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「入学準備」の前にチェック!先輩ママが、当時の自分を振り返ってリアルなアドバイス

子どもが小学校に進級する前には、たくさんの準備が待っています。それだけでなく、朝の出発時間や、登校手段、守るべきルールなど、いろんなことがガラリと変わるため、漠然とした不安を抱えている親子は多いかもしれません。

今回は、過去に子どもの小学校入学の準備を経験した141人の女性に「初めて子どもの入学準備をした“あの頃の自分”に、もし“今の自分”から伝えられることがあるとしたら、何を伝えたいか」について聞いてみました。

「ランドセル選びは慎重に!」

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今回のアンケートでは、学用品の選び方について振り返る回答が多く寄せられていますが、中でも特に多かったのがランドセルに関することです。

「ランドセルは普通がいちばん! 派手だと飽きちゃう」(43歳・主婦)

「いろんな色のランドセルが売られていて、迷うと思うけれど、その場で決めた色よりも、6年間使うことを考えて選んでね。飽きるかもしれんから」(53歳・その他)

「ランドセルは私の趣味を押し付けた感じになってたけど子どもの成長した時の意見はあの色じゃ嫌だったみたい」(39歳・主婦)

カタログや店頭で魅力的に見えたランドセルであっても、実際の学校生活が始まってしばらく経つと、後悔するケースがあるようです。過去の自分に伝えたいこととしては、「子ども主体で」「飽きないカラーを」といった言葉が目立ちました。

「入学式の服は、凝りすぎずほどほどに」

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「入学式用に子どもに洋服をそろえても着る機会がないよ」(49歳・主婦)

「子どものスーツに合わせて靴買ったけど、買わなくていいよ」(37歳・主婦)

「入学式に着る母親用の服は6年後の卒業式には着ていかない(流行おくれ)だからそんなに高い服を買わないほうがいいよ」(49歳・主婦)

子どものスーツ一式や、親のセレモニースーツをすべて新品でそろえるとかなりの出費となります。にもかかわらず、残念ながら「卒園式と入学式だけ着て、タンスの肥やしになった」ということもあるようです。予算を決めたり、親戚に借りたり、きょうだいのお古を使ったり、日常生活にも使えるアイテムを選んだり……といった方法で乗り切る人も多いのではないでしょうか。

「キャラ物はいずれ飽きるか、恥ずかしくなる」

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「キャラクター物ではなく、ずっと使えるような柄を選んで!」(34歳・主婦)

「ランチョンマットや上靴入れはキャラクターものじゃないほうが長く使えるよ」(46歳・主婦)

「キャラクター物はすぐ飽きる!  スポーツ系の物は長く使えるわ」(40歳・主婦)

子どもの好みは時々刻々と変わっていきます。子どもが選んだなら仕方がないのですが、親が選ぶ場合はキャラクター物は避けたほうがいいのかもしれません。

「服の好みは変わるから…」

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「かわいい服はきてくれなくなります」(35歳・デザイン関係)

「服もお姉さんらしい服など買うのがいい」(45歳・主婦)

キャラクターの好みと同様に、新しい集団に溶け込んでいくことでファッションの好みが変わっていくこともあるようです。

「入学準備は早めにね」

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「算数ボックスの名前書きは早めに終わらせよう」(38歳・その他)

「必要なものは早めにそろえておかないと、売り切れ等で探し回らないといけないこともありますよ」(41歳・総務・人事・事務)

ピークシーズンの学用品売り場では、人気の商品が売り切れてしまうこともあります。そのため「購入は早めに」という声も聞かれました。

「名前書きはできるだけラクにね!」

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「お名前シールは印刷したものがあると便利」(48歳・主婦)

「名前シールをつくっておこう」(29歳・総務・人事・事務)

「全部してあげないで少しは自分で用意させること」(52歳・その他)

マジック、算数ブロック、計算カードなど、1つ1つに名前を書くのはとても大変。いろんなサイズの名前書きシールを用意しておくと、名前書きが少しラクになるとの声も。

「その悩み、大丈夫だよ」

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不安だった自分を励ますような「大丈夫だよ」という声も多く寄せられました。

「大丈夫。誰も知っている子がいない小学校だけどみんなと仲良くやっていける」(37歳・主婦)

「だんだんしっかりしてくるから大丈夫!」(48歳・主婦)

「1人での登校に神経質にならなくて大丈夫 」(45歳・総務・人事・事務)

子どもが新しい環境に適応できるのか不安を抱えていた“あの頃の自分の悩み”が杞憂だったと気づけたならそれに越したことはありません。

「ママ友、いい人だよ」

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「ママ友をそんなに怖がらなくて良い、みんないい人」(39歳・主婦)

PTAや懇談会でのママ友との交流に漠然とした不安を抱いていた女性は少なくないのでは? でも、入学後に立ち話をする関係になることで、「怖がる必要はない」と感じるきっかけが訪れるのではないでしょうか。

「子どもがほっとできる時間を」

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入学前後は親子ともに余裕がない時期がありますが、きちんと子どもに心を傾けるよう促すアドバイスもありました。

「子どもは学校で大変な思いをしてるから、家では安心できて癒される空間を作ってあげてほしい」(47歳・主婦)

子ども目線に立つことを忘れぬよう、自分への戒めとも受け取れるような言葉もありました。

以上、子どもの入学準備をしていた頃の自分に言いたいことについてお届けしました。

小学校の入学は、親子に生活における大きな変化をもたらします。「心配していてもなんとかなる」という経験を重ねることは、親子にとって新しい環境に適応するときの自信になりそうですね。

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