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世帯収入減は45%!? コロナで変化した「収入と支出」を252人の主婦に聞きました

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収束が見えない新型コロナウイルス。外出自粛に緊急事態宣言と経験をしたことがないことが次々と起こり、経済的な点からも暮らしが変化した方が少なくないのではないでしょうか。

そこで『kufura』では、「コロナの影響で収入や支出などお金に変化があったかどうか」を調査。既婚女性252人に聞いた結果をみていきましょう。

コロナ禍で「世帯収入」に変化はあった?

まずは、コロナの影響で、世帯収入に変化があったかどうかを尋ねると、

  • 世帯収入は変わらない…130人(51.6%

  • 世帯収入は少し減った…77人(30.6%

  • 世帯収入は大きく減った…37人(14.7%

という結果になり、約半数の人が変わらないと答えたものの、45.3%もの方が、少しまたは大きく世帯収入が減ったと回答しました。

では、具体的な理由をみていきましょう。

コロナでも変化なし

「自分も夫も働き方はかわっていないから」(43歳/主婦)

「夫の仕事はライフラインに関わる職種なので、特に変わりなし」(39歳/主婦)

現時点では今回の件で影響がないという方が約半数となりましたが、先が見通せない今後を考えると不安が大きいという声も上がっています。

「今のところ変わらないが、あまり良くない状況みたいなので、今後が心配」(41歳/主婦)

「今のところ収入自体は減ってはいないが、お客さんの注文自体は少なくなってきた」(45歳/主婦)

これまでの暮らしと違って私たちの消費マインドに変化があったことや、収束の兆しがなくいつどんな事態になるかわからない中、先行き不透明感の強さが浮き彫りになる結果になっています。

少し減った

「残業代と自分の職場のお客様が減り、早く帰ってきたりしたから」(50歳/その他)

「夫の働く時間が短くなったため」(45歳/主婦)

「夫の夏のボーナスが出なく、収入が減った」(50歳/その他)

「私の収入は変わらないが、夫は営業職の為お客様訪問ができず、営業手当がほぼなしに」(46歳/総務・人事・事務)

これまで忙しく残業をしていた方の残業代や様々な手当が減ったり、ボーナスへの影響も大きいことから、やや収入が減少したという方も3割以上という結果になっています。

大きく減った

「夫の収入が出来高制なので、サービス業でお客様からの受注率が激しく減少で」(34歳/その他)

「夫の残業がなくなり、私は子どもの休校などで退職したため大きく収入が減った」(40歳/主婦)

「夫は美容業、自分は旅行業のため休業になり収入が減った」(28歳/出版・マスコミ関係)

「自営業の夫の仕事が全く無くなった」(51歳/その他)

今回のコロナ禍では、業種によっては休業を余儀なくされるところもありました。また、わずかでしたが、逆に収入が増えたと回答した方も。

「夫が除菌用品のメーカーだから」(43歳/主婦)

「夫が通信系なので、ステイホームで需要が増えた」(50歳/営業・販売)

コロナの影響を受け、需要が高まった業種は忙しくなり収入に反映され、逆に自粛をせざるを得なかったり需要が減った業種は状況が厳しくなり、結果、収入も両極端になっているようです。

暮らしが変わるなか「世帯支出」に変化はあった?

続いては支出です。これまでのお金の使い方からどんな変化があったのでしょうか?

支出が増えたものTOP3

1位:食費…178人(70.6%

2位:水道光熱費…145人(57.5%)

3位:日用品購入費…68人(27.0%

ステイホームの影響から、自宅で自炊をして家で食べることが増えましたよね。結果「食費」が圧倒的な支出増となった方が多くなったようです。また、感染防止対策をしながらの買い物で、ストックを多く買いすぎてしまったり、普段は給食でまかなっていた子ども達のお昼ごはんや、外食していたランチがテレワークになったことで自宅で食べるようになるなど、これまでよりもはるかに食材の量が増えたご家庭も多いと思います。

次いで2位は「水道光熱費」と、こちらもやはりステイホームの影響が大きいようです。

支出が減ったものTOP3

1位:レジャー費…188人(74.6%)

2位:食費…143人(56.7%)

3位:外食費…136人(54.0%)

出かけなくなったことで「レジャー費」が7割を超える減少幅となりました。また興味深いのは「食費」と「外食費」が5割以上の減少となったことです。先ほどの「支出が増加したもの」のダントツ1位が「食費」だったことを考えると、ちょっと違和感がある結果に。外に食べに行かずにテイクアウトやデリバリーを利用した結果なのでしょうか。それとも、増えた人と減った人の差が大きかったのでしょうか。いずれにしても、食費は「支出が増えて、減った」という面白い結果になっています。

そういう我が家は、普段はなかなかいけないお店のテイクアウトを利用してみたり、「お取り寄せ」で気分を変えてみたりと、「家で美味しいものを食べる」ことがステイホームの楽しみの一つになり、確かに「外食費」は減ったのですが、その分「食費」は増えたという結果になりました。

