にある食材や調味料の「うっかり賞味期限・消費期限切れ」を防ぐために、収納の工夫、買い物の工夫、積極的に使い切るための工夫など、じつにさまざまなアイディアが皆さんから寄せられました。美味しく最後まで使い切ることができれば、フードロスの解消につながり、しかも家計にも優しい、といいことづくめですね。つい食材を無駄にしがちだという人は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

文/新井円

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