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新年にコレが欠かせません!「正月のご当地グルメ」北海道から沖縄までズラリ

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日本は地域ごとにさまざまな食文化がありますが、お正月に食べるものも各都道府県で特色があるようです。『kufura』では、全国の男女500人を対象に、“お住まいの地域ならではの正月料理”についてアンケート調査を実施しました。

あなたにとって、「これを食べなきゃ新年が始まらない!」というソウルフードといえば……? 北から順に、地域色豊かなお正月料理をチェックしていきましょう!

【北海道】くじら汁、石狩鍋、飯寿司…

「くじら汁。北海道」(52歳男性/その他)

「石狩鍋、鮭を入れた鍋、食卓が栄えるので。北海道」(40歳男性/その他)

「鮭・ししゃもを使った飯寿司。この地方独特だと思います(違うかもしれませんが)。北海道の道東部です」(53歳男性/その他)

「飯寿司、冬の保存食。北海道」(35歳男性/学生・フリーター)

「大晦日にごちそうを食べ年越しそばをたべる。元旦は雑煮と納豆餅ていど。北海道」(64歳男性/コンサルタント)

北海道といえば、やはり海の幸! くじら、鮭など海産物を生かしたお正月料理が目を引きます。他方、最後のコメントにもあるように、実は北海道ではおせちなどを大晦日に食べる風習もあるとのことで、正月は敢えてシンプルなもので済ませるという家庭もあるようです。

【東北地方】けの汁、はっと、カラカイ…

「けの汁。春秋に保存した山菜や根菜・こんにゃく・油揚げ・大豆などを細かい賽の目に切り、具沢山の味噌汁仕立てにする。野菜が少ない冬場に保存したものを使い、沢山とれるように工夫した料理。青森県津軽地方」(63歳女性/その他)

「冬季に野菜等が不足しているので、小麦粉のせんべいで食材としている。岩手県の山間部」(69歳男性/その他)

「紅白なます。大根と人参を甘酢に漬けたもの。各家庭ごとに味が違い美味しい。宮城県」(51歳男性/その他)

「はらこめし。鮭とイクラのごはん。家庭の味。宮城県」(37歳男性/総務・人事・事務)

「はっと。小麦粉を練り、良く寝かせてから薄く伸ばしたものを、醤油ベースの中にほかの具材とともに入れる。具材は各家庭で若干の違いがあるが、我が家はコンニャク、人参、豚肉、せりなどである。石巻市沿岸部」(58歳女性/主婦)

「ハタハタ寿司。塩漬けにしたハタハタとカブ、人参を米麹に漬けて発酵させた料理。秋田県」(36歳女性/公務員)

「エイを乾燥させた『カラカイ』を煮て食べる風習がある。山形県置賜地方」(71歳男性/その他)

「いかにんじん。福島県」(32歳女性/営業・販売)

かつて今ほど技術が進んでいなかった時代には、食品を保存するのにさまざまな工夫がなされたものですが、その頃の名残が感じられる料理が並びます。

ちなみに、「いかにんじん」というのは、細切りにしたするめとにんじんを、醤油、日本酒、みりんなどで味付けた福島県の郷土料理。するめとにんじん2種の食感が楽しめて、ごはんのお伴にもお酒のおつまみにももってこいとのこと。他の地域でも作ってみたいですね。

【関東地方】鮒の甘露煮、しもつかれ…

「納豆餅。焼いた餅に、納豆を絡める。東北、北関東で子ども時代を過ごした人々にとっては、納豆はどんな料理にも合わせてみる風習がある。茨城(県央以北)」(50歳男性/学生・フリーター)

「鮒の甘露煮、長寿。栃木県南部」(48歳男性/その他)

「しもつかれ。栃木のめずらしい郷土料理」(47歳男性/その他)

「にぼうとう。埼玉」(27歳女性/主婦)

「もんじゃ焼き。子どもでも食べれるので 東京都月島(小さなエリア)」(41歳男性/営業・販売)

