そもそも「CICA」とは?
nullCICAクリームやCICAのフェイスパックが流行り出した当初、「シカ」という音の響きから馬油みたいに鹿油のスキンケアもあるんだとばかり思い込んでいました。
しかし調べてみると、「CICA(シカ)」とはツボクサというセリ科の植物から抽出されたエキスだと知りました。鎮静作用や炎症を抑えてくれる効果があり、肌荒れした際に安心して使える成分がCICAなのです。
実際にCICAのフェイスパックやクッションファンデなど試してみると、ティーツリーのようなハーブの香りと、肌が荒れている時は鎮静効果を実感しました。
今回試したダイソーの「CICAスキンケア製品」は全9種類!
null今回ダイソーで購入したのは、「日本製CICA」シリーズの下記9種類です。全て220円(税込)で購入しました。
- 日本製CICAクリアウォッシュDC
- 日本製CICAクリアウォッシュDN
- 日本製CICAピーリングムースD
- 日本製CICAローションD
- 日本製CICAフェイスマスクD
- 日本製CICAエッセンスD
- 日本製CICAリッチクリームD
- CICA日焼け止めジェルD
- 日本製CICAカラーチェンジファンデーションD
※公式ネット通販のページで「日焼け止めジェル」だけ商品名に“日本製”の記載はありませんでしたが、パッケージにはちゃんと記載があったのでピックアップ。
カラーチェンジファンデーション以外のスキンケアアイテムには、ツボクサエキスのほかに、ティーツリーオイルやゼニアオイ花エキス、テンニンカ果実エキス、アーチチョーク葉エキスなど天然由来の成分も。どれもほのかにティーツリーっぽい香りがしました。
一部、医薬部外品のアイテムもあり、繰り返すニキビや肌あれ予防に効果が期待できるようです。
ステップ別の使い方&レビュー!まずは落とすケアから
まずは洗顔・ピーリングムースから!ステップ別の使い方&レビュー落とすケアは全部で3種類あります。
- 日本製CICAクリアウォッシュDC
- 日本製CICAクリアウォッシュDN
- 日本製CICAピーリングムースD
「日本製CICAクリアウォッシュDC」はクールタイプの洗顔。夏にピッタリのスーッとした清涼感があります。クールタイプと言っても気持ちスーッとするかなという感じなので、肌が敏感な人にも嬉しい。
「日本製CICAクリアウォッシュDN」はマイルドな洗顔。クールタイプ自体もそこまでスーッとするわけではありませんが、敏感肌や清涼感が気になる方は、スタンダードな「日本製CICAクリアウォッシュDN」がおすすめ。
洗い上がりの落ち感やツッパリ感は、可も不可もなく普通の洗顔という感じでした。しかし他社の洗顔料のように香料がキツくないので、ハーブの香りがやさしいのは高ポイントです。
「日本製CICAピーリングムースD」はピーリングですが、やや硬めのテクスチャーで塗ってみるとクレイパックのよう。
下記のように2通りの使用方法があり、目のまわりや唇を避けて使います。
- 乾いた肌に適量を塗布し、やさしくマッサージするようになじませ、そのあとは水またはぬるま湯で洗い流す。
- 洗顔後の濡れた肌に適量を塗布し、1〜3分経過後、古い角質等を巻き込むようにマッサージをして洗い流す。
筆者は洗顔後の肌に塗布し、クレイパックのように使う後者の使い方がお気に入り。毛穴の詰まりやくすみをとってくれます。実際に成分表を見てみると、カオリンいう粘土類鉱物が配合されており、クレイパックのように老廃物を吸着して洗い流してくれます。
クレイパックって高価な印象だったので、同様の効果が実感できて220円はコスパがいいです。
潤すローションアイテムは2種類
null潤すローションアイテムは2つ。
- 日本製CICAローションD
- 日本製CICAフェイスマスクD
「日本製CICAローションD」はパシャパシャタイプの化粧水で、容量は120ml。医薬部外品です。
顔はもちろん、体にも惜しみなく使えるコスパが魅力です。ポンプタイプの大容量が発売されたら売れそうだなと感じました。
そして「日本製CICAフェイスマスクD」は、CICAローションがたっぷりしみたフェイスマスクで、3枚入りです。
ローションが少ないこともなく、垂れるほどしっかりヒタヒタ。サイズも小さすぎず、ドラッグストアのシートマスクに引けを取らない品質でした。鎮静効果のあるCICAなので、日焼け後の肌にピッタリです。3枚入りなので旅行などにちょうどいいサイズ感なのも◎。
