子どもに携帯・スマホを持たせている親は、200人中、約半数!
null「お子さんに携帯・スマホを持たせていますか?」の問いに対しての回答は、
はい・・・99人(49.5%)
いいえ・・・101人(50.5%)
となり、半々という結果でした。
それでは、「はい」と答えたママさんたちは、どのタイミングで子どもに携帯やスマホを持たせたのでしょうか?
小学生が持っていても珍しくない時代に…「子どもに持たせたのはいつ?」
null小学生の時(小学校入学直前も含む)・・・49人
中学生の時(小学校卒業後、中学校入学前も含む)・・・29人
高校生の時(中学校卒業後、高校入学前も含む)・・・20人
大学生の時・・・1人
「子どもに携帯・スマホをもたせている」と回答した人の約半数が、子どもが「小学生の時」に持たせたことがわかりました。また、大半の方が、入学時・進級時・卒業時といった節目に渡したとのこと。
今の親世代が子どもの時と比べると、ずいぶん低年齢化したんだなぁと感じます。
最近のキッズ用携帯やスマホには、GPSや防犯ブザー機能などが備わっているものもあるので、単に連絡ツールというだけでなく、「防犯のため」という理由で小学生の時から持たせる親御さんが多いようですね。
子どもに携帯・スマホを持たせるときに決めた「ルール」は?
null携帯・スマホは、気軽にコミュニケーションがとれたり調べ物ができたりと大変便利です。
一方で、勉強の妨げとなったり、有害サイトへのアクセスや不正請求など被害に遭う可能性が出たりと心配事も出てきますよね。
そこで、子どもに持たせるときに決めた「ルール」を教えてもらいました。それでは、お子さんの属性ごとに見ていきましょう。
小学生編:交友関係もしっかり管理!
null「使用時間を決める。知らない人と交流しない」(49歳/総務・人事・事務)
「LINEやメールなどは親が要請すれば内容開示に応じること。LINEなどの友達追加は親に相手を知らせてからすること。ロックナンバーは親に知らせ、勝手に変更しないこと」(50歳/主婦)
「中身を隠さずに見せること」(38歳/営業・販売)
「留守番をしなければいけない時以外は私が管理する。全てのやらなければいけない事が終わった時、寝るまでの時間は娘が欲しいと言えば渡す」(37歳/主婦)
小学生のお子さんに持たせたるときは、“使用時間だけではなく、交友関係もきっちり管理する”というルールを決めた方が多くいました。
このほかに特徴的だったのが、「キッズ用携帯・スマホなので特に子どもとの約束事はない」という回答も多かったこと。
そもそもインターネットやゲーム、アプリなどの利用が制限されているのがキッズ用携帯・スマホです。
「携帯・スマホは持たせたい。けれど犯罪などに巻き込まれないよう、それ以外の目的では使わせたくない」という意向に沿うものとして選ぶ保護者が多いようです。
また、上記以外ではこんな回答も。
「ながら食事しないのと歩きスマホしない」(33歳/主婦)
「どういうときにかけるべきか」(37歳/主婦)
実際、街などで「歩きスマホは危険」と感じたことはありませんか? 携帯・スマホを持ちはじめたときに、こうしたマナーを身につけさせたり、電話をかけるべき時をきちんと伝えているママもいました。
中学生編:使用時間に制限をかけて“携帯・スマホ依存”を防止!
null「家から出たら動画は見ない」(35歳/主婦)
「携帯のインターネットは自宅でしか使わないこと」(45歳/主婦)
「リビングで使う。課金はしない。食事中はしない。夜21時以降は使わない。宿題などが終わってから」(42歳/公務員)
「使用時間と場所を決める。アプリは親の許可がないとダウンロードできない」(47歳/主婦)
中学生になると部活や塾・習い事などで交友関係がぐっと広がる時期。SNSやメールなどでのコミュニケーションが増える頃です。
内閣府が発表した「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査報告書」においても、中学生のインターネット利用目的は「コミュニケーション(メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど)」が76.2%と最多でした。次いで多かったのは「動画視聴」74.9%、3位は「ゲーム」71.5%です。
これらに依存し、勉強の妨げにならないためにも、“使用時間を決める”という方が多いようです。『kufura』のアンケートでは、使用場所として「家族の目の届くところ」と決めている方もいました。
高校生編:課金NGでお金にまつわるトラブルを防止!
null携帯・スマホを渡す対象が高校生ともなると、「ルールをもうけない」との回答が目立ちました。その一方で圧倒的に多かったのが“課金NG”という答え。
「課金のあるアプリなどやいかがわしいサイトにはいかない」(57歳/主婦)
「クレジット決済(定額の音楽聞き放題などのアプリなど)をしない」(42歳/その他)
引き続き、使用時間や場所を制限する声も聞かれましたが、自己管理できてくるのが高校生です。
それよりも、本人では責任がとれないお金にまつわるトラブルが一番の心配事となるようです。お金トラブル回避のために、“課金NGルール”は有効といえるでしょう。
いかがでしたか? 携帯・スマホは基本、“親が持たせているもの”。使用時のルール作りは、携帯・スマホを所有することによる数々の“危険”にフィルタをかけてあげることでもあります。
これから子どもに携帯を持たせようと思っている方、またすでに「ルール」を決めている方も、今一度、見直してみてはいかがでしょうか?