関東地方では、「地域ならではの正月料理は特にない」というコメントがかなり多かったのですが、なんだかんだで結構、個性豊かな面子が……。

「しもつかれ」というのは、鮭、大豆、油あげ、大根、にんじんなどをじっくり煮込み、仕上げに酒かすを加える栃木県の伝統料理。豊作を願って稲荷神社にお供えする縁起のいい食べ物だといわれています。

そして、東京下町のソウルフードもんじゃ焼きは、1年中食べるものではありますが、言われてみれば、老若男女みんなで楽しく味わえるという点で、お正月ムードにもぴったりですよね。

【中部地方】のっぺ、オスワイ、ざざ虫…

「本棒鱈の煮つけ、固く乾燥した本棒鱈を清水の湧く池で10日ほどかけて柔らかく戻し、醤油、砂糖、みりん、酒で長時間煮込みほくほくの煮つけにして食す。新潟県各地」(74歳男性/その他)

「のっぺ。根菜類や練りもの等を帆立の貝柱、しいたけの出汁を入れた醤油ベースの汁で煮たもの。上にいくらを乗せるとめでたい時に食べる料理。新潟県全般」(37歳女性/その他)

「かぶら寿司。富山県」(52歳男性/その他)

「オスワイと言われる、大根、人参、揚げを細切りした酢の物。彩りのある実家では欠かせない正月料理。明確な範囲はわからないが、実母の生家は富山市呉羽町追分」(62歳男性/その他)

「ハゼの昆布巻き。昆布巻きは全国どこにでもあると思いますが、ハゼを巻くのは愛知県だけと聞いています。秋口に釣れるハゼを冷凍し、正月前に解凍して昆布で巻いてゆっくりと煮て柔らかく、甘辛目のだしを良く吸わせる。美味しく栄養もあり豪華に見えます」(64歳男性/公務員)

「アジのそぼろ煮。沼津はアジがよくとれるので、その加工品を使用してお正月は食べる」(44歳女性/研究・開発)

「ざざ虫、冬に川で取って佃煮にした昆虫食。酒の肴に最適・長野県、伊那市」(59歳男性/その他)

「いも汁。トロロとサバの味噌汁を混ぜたもの。この地方の有名な郷土料理。静岡県中部地方」(32歳男性/総務・人事・事務)

「五平餅。ご飯に味噌を塗って焼く。温かくて腹持ちが良い。愛知県三河地方」(44歳男性/その他)

のっぺ、オスワイ、ざざ虫など、地元民以外には何やら聞き慣れないキーワードが……。

オスワイというのは、大根や人参をせん切りにしたものを、合わせ酢でなじませたいわゆる紅白なますのこと。“お酢和え→お酢合い→おすわい”というのが、名前の由来だといわれています。

そして、ざざ虫というのは、長野県の天竜川に生息するという昆虫。見た目はちょっとアレなのですが、佃煮や天ぷらにすると、たまらない珍味なのだそう。

【近畿地方】さいれずし、さばのなれずし、クエ鍋…

「さいれずし(さんまずし)。冬に脂の少ないさんまが多く取れるため丸干しにしたり寿司にするのにもってこいで、とても味わいがあって美味しいです。三重県熊野地方から伊勢志摩地方」(64歳女性/主婦)

「龍日巻。甘酢味のヒラメとショウガを昆布で巻いたもの。京都市」(69歳男性/その他)

「黒豆。丹波産は朝廷御用達の縁起物。京都府(丹波、丹後、京都市内)」(64歳男性/会社経営・役員)

「千枚漬け。京都」(74歳男性/営業・販売)

「えびいも。京都」(58歳女性/主婦)

「山芋が名産なので、山芋料理が多い。兵庫県丹波市」(65歳女性/その他)

「さばのなれずし。さばを発酵させた押し寿司。柏の葉でつつむ。お祝い事の時にたべる。和歌山県和歌山市」(54歳女性/主婦)