次いで、支出が減ったものとしては、交通費、美容費、被服費という結果に。

移動する際の交通費や、身だしなみにかかる美容費や被服費が減ったことも、暮らしが変わった結果なのでしょう。

これからどうする?「収入と支出に関して考えていること」

では、みなさんが今後、お金まわりをどうしたいかを聞いてみると、半数近くの方が「節約」「貯蓄」と回答しています。

いざという時のために「節約して貯めておきたい」

「ボーナス頼りになってるので、節約しなければ……」(39歳/主婦)

「日用品や食費がかさんでいるから節約したい」(37歳/主婦)

「今後この状態が長引けば家計が厳しいので支出を減らしていきたい」(52歳/主婦)

「今は仕事が普通にできているけど、これから先の事は何もわからないので、不安もあるから今まで以上に節約など家族に協力してもらいながら、できる事はやっていくようにしていきたいです」(45歳/その他)

「今後自粛が長引くことが予想されるので、食費や水道光熱費は抑えられるだけ抑えて支出を減らしたい」(45歳/主婦)

「夫の仕事が今が正念場で頑張っている。何かあっても困らないように、自分も何か収入を得たり節約したり貯蓄しないといけないなとは思う」(41歳/主婦)

「万一休業になっても大丈夫なように貯蓄を増やしたい」(49歳/総務・人事・事務)

いつ、何時、どんなことが起きるかわからないということを思い知らされた今回の件。その時に必要なのは「お金」だと考える方が多くなりました。無駄なものは買わない、貯めておく、いざという時のために「貯金」が必要だという考え方が改めて見直されたような気がします。

副業・アルバイト・Wワーク…「働きます」

「夫の収入は今のところ変化はないが、今後どうなるかわからないので、専業主婦はやめて短時間でもアルバイトをして収入を確保したい」(31歳/総務・人事・事務)

「副業をしなければならないと思います。今後このようなウイルス系は未知なので」(39歳/主婦)

「収入源が一ヶ所だと、今回のようなことによるリスクが大きい。在宅でパソコンさえあればできる仕事、自分の特技を生かした仕事、新たに資格や技術を習得して収入に繋げるなど、現在準備している」(50歳/その他)

「今後が不安なため転職や副業、資格取得などいろんなことを考えている」(28歳/出版・マスコミ関係)

家族の収入だけに頼らずに、自分でできることを収入に結びつけたいという意見も多く聞かれました。また、自分のスキルアップにも結びつけるべく勉強や資格の取得など、前向きな意見を持った方も多いようです。

この機会だから「投資はじめます」

「何か働きたいと思っていたが、募集も少なく自分ができそうな仕事もないので、投資の勉強をしようかと思っている」(41歳/主婦)

「投資をして収入を増やしたい」(43歳/主婦)

「探しても仕事も今はないようなので、とりあえず支出を抑えることと、いくらか株を購入して運用しようかと思っています」(54歳/デザイン関係)

なかには、大掛かりな投資をしないまでも、フリマアプリやポイ活などで生活費の足しにしたいという方も。

「無駄使いをしない。不用品はメルカリで売り、少しでも現金にする」(59歳/主婦)

「収入という程でもないが、趣味でやっていたフリマアプリや自宅でできるポイ活の反応が良くてする時間が増えた。出品等の作業がしやすい様に、部屋の模様替えをしようと思う」(37歳/主婦)

「ポイ活で数円でも稼ぎたい」(47歳/主婦)

「取りあえずコロナが流行しているうちに、マスクを作れるだけ作って売りさばく。今からハロウィンやクリスマスを先取りしたデザインのマスクを作る」(57歳/主婦)

「家庭菜園で育てている物を増やした。夫が自宅勤務なので、時間的に余裕ができ、以前より植物へ手間をかけられるため、収穫も多く家計の足しになっています。外食が激減したので、その分住宅ローンの返済を増やし、繰り上げ返済を心がけています」(53歳/会社経営・役員)

身近なところから少しでも足しにしたいという方もいて、やはり今後のことを考えると「不安」が大きいということが伝わってきます。

また、世の中の雰囲気が落ち込み気味なことから、

「贅沢しにくい」(39歳/研究・開発)

「今度も長期にわたり外食やレジャーは抑えることになると思うので家での生活を楽しめるようなお金の使い方をしたい」(37歳/主婦)

という堅実な意見もありました。

 

いかがでしたか? 収入や支出に大きな変化をもたらした今回の新型コロナウイルス。確かに我慢が多く、辛いなと思うこともありますが、自分たちの暮らしを今後どうしていくのか、真剣に考えるいいきっかけになったと言えるのではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナーの筆者も、改めて「削る、貯める、増やす」を見直したり、家族に協力を仰いだりと、一致団結してコロナに負けない経済力をつけなくてはと思ったところです。しっかりと向き合って、負けない“経済力”をつけていきたいですね。

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