ハエやゴキブリ…害虫予防もしっかりと!
null生ゴミをきちんと処理しておかないと、悪臭だけでなくハエやゴキブリといった害虫がキッチンの中に発生しやすくなります。殺虫剤で対処するのも一つの方法ですが、小さなお子さんなどがいる場合は、なるべく使いたくありませんよね。次にご紹介する方法で、害虫の発生をできるだけ抑えるようにしていきましょう。
(1)生ゴミを放置しない
生ゴミは害虫のエサになるため、キッチンに生ゴミを放置しておくと、ハエやゴキブリなどが寄ってきてしまいます。食べカスや食べ残しの付いた食後の食器はすぐに洗うようにし、三角コーナーやストレーナーの生ゴミは毎食ごとにゴミ箱に捨てるよう習慣づけましょう。
また、生ゴミをまとめたら、害虫が寄ってこないようにゴミ袋を縛るなどしてゴミをしっかり密閉してください。そして、できるだけ早めにゴミを捨てるようにすることが大切です。
(2)食べかけの食材は封をして保存する
食べかけのお菓子などを出しっぱなしにしておいたり、床などに食べカスが落ちたままになっていると、エサにつられて害虫が寄ってきてしまいます。食べかけの食材は、必ず袋の口をしっかり閉じたうえで、密閉容器に入れて保存するようにしましょう。床やテーブルに落ちた食べカスなども、すぐに拾って捨てるようにしてください。
掃除の前に3つのアイテムを準備しよう!
nullキッチンのゴミ箱をきれいにするために、まずは次の3つのアイテムを用意してください。
(1)軍手ぞうきん
高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツールの一つで、ゴム手袋の上から軍手をはめたもの。ぞうきんが入りにくいすき間や細かい部分も、軍手ぞうきんなら指一本一本が入り、きれいに掃除することができます。洗剤の液だれを防止するために、ゴム手袋の裾部分は3cmほど折り返して使いましょう。
軍手ぞうきんは、『指先感覚で自在に使える!「軍手ぞうきん」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』で動画付きで解説しているので、あわせてご覧ください。
(2)消毒用エタノール
(3)新聞紙
実践!キッチンのゴミ箱の楽ラクお掃除方法
nullでは早速、キッチンのゴミ箱のお掃除を始めていくことにしましょう。作業手順は以下のとおりです。
(1)消毒用エタノールを使って掃除する
キッチンのゴミ箱は、生ゴミなどによって雑菌が繁殖しやすいため、殺菌作用のある消毒用エタノールを使って掃除をしていきます。まずは手にはめた軍手ぞうきんに、消毒用エタノールを吹きかけましょう。
(2)ゴミ箱の外側を拭く
ゴミ箱の掃除は内側ばかりに目が向きがちですが、意外と外側に飛び散った汚れが悪臭の原因になっていることもあります。まずは、消毒用エタノールを吹きかけた軍手ぞうきんで、ゴミ箱の外側をしっかり拭くのを忘れずに。
(3)フタの内側を拭く
ゴミ箱の外側と同様に、掃除を忘れてしまうことが多いのがフタの内側。ゴミ箱の内側の掃除に取りかかる前に、こちらも消毒用エタノールを吹きかけた軍手ぞうきんでしっかりと拭いていきます。
(4)ゴミ箱の内側を拭く
次に、ゴミ箱の内側を拭いていきます。底の四隅や内側の角などの細かい部分は、軍手ぞうきんをはめた指先を使って拭いていくと、きれいに掃除することができます。
(5)底に新聞紙を敷く
ゴミ箱の拭き掃除が終わったら、ゴミ箱の底のサイズに合わせて折った新聞紙を敷きましょう。新聞紙を敷くことによって消臭効果が得られるだけでなく、ゴミ箱内の湿気対策にもなります。その上にゴミ袋をセットすれば、お掃除は完了です。
ため込まない!毎日できる小掃除テク
nullゴミが入っている状態でゴミ箱の内側を掃除することはできませんが、外側やフタの内側なら、いつでも簡単に掃除をすることができます。この部分が汚れているだけで悪臭が発生することもあるので、消毒用エタノールを拭きかけたぞうきんなどで、こまめに拭き掃除をするようにするといいでしょう。
ゴミ箱の掃除をしっかりしていてもゴミ箱の臭いが気になる場合は、脱臭効果のある“重曹”を活用するのがおすすめ。ゴミ箱の底に敷いた新聞紙の上に重曹を適量振り入れ、その上にゴミ袋をセットするようにすると、新聞紙が湿気を、そして重曹が悪臭を防いでくれます。重曹と新聞紙は、週に1度の割合で新しいものと交換するようにしてください。
いかがでしたか? キッチンのゴミ箱をきちんと掃除してゴミもしっかり処理しておけば、キッチン内で悪臭が発生したり、害虫が寄ってくることもなくなります。お掃除の際は、消毒用エタノールと重曹を上手に活用して、殺菌&消臭対策をしっかり行いましょう。
構成・文/土田奈々子