「特別定額給付金」に申請する人が圧倒的多数!
null「特別定額給付金」に申請しますか?と尋ねたところ、
はい・・・490人(98.0%)
いいえ・・・10人(2.0%)
大多数の方が「申請する」と回答しました。続いて、その具体的な使い道について見てみましょう。
「生活費に使う」がダントツの7割!
null給付金の使い道としては、「生活費」が最多。「消費や支払いに使う」が、じつに全体の83.2%にのぼり、貯蓄ではなく圧倒的に消費傾向であることが分かりました。
2位の「貯金」と回答した方でも、
「子どもの分は、将来用として貯蓄に回す。自分の分はコロナが明けてから旅行などの私用費用で使う」(30歳/男性/その他)
「生活費の支払い。税金の支払い。残りは貯蓄」(52歳/男性/その他)
と最初から一部を貯蓄に分けておいたり、もろもろの支払いを済ませた残りを貯金にまわすなど、全額貯金ではない方もいました。
最も多かった「生活費」の内訳は?
null生活費の項目のうち、多くの方が挙げたのが「食費」でした。休校やテレワーク措置によって自宅での食事回数が増え、食費がかさんだという方や、外食やテイクアウトに充てるといった声が聞かれました。
注目は4位の「家電や家具の購入」。10万円給付を機に、思い切って新調したい!という方も多いようです。
生活費にかける理由は家庭それぞれ
nullアンケートを1つ1つ見ていくと、生活費にかける「理由」も見えてきました。
(1)とにかく生活維持のため
「収入が減ることになるので生活費の補填に使う」(37歳/女性/総務・人事・事務)
「すでに1カ月分の稼ぎがなく食費を主とする生活費の出費が大きい。10万円はこれまでの生活費の埋め合わせになる。食費が主」(41歳/女性/その他)
「食費が倍近くになっているのでそれにあてる」(40歳/女性/主婦)
「今夏の賞与が減額される見込みなので、住宅ローンの返済用に全額応援する予定です」(72歳/男性/その他)
「車検の時期が近付いており、お金の捻出を心配していたので、この給付金をあてる」(64歳/男性/総務・人事・事務)
「家賃、光熱費、電話料金、学校費などで足りないくらい」(45歳/男性/研究・開発)
(2)節約できない教育費に
「ボーナスが減るかも知れないので、教育費に充てたい」(51歳/女性/その他)
「子どもは学校や塾がなくても月謝は通常通り引き落とされるので、教育費に充当」(44歳/女性/主婦)
「大学生の子は、オンライン授業になったので、パソコンを買います」(47歳/女性/主婦)
「子どもの遠隔授業のための機材(パソコン、タブレット)を調達する」(60歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「勉強がおろそかになっているので塾等に通わせる費用」(48歳/男性/その他)
(3)住環境や設備の充実のため
「今まで高くて変えなかったダイニングテーブルセットを買う。ぞーーー!」(31歳/男性/主夫)
「クーラーを買おうと思っている」(67歳/男性/その他)
「家の壁が、シミだらけなので、直す」(55歳/男性/その他)
(4)家族の楽しみやストレス発散に!
「自粛生活でマンネリなので、たまには豪華な食材を買ってもりあがろうかと思っている」(61歳/男性/総務・人事・事務)
「普段食べることが出来ない贅沢な食事」(28歳/男性/営業・販売)
「寿司などの豪華なデリバリーを頼む」(54歳/男性/金融関係)
「多分外食費や娯楽費で、これまでのストレスを家族で発散するために使うと思います」(64歳/男性/公務員)
(5)社会や店舗応援に!
「テイクアウトをしているお店の商品を買って、間接的に支援したい」(34歳/男性/公務員)
「できるだけすぐ使って、世の中にお金を回そうと思う。候補は家具調こたつ更新、シャープの自動調理器、電動アシスト自転車等、ちょっと手を出すのに高価なものを購入したい」(56歳/男性/研究・開発)
収入が減っていたり、ボーナスの減額が見込まれるご家庭の多くは、食費やローン、光熱費といった「生活維持」のために使いたいと回答していました。給付金では足りない!というコメントもあり、今回の感染症がいかに家計に大きな影響を与えたかがうかがえます。
節約できない教育費を優先する方も多く、オンライン授業に対応するための機器の購入費に充てるといった回答も目立ちました。
また、外出自粛で溜まったストレスを豪華な食事で発散したい! 窮状にあるお店応援に貢献したい!といった理由も見受けられました。
使い道の4位にランクインした「寄付、譲渡」。その先は…
null「長男は大学生だが、アルバイトが出来なかったので10万円分は渡そうと思う」(46歳/女性/その他)
「子どもが就職できなかったので その補助につかいたい」(60歳/男性/総務・人事・事務)
「将来世代が負担する赤字国債で賄われるわけだから、贈与など、若い世代に還付したいと考えている」(57歳/男性/医師)
「2人の子どもはいずれも成人して家庭を持っています。何かとお金が必要な時期なので我々夫婦の一律給付金は2人の子どもに渡してあげるのが最も効果的な使い方ではないかと思っています」(69歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「住んでいる市に寄付」(70歳/男性/その他)
アルバイトができなった学生や、就職に難航した子どものサポート費用のために給付金を譲渡する、という親御さんもいました。子育て終了世代で、かつ自身の仕事に大きな影響が無かった方からも同様の声が聞かれました。
その他、そのまま地域に寄付するという奇特な方もいて、心打たれます。
いかがでしたか?
構成人数によっては大きな額が給付されるご家庭もあるかと思います。家族会議を開いて、有意義な使い道を決めるのもいいですね。給付金、みなさんは何に使いますか?