家電の掃除にはお掃除便利ツール「軍手ぞうきん」が大活躍
null「軍手ぞうきん」は、本連載でもよく登場する高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツールの一つで、ゴム手袋の上から軍手をはめたもの。ぞうきんが入りにくいすき間や細かい部分も、軍手ぞうきんなら指一本一本が入り、きれいに掃除することができます。
軍手ぞうきんのいちばんのメリットは、素手と同じような感覚で細かい部分までしっかりお掃除できる点。指先を自由自在に動かすことができるので、細かいパーツや凸凹がたくさんある家電のお掃除には、欠かせないツールと言えます。
ホコリを取り除くだけなら軍手ぞうきんで乾拭きするだけで十分ですが、汚れを落とす必要がある場合には、片方の軍手ぞうきんに消毒用エタノールを吹き付け、もう片方はそのまま乾拭き用にしておくのが便利。消毒用エタノールで拭いて、その後すぐに乾拭きするというように、ムダなく交互に左右の手を動かすことで、お掃除の時短にもつながります。
なお、洗剤の液だれを防止するために、軍手ぞうきんはゴム手袋の裾部分を3cmほど折り返して使いましょう。軍手ぞうきんについては、『指先感覚で自在に使える!「軍手ぞうきん」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』で動画付きで解説しているので、あわせてご覧ください。
掃除の前に3つのアイテムを準備しよう!
null炊飯ジャーと電気ポットをきれいにするために、まずは次の3つのアイテムを用意してください。
(1)軍手ぞうきん
(2)消毒用エタノール
(3)重曹スプレー
実践!炊飯ジャー&電気ポットの楽ラクお掃除方法
nullでは早速、炊飯ジャーと電子ポットのお掃除を始めていくことにしましょう。作業手順はそれぞれ以下のとおりです。
<炊飯ジャー>
(1)軍手ぞうきんで全体を拭く
まず最初に、炊飯ジャーの電源コードを抜き、内釜を外します。次に軍手ぞうきんに消毒用エタノールを吹き付け、炊飯ジャーの外側をしっかりと拭いていきます。
手垢や油はねなどのベタベタ汚れがひどい場合は、消毒用エタノールで拭く前に重曹スプレーで拭くのがおすすめ。重曹水は、重曹と水を1:9の割合で混ぜ合わせ、スプレーボトルなどに入れて作ります。重曹スプレーも軍手ぞうきんに吹き付けて使いましょう。重曹は乾くと白浮きするので、重曹スプレーで拭いた後は、必ず水拭きと乾拭きを忘れずに行ってください。
(2)ジャーの内ぶたを外して拭く
外側が拭き終わったら、炊飯ジャーの内ぶたを取り外して、穴や凸凹部分に軍手ぞうきんをはめた指をしっかり入れ込みながら、細かい部分まできれいに拭いていきます。
固まってしまった汚れは、綿棒やペーパータオルを巻いた竹串を水に浸したもので、汚れを緩ませながらこすって落とします。また、指先が入り込めないほどの細かい部分についても、この綿棒や竹串を使ってきれいにするのがおすすめです。
(3)蒸気口もしっかり拭く
軍手ぞうきんをはめた指で、蒸気口も忘れずに拭きましょう。軍手ぞうきんに消毒用エタノールを吹き付け、指をグルっと回して1周拭き掃除をするだけできれいになります。
(4)ボタンや釜のくぼみも忘れず掃除
炊飯ジャーのボタンや釜のくぼみ部分も軍手ぞうきんをはめた指先を使って、しっかり隅々まで拭いていきます。指紋やでんぷん質の汚れが残らないよう、丁寧に拭いてください。
<電気ポット>
(1)取っ手や表面を拭く
電気ポットの電源を抜き、軍手ぞうきんに消毒用エタノールを吹き付け、取っ手やポットの表面を拭いていきます。取っ手はグッと握って、端から端までひととおり動かすときれいになります。
(2)指を使って細かい部分を掃除
炊飯ジャーと同様に、細かい部分が多い電気ポット。蒸気口やボタン、上ぶたの開閉つまみなども、軍手ぞうきんをはめた指を使ってしっかり拭いていきましょう。
ため込まない!毎日できる小掃除テク
null「掃除は汚れたらするもの」と思っていると、いざ掃除をするときには汚れが固まってガンコ汚れになってしまっているため、お掃除が大変になりがちです。汚れはため込まずに、使ったらすぐにきれいにするように心がけるだけで、お掃除がグンと楽になります。
炊飯ジャーや電気ポットは、毎日何度も触るものなので、一見きれいそうに見えても表面にはさまざまな汚れが付着しています。主な汚れは、手垢。炊飯ジャーも電気ポットも、触る場所は基本的に決まっているので、その部分だけを毎日乾拭きすることで、きれいを長続きさせることができます。
また、炊飯ジャーの内ぶたは湿気が溜まりやすく、嫌な臭いの原因にもなるので、使うたびに水洗いをする、もしくは内ぶたの湿気を拭き取るようにしておくのがおすすめです。
いかがでしたか? 炊飯ジャーや電気ポットは、触る場所が決まっているので、きれいに見えてもその部分は意外と汚れているもの。正しいお掃除方法を押さえるのはもちろん、毎日の小掃除テクを駆使して、きれいな状態をしっかり保っていきましょう。
構成・文/土田奈々子