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4つの家電を狙うべし!効率的な「光熱費の節約」のコツ【和田由貴のカンタン節約術その9】

毎日使う電気にガス・水道と、光熱費って意外に出費がかさむものですよね。とくに冬や夏など、季節によっては金額を見てびっくりしてしまうことも。

節約はもちろんですが、限りあるエネルギーはやっぱり大切に使いたいところ。

そこで今回は、節約アドバイザーの和田由貴さんに“光熱費の節約”についてうかがいました。

電気代の節約は「4つの家電」を重点的に!

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私たちの生活には欠かせない電化製品。最近は便利な家電も増えて、気がつけば家電だらけ……という家庭も少なくないと思います。家電の数に比例してたくさん使うようになった電気だからこそ、効率よく節約した方がいいですよね!

「実は、電気代の7割は4つの製品で使われています」という和田さん。その4つとは、

  1. エアコン
  2. 冷蔵庫
  3. テレビ
  4. 照明器具

おそらく多くの家庭にあり、使う頻度も高いものです。

「エアコン」の節電の方法は?

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冬は暖房機能を使用することも多いエアコン。賢く節約するにはどうしたらよいのでしょうか?

「暖房の設定温度を2度下げると電気代が約10%お得になります。また、丈の長い厚手のカーテンを窓の内側で閉めて、部屋の温かい空気を外に逃さないようにすると効果的」とのこと。

いかに温めた空気を逃さないようにするかがポイントですね。

「冷蔵庫」の節電の方法は?

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冷蔵庫は、一般的に400Lくらいの大きさのものが一番節電が進んでいるそう。古い機種では電気代が多くかかっていることもあるそうです。

また、冷蔵庫に買いだめをしてたくさんものを入れる方もいるかもしれませんが、“詰め込み過ぎ”は節電にとってはNGなのだそう。

「冷蔵庫は物をたくさん詰め込まないことが大事です。物を詰め込むと冷え方が弱くなり、内部の冷気が正しく作動しなくなります。逆に冷凍庫はものをたくさん入れて隙間を作らないようにすると冷気が外に逃げません。積極的に冷凍保存した方がいいですね」とのこと。

また、冷蔵庫の中にカーテンをつけていると、ものの出し入れのためにカーテンを開けるという作業が加わるため、結果的にドア開閉の時間が長くなります。そのため節電にとっては逆効果となってしまうそう。

上手に保存した上で、節電していきたいですね!

「テレビ」の節電の方法は?

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テレビの節電方法はいくつかありますが、大前提として「見ない時は消す」ことが挙げられるそう。なんとなく一日中つけてしまうようでは、もったいないですね。

「最新のテレビでは、見ている人がいないと音は出続けるけど画面だけ消える機能があるものも。テレビの電気代のほとんどは画面のバックライトを照らすための灯りなので、画面を自動的に消すことで電気代が抑えられる」そうです。

「照明器具」の節電の方法は?

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照明器具 節電 方法

また、照明器具に関しては、最近ではLEDなども増えてきていますが、こちらも使わない時は消すという習慣を身につけておくと効果的。

「照明器具は、つけた瞬間の消費電力が大きいので、短時間であればつけっぱなしの方がいいという説もありますが、これは間違いですので要注意です」

“不要なものは消す”ことが節電の近道のようですね。

「温かい家電」は要注意!

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節電で気をつけたいのは、お伝えした4つの家電のほかに「温かい家電」だそうです。

温かい家電とは、物を温める目的で熱を発するもので、「電気ポット」「電気炊飯器」「温水洗浄便座」などがあげられます。1つずつ見ていきましょう。

(1)電気ポット

例えば1日2回ポットのお水を沸騰させ、常時保温にしておいたとします。そうすると1日にかかる電気代は約30円、1年にすると、なんと1万円以上にもなるそうです。

コーヒー一杯を飲む程度であれば、電子レンジや電気ケトルもおすすめだそうです。

(2)電気炊飯器

朝ご飯を炊いたら、そのまま夜まで保温している方もいるかもしれません。でもそれは、とても電気代がかかっているとのこと。

炊飯器の保温は、約10時間で1回の炊飯と同じくらいの電気を使うそう。もし朝から夕方までずっと保温しておくとなると、2回炊飯をしたのと同じ電気代がかかるということ。

ご飯を温める時は電子レンジを使った方がおトクだそうです。

(3)温水洗浄便座

今では多くの人が使うようになった温水洗浄便座は大きくわけて2つの種類があります。「貯湯タンク式」と「瞬間湯沸かし式」に分けられます。

「貯湯タンク式」は、使用しないときにも常にお湯を保温しておくため、かなり電気代がかかります。製品にもよりますが、1カ月1,000円以上かかるものもあるそうです。

一方、「瞬間湯沸かし式」は、使う時に水を一気にお湯にするので、瞬間的には大きな消費電力がかかりますが、お湯を使用するときだけ電気を使うのでムダがないそうです。

買い換えのタイミングが来るようであれば、できるだけ省エネタイプにするとムダが省けます。また季節によって温度の設定を見直すこともすぐにでもできそうです。

 

“光熱費の節約”について見てきましたが、いかがでしょうか?

こまめに消したり見直したりすることで、経済的にも環境にも優しくなりそうですね。

まとめ

  1. 電気代は、エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビが節電の狙い目
  2. エアコンの暖房は2度設定温度を変えると10%節約
  3. 冷蔵庫は詰め込みすぎず、冷凍庫は隙を作らず
  4. 照明はLEDがオススメ、つけっぱなしはNG
  5. 電気ポット、電気炊飯器、温水洗浄便座は使い方に注意

 

【取材協力・監修】

和田由貴(わだゆうき)

節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、暮らしや家事の専門家として多方面で活動。2007年環境大臣より「3R推進マイスター」委嘱。著書に『和田由貴のシンプル節約術』(あさ出版)ほか。2子の母で現役の節約主婦。

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