「クエ鍋。和歌山県紀南地方」(64歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

京野菜などをふんだんに使った京風おせちは、京都や関西以外の人でもお取り寄せ注文するほどの人気。おせちの定番・黒豆だって、素材が朝廷ご用達と聞くと、一粒一粒じっくり味わって食べたくなりますよね。

【中国地方】フナ、イノシシ、フク…

「フナのお刺身。宍道湖が近くてよくフナが取れるのでお正月はフナの刺身です。島根の出雲地方」(56歳男性/会社経営・役員)

「イノシシの肉を焼いたり、汁にしていただく。島根県安来市」(28歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「ちらし寿司の応用版みたいなものが有名です。岡山市」(25歳女性/学生・フリーター)

「牡蠣。牡蠣が有名でちょうど寒い時期に旬を迎えるから。広島県広島市。瀬戸内海の沿岸。宮島の近くが特に食べられている」(30歳男性/研究・開発)

「あなご料理。呉市安浦町」(74歳男性/その他)

「ふく刺し。お正月にちょっとだけ贅沢を。山口県周南市」(27歳男性/学生・フリーター)

フナ、牡蠣、あなご、フグなど中国地方のお正月料理では、海や湖の幸グルメが目白押し。

ちなみに、岡山市のコメントにある“ちらし寿司の応用版”というのは、おそらくご当地グルメの「備前ばらずし」のこと。江戸時代に藩主・池田光政から“一汁一菜”の倹約を命じられた領民たちが、ルール違反せずになんとかごちそうを食べられないかと知恵を絞り、ご飯のうえにたくさん具をのせたのが始まりだといわれています。

【四国地方】そば米、ふくめん、丸寿司…

「徳島の郷土料理『そば米』が、我が家ではお正月のごちそうになっている。徳島では祝の席で食べると聞いたことがあるので。近所にそばの産地で有名な祖谷がある」(64歳女性/その他)

「お正月や祝い事に出される五目ずしには近海で取れた小エビの頭としっぽを取って、甘辛いお寿司にします。周りがすぐ海なのでそうしたのでしょう。私の地域は愛媛県の新居浜市というところです」(63歳女性/主婦)

「ふくめん(糸こんにゃくに紅白のそぼろを掛けてある)。ふかの湯ざらし(みがらしで食べる)丸寿司(おからを酢飯のようにして魚で巻いてある)。愛媛県宇和島市」(64歳男性/その他)

正月にお寿司を食べる人は多いかと思いますが、愛媛の丸寿司はよそとは一味違います。シャリにご飯ではなく、おからを使うのは、当地が米に恵まれなかった地域だからだそう。ほんのり甘みがあって、それでいてご飯より低カロリーなんですよ。

【九州地方】じんだ、馬刺し、イナムドゥチ…

「一般的に筑前煮といわれる料理を、がめ煮という。具は里芋、ごぼう、人参、鶏肉、高野豆腐、筍、シイタケなど。福岡県内全般的に食べます」

「じんだ。イワシの糠炊き。福岡県北九州市小倉北区」

「紅さしの南蛮漬け。鯨のベーコンも好まれている。長崎県」

「特に特別なものないです、刺身に馬刺しが出ます。熊本県熊本市」

「熊本県・人吉はタコの酢漬け」

「イナムドゥチ。豚のもつを白味噌仕立てで煮込んだ料理。沖縄」

九州地方のお正月グルメでは、魚や肉を中心としたメニューが集まりました。

紅さしとは、その名の通り赤い魚で、見た目の縁起のよさからか、長崎のおせち料理には欠かせない食材の1つのようです。

そして、琉球のお祝い料理・イナムドゥチは、豚と一緒にかまぼこ、シイタケ、こんにゃく、油揚げなどを煮込む具沢山の味噌汁で、白みそはイナムドゥチ専用のものがあるとのこと。本場の味をぜひ味わってみたいですよね。

 

以上、全国津々浦々のお正月料理をご紹介しました。いつものおせちに少々飽きた人は、現地まで足をのばすか、お取り寄せするなどして、ご当地グルメを試してみるのもありかもしれませんよ?

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