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交際費は減ったけど光熱費が大幅アップ!? テレワークを機に家計について見直したところ

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、家でテレワークをした人も多かったと思います。外出の機会が減って家にいる時間が長くなったことで、おうちごはんが増えて外食が減る、電気使用量が増えて光熱費がかさむなど、支出状況もいろいろと変化。これを機に家計を見直したという人もたくさんいたようです。

そこで『kufura』では、コロナ禍にテレワークを経験した20~50代の男女136人に、「テレワークを機に家計について見直したところ」を聞いてみました。

光熱費:節電プラス契約会社や料金プランを見直し

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いちばん多かったのが、この“光熱費”についての見直し。光熱費は電気のムダ使いに気をつけたり、省エネ家電に買い替えるなどして節電するのはもちろん、契約している料金プランや電力会社を見直すことによっても上手に節約することができます。

料金プランや電力会社の見直し

「在宅時間が増えて光熱費がかさむので、少しでも節約できるように、電気とガスの契約ををお得な併用プランに変更しました」(51歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「家で仕事をしていると電気代がすごくかかるため、少しでも安くなるように契約先の電力会社を変えました」(50歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「テレワークでエアコンを使う機会が増えたため、気になって電気代を調べてみたところ改善の余地があったので、料金プランを変更しました」(36歳・男性/公務員)

「テレワーク中に電気代がすごくかかってしまったので、これを機に電気代の契約内容を見直しました」(55歳・男性/公務員)

一日中家にいると電気使用量がいつもより増えるので、光熱費も自然と高くなってしまいます。今回のテレワークで光熱費がアップしたことをきっかけに、光熱費を見直したという人はかなり多かった様子。昔と違って、今は電力会社も自由に選べる時代です。比較サイトなどを利用して、料金プランだけでなく、契約会社自体を見直してみるのもおすすめです。

積極的に節電に務める

「夏は暑くて冷房による電気代がかさむので、少しでも電気代を安く抑えるために、思い切って省エネタイプのエアコンに買い替えました」(55歳・男性/研究・開発)

「少しでも電気代を節約できるように、電球や蛍光灯をすべてLEDに替えてみました」(52歳・男性/会社経営・役員)

「エアコンは電気代がすごくかかるので、エアコンは使わずに扇風機を自分のそばに置いて涼むようにしました」(53歳・女性/主婦)

「家にずっといると電気代がかかるので、少しでも電気代を節約するためにコンセントの抜き差しや電気の消し忘れに気をつけました」(42歳・男性/営業・販売)

使っていない部屋の電気を消すなど、意識して節電に努めるだけでも光熱費をしっかり抑えることができます。古い家電は新しい家電と比べて電気消費量が多いこともあるので、この機会に思い切って省エネできる新しい家電に買い替えるのもいいかもしれませんね。

電話やネットなどの通信費:契約内容やキャリアを変更

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「携帯電話の使用が増えて通信費がかさんだため、携帯電話を格安モバイルに変えました」(55歳・男性/金融機関)

「テレワークによって携帯電話のデータ使用量が増えたので、契約内容を見直して使い放題のプランに変更しました」(52歳・男性/その他)

「家にいるとWi-Fiが使えるので、ネットはデータ通信ではなくWi-Fiを利用して携帯電話の使用料金を抑えるようにしました」(27歳・男性/その他)

「今までデータ通信は携帯電話を使っていましたが、家にいると使用量が増えて高くなりそうだったので、Wi-Fiを契約することにしました」(32歳・女性/学生・フリーター)

家で仕事をしていると、電話やネットの使用量が増えるため、それにかかる通信費も一気に増えてしまいます。制限のない契約プランならいいですが、制限がある場合はそれを超えると急激に金額が高くなってしまう場合も。これらの理由から、今回のテレワークを機に、携帯電話の契約プランや契約キャリア自体を変更するなどした人も多かったようです。

食費や交際費:今後は外食や飲料の購入頻度に注意

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「外食できなかったことで思った以上にお金が浮いたので、今まではムダに外食していたことに気づきました。今後はよく考えて外食しようと思います」(47歳・女性/主婦)

「家で昼食を自炊するようになり、いつもの昼の外食はかなりムダ遣いだと気づきました。これからは、会社での昼食代を見直していこうと思います」(56歳・男性/営業・販売)

「家で仕事をしたことで普段は飲み物にお金をかけすぎていたことに気づき、ペットボトルなどの飲料に使う金額を減らすようにしました」(44歳・男性/企画・マーケティング)

「長年ペットボトルのミネラルウォーターを購入していましたが、重い、場所を取る、割高などの理由で、コスパ重視の浄水器を使うことにしました」(49歳・男性/営業・販売)

「給料が減ってしまったので、少しでも節約できるように、安く作れるレシピなどを調べて自炊するようになりました」(38歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「少しでも食費を削減できるように、コンビニの利用を減らして、ディスカウントストアでまとめて買い物をするようになりました」(41歳・男性/その他)

コロナ禍で外食できなかったことにより、食費や交際費をかなり抑えることができたという人も多かった様子。これにより普段は外食にかなりの金額を使っていたことに改めて気づいた人もいて、テレワークが外食の頻度を見直すきっかけになったようです。

外食以外に、飲み物の購入も食費がかさむ要因の一つ。カフェのテイクアウトやペットボトル飲料などの購入が毎日の習慣になっていると、それだけでかなりの金額になって食費を圧迫してしまいます。たまには自分でコーヒーやお茶を入れる、ドリンクボトルを持ち歩くなどするだけでも、出費をだいぶ抑えることができそうですね。

本当に必要なものを買うなどほかにも見直す点はいろいろ

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「外に出かけなくなったことにより、そもそも普段はお金をムダに使いすぎていたことに気がつきました。お店よりもネットで買ったほうがお得になるものもあるなど、物を買う際によく考えてから買うようになりました」(54歳・女性/デザイン関係)

「家にいる分時間もあったし、先が見えない不安から節約もしたかったので、なんでもネットで価格を比較してから買い物をするようになりました」(43歳・女性/その他)

「テレワークでメイクをする機会が減ったため、化粧品の定期購入を解約しました」(51歳・女性/その他)

外出しなくなったことで、本当に必要なものがわかり、普段は実はあまり必要ないものにお金を使いすぎていたことに気づいたという人も多かったようです。本当に欲しいものを買うようにするだけでも、かなり家計のムダをなくすことができそうですよね。

また、テレワーク中に必要のない化粧品の定期購入を解約するなど、そのときの状況に合わせて臨機応変に対応することも、家計を見直して節約するためにはすごく大切なことといえそうです。

いかがでしたか? このように生活状況が大きく変化した場合は、支出内容をチェックして家計を見直すことで、いち早くムダをなくすことができます。ご紹介した皆さんの見直し例を参考に、ぜひこの機会に家計を見直してみてください。

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