高橋ゆき的「掃除の基本3原則」とは?
null高橋ゆきさんによると、掃除上手になる秘訣は「あわてず」「あせらず」「やさしい気持ちで」の3原則を忘れずに、掃除に取り組むことだそうです。
掃除を早く終わらせようとあわてると、余計な力が入って家の中や家具を傷つけてしまったり、その傷に汚れが入り込んでしまったりすることがあります。最近の掃除洗剤用具は、力を入れなくても効率的に掃除ができるようになっているので、「あわてず」余計な力を入れずに掃除をするよう心がけましょう。
汚れをためないように、日ごろから予防を徹底し、余裕を持った掃除スケジュールを組むのが「あせらず」掃除を進めるためのコツです。また、自分一人で家中をきれいにしようとあせる必要もありません。きちんとスケジュールを立てたうえで、家族と相談しながら掃除を進めていくといいでしょう。
大切な家族と住む家に、居心地の良い空間エネルギーを作り出すためには、「やさしい気持ち」で掃除を行うことが最も大切です。この気持ちをいつも忘れずに、日々の掃除に取り組んでいきましょう。
掃除の前に5つのアイテムを準備しよう!
null電子レンジをきれいに掃除するために、まずは次の5つのアイテムを用意してください。
(1)重曹ペースト
こびりつき汚れなどに効果を発揮してくれる研磨力の高い「重曹ペースト」。重曹と水を6:4の割合で混ぜ合わせ、ボタッとたれるくらいの硬さのペーストを作りましょう。
(2)重曹水
重曹と水を1:9の割合で混ぜ合わせます。重曹は油や皮脂などの酸性汚れを中和する作用があるので、スプレーボトルに入れてキッチンに常備しておくと便利です。
(3)布巻きスプーン
これは、高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツールの一つ。古いTシャツなど、毛羽立たない布を10cm四方くらいの大きさにカットし、スプーンのさじ部分に巻き付けるだけで出来上がりです。布が取れないように、巻いた部分を手で押さえながら使いましょう。
ヘラのようにして細かい部分まで掃除できるうえ、巻いた布がクッションになるので、素材を傷つけずにお掃除することができます。
(4)中性洗剤
(5)ゴム手袋
実践!電子レンジの楽ラクお掃除方法
nullでは早速、電子レンジのお掃除を始めていくことにしましょう。作業手順は以下のとおりです。
(1)電子レンジの庫内に水を注いだ耐熱性マグカップを入れ、600Wで1分ほど加熱します。これによって水蒸気と熱で汚れがゆるむため、汚れを落としやすくなります。
蒸気で庫内が温まっているうちに、重曹水を使って拭き掃除をし、その後水拭き・乾拭きで仕上げます。庫内が熱くなっているので、必ずゴム手袋を着用するようにし、やけどに十分注意してください。
(2)次に、重曹ペーストをスポンジに少量取って、布巻きスプーンに移し取ります。電子レンジの庫内についた固形の油汚れや、スープやソースなど飛び散った汚れをこそげ取りましょう。
(3)回転皿は、重曹水やご家庭にある中性洗剤を使い、スポンジで軽く水洗いをします。庫内に戻す前に、しっかり乾かすようにしましょう。
(4)電子レンジの外側や操作パネルの掃除は、必ず電源を抜いた状態で水拭き・乾拭きをします。汚れがひどい場合には、重曹水または薄めた中性洗剤を含ませたスポンジやふきんで拭いてから、硬く絞ったふきんで水拭き・乾拭きをして仕上げます。
ため込まない!毎日できる小掃除テク
null電子レンジの庫内の汚れは、主に油やタンパク質です。これらの汚れは長時間放置すると、加熱が繰り返されることにより、なかなか落ちないガンコ汚れになってしまいます。毎日、こまめに掃除をするのが電子レンジ掃除をラクにするコツ。
食べ物を加熱したあとは、庫内をチェックし、ササっとスポンジやふきんを使って汚れをふき取るようにしましょう。蒸気と熱で庫内が温まっているので、つるんと簡単に汚れを落とすことができますよ。
いかがでしたか? 電子レンジの庫内の汚れは、外からは目につきにくいものの、早めに対処しないとガンコ汚れとなって掃除が大変になってしまいます。汚れが落ちやすいベストタイミングは、使用直後の庫内が温かく湿っているとき。毎日の拭き掃除で、汚れをためることなく、電子レンジをきれいに保っていきましょう。
構成・文/土田奈々子