潤いにふたをする美容液・クリームも
null化粧水やフェイスマスクで水分補給をした後に使う美容液・クリームも2種類あります。
- 日本製CICAエッセンスD
- 日本製CICAリッチクリームD
「日本製CICAエッセンスD」は220円なのにスポイト式の美容液。化粧水などで肌を整えた後、適量を手のひらにとり、肌になじませます。
スポイトで量を取るには一度瓶から出して中身を出したあと、もう1度瓶の中にスポイトを入れて美容液を吸い出すようにすると、十分な量が取れます。
少しとろみがあリ保湿してくれている感じがします。美容液ですが、化粧水の後はこれだけでもOKだなと感じました。
「日本製CICAリッチクリームD」は、リッチクリームとの名前の通り、塗ると皮膜感があります。これを保湿力を感じるとするか、「なんだかペタペタするなぁ」と思うかは個人差があるところで、好き嫌いが別れるテクスチャーです。
私は顔に塗ったときの皮膜感が苦手なため、ブツブツができた脛やガサつく足の裏、膝などのボディクリームとして使用することにしました。
アイテム自体は医薬部外品なので、一定の効果効能が認められた製品、かつ日本製なので220円でお試ししてみるのはアリです。もし苦手なテクスチャーだった時は、ボディクリームにするといった使い方でもコスパに見合いますよ。
外からの刺激からも守る「CICAコスメ」も
外からの刺激からも守る日焼け止め・ファンデーションもスキンケアの延長線で使えるコスメも2種類ありました。
- CICA日焼け止めジェルD
- 日本製CICAカラーチェンジファンデーションD
「CICA日焼け止めジェルD」は、SPF50+PA+++と日焼け止めとしては十分すぎるスペック。塗り心地はジェルタイプで、チューブから出した時は緑色で驚きますが伸ばすと透明に。
「日本製CICAカラーチェンジファンデーションD」は、ファンデーションと名乗るほどにはカバー力がなく、コントロールカラー下地に近い使用感。赤みを補正してくれるグリーンのコントロールカラーとして使うならアリですが、これ1本でベースメイクが完了するタイプではありませんでした。
実際に使ってわかった…リピ買いするならこの4つ!
null今回、ダイソーのCICAスキンケアアイテムを1カ月お試ししてみたところ、テクスチャーによって好き嫌いが分かれるプロダクトだなと感じました。
個人的にローションや美容液などのテクスチャーはとてもよかったのですが、クリーム系のテクスチャーがどうしても好みに合わず、顔に塗らず体用にしてしまいました。
また、日焼け止めに関してはSPF50+PA+++と謳っているものの、外出してみると帰宅後に肌の赤みが出てしまい、紫外線を防ぐにはある程度お金をかけた方が安心です。
どれもCICAらしく刺激は少なく使えるものの、正直、劇的に肌質がよくなったということもなく可も不可もないスキンケアでした。ただし1カ月だけのお試しだったので、もっと長く使ってみるとまた変化があるやもしれません。
これらを踏まえて筆者がリピート買いしたいと思ったアイテムをおさらいしてみると……
- 日本製CICAピーリングムースD
- 日本製CICAローションD
- 日本製CICAフェイスマスクD
- 日本製CICAエッセンスD
上記4点が特におすすめです。やはりスキンケアって肌に合う合わないありますから、実際に使ってみないとわかりませんよね。とはいえ、1個220円と手に取りやすいので、まずは気軽に試してみるのが吉だと思います。
惜しい点がひとつ。プチプラなので容器に文句を言っても仕方ないのですが、洗顔に関しては片手で開けられるキャップの方が圧倒的に使いやすい! 価格を取るか、使いやすさを取るかこれもまた人それぞれだと思います。
いい点・惜しい点とご紹介してきましたが、CICAは肌が荒れている時にも使える成分なので、肌を休める時用にお守りのようにストックしておくのもひとつ使い方のアイディアです。
CICAが気になっていた方は、ぜひダイソーコスメでまずはお試ししてみてくださいね。
「やさしいくらし」をモットーにライフスタイル関連の執筆撮影などを行なっています。kufuraではファッション記事を担当。好きなことはお散歩とヨガです。