キッチンは「使ったらすぐにキレイ!」がお約束
nullキッチンは毎日使うというのはもちろん、食べ物を扱う場所なので、家の中でも常にキレイにしておきたいところ。今回のテーマであるまな板だけでなく、キッチン全体をキレイにしておくことが雑菌の繁殖を防ぎ、キッチンを清潔に保つことにもつながります。
キッチンの主な汚れは、油と水垢。特にガス台などについた油汚れは、時間が経つほど落ちにくくなるので、「使ったらその場で汚れを拭き取る」を習慣にすると、キレイが毎日続きます。また、蛇口やシンクの水滴は、1日の終わりに1滴も残さないくらいの気持ちで拭き取るようにすれば、水垢でくもることなくピカピカでキレイな状態を保つことができます。
「汚れたから掃除をする」という考え方はやめて、使ったらキレイにする習慣をつけると、お掃除がグンと楽になります。調理のついでにガス台を拭き、食器を洗ったついでにシンクの水滴を拭く。たったこれだけの習慣で常にキレイで清潔なキッチンになり、1年先もキレイを保つことができますよ。
掃除の前に必要なアイテムを準備しよう!
nullまな板をきれいにするために、まずは以下のアイテムを用意しましょう。まな板には主に、プラスチック樹脂タイプと木製タイプの二つがあり、素材によってお掃除の方法も異なります。自分の家のまな板に合わせて、アイテムを準備するようにしてください。
<プラスチック樹脂タイプのまな板>
(1)重曹ペースト
重曹は粉末のまま汚れに振りかけたり、液状にしてスプレーすることができますが、まな板に使う際にはペースト状にして使うのがいちばん。重曹と水を6:4の割合で混ぜ、ポタっとたれるくらいの固さにするのが基本です。
重曹には「研磨力」「消臭効果」「漂白効果」があるので、重曹ペーストを使ってまな板をお掃除することにより、まな板のキズに入り込んだ雑菌を追い出すとともに、嫌な臭いを取り除く消臭効果も期待できます。
(2)スポンジ
<木製タイプのまな板>
(1)たわし
(2)粗塩
実践!まな板の楽ラクお掃除方法
nullでは、早速まな板のお掃除を始めていくことにしましょう。
<プラスチック樹脂タイプのまな板>
(1)重曹ペーストをのせる
まず最初に、ピンポン玉くらいの量の重曹ペーストをまな板の中央にのせます。
(2)スポンジでこする
スポンジの柔らかい面を使って、まな板の表面に重曹ペーストを伸ばすようにしながら、まな板全体をこすっていきます。まな板の表と裏はもちろん、サイド部分も忘れずにきちんとこすりましょう。
(3)流水で洗い流す
まな板を全体的にこすったら、流水で重曹ペーストをよく洗い流します。まな板がキレイになったら水を切り、風通しのよい場所で1~2時間しっかり乾燥させるようにしましょう。
<木製タイプのまな板>
(1)まな板の上に粗塩を置く
まな板の中央に粗塩を適量のせます。木製タイプのまな板のお掃除には、粗塩の粒子が最適。包丁でできたキズ(包丁線)の中に粗塩の粒が入り込み、細かい汚れをしっかり押し出して、まな板をきれいにしてくれます。
(2)たわしでしっかり磨く
次にたわしを使って、まな板の表面を一定方向に磨いていきます。この際、包丁線に沿って、たわしで細かい食べ物カスや雑菌を追い出すイメージで磨くようにすると効果的です。
(3)流水で洗い流す
まな板を全体的に磨いたら、流水で粗塩をよく洗い流していきます。素手で触ると、まな板の表面が粗塩効果でツルツルに。水を切ってから、風通しのよい場所でしっかりと乾燥させるようにしてください。
ため込まない!毎日できる小掃除テク
null重曹ペーストや粗塩を使ったまな板のお掃除は、毎日行う必要はありません。基本的には週に1回程度か、まな板の臭いや汚れが気になったときに行うようにするといいでしょう。
まな板をキレイで清潔に保つためには、「使ったらすぐに洗う」ことが重要です。食材を切ったあと、そのままの状態でまな板を放置するのはNG。食材の色移りや雑菌繁殖、悪臭発生の原因にもなります。
また、普段からまな板を洗う際は、包丁線にそって食器洗い用洗剤をつけたスポンジを一定方向に動かし、汚れを押し出すようにするのが効果的です。流水でよく洗い流したあとは、しっかり乾燥させることも忘れずに。きちんと乾かすことによって、雑菌繁殖や嫌な臭いの発生を防ぐこともできますよ。
いかがでしたか? まな板はキレイに見えても、実は包丁線に汚れがたまってしまっている場合もあります。まな板の素材に合わせた正しいお掃除方法をマスターして、毎日使うまな板を、常にキレイで清潔な状態にしておきましょう。
構成・文/土田奈々子