『kufura』編集部では、既婚男女239人(女性122人/男性117人)にアンケートを実施。【妻編】に続く今回は「配偶者が嫌い」という気持ちになった経験がある男性に、その原因について聞きました。
妻サイドの回答と比べながら読むと、夫婦関係を揺るがす互いの言動が見えてくるかもしれません。
妻の性格が変わってしまった
null夫サイドから最も多かった回答は、妻の性格や情緒に関することでした。“イライラ”“怒る”といったキーワードで占められていました。
「結婚してから口うるさくなった」(28歳・専門職)
「ときたまヒステリーになることがある」(38歳・研究・開発・技術者)
「イライラしやすいから」(42歳・その他)
「更年期障害なのか、ちょっとしたことでイライラした態度を見せるとき」(57歳・会社経営・役員)
「すぐに怒る」(57歳・管理職)
「イライラしていると感じたとき」(51歳・研究・開発・技術者)
妻が変わってしまったのか、妻の本性が現れただけなのか、それとも夫が妻を変えたのか。その答えは、夫婦の数だけあります。ちなみに、【妻編】で夫への“嫌い”が増大する原因として最も多かったのが、育児・家事に参加しないこと、共感が欠如していることでした。
過去記事「なぜいつも怒っているの?“妻が怒りっぽくなった理由”を既婚女性に自己分析してもらった」でも、家事や育児負担による余裕のなさは、妻の不機嫌の大きな原因になっていました。
妻が夫をないがしろにする
nullもう少し、こちらをリスペクトして欲しい。そんな声もありました。
「人をバカにしたような言動で、そのくせ自分は家事もきちんとしない」(52歳・その他)
「自分勝手な事ばかりいうようになり、こちらを理解しようとしなくなった」(52歳・営業・販売)
「付き合っているときより、パートナーである私の優先順位が下がったというかおざなりになりすぎている。適当に扱われるのは悲しい」(30歳・営業・販売)
同様の回答は、妻サイドからも寄せられています。
自分を見下している相手を見下す。そんな“泥仕合”を終わらせるためには、一度、2人が冷静になって相手のよいところを見つめ直す必要がありそう。
「攻撃」と「自己弁護」のバランス
null続いて、妻の言動に関する回答です。
「家事を手伝っているのに全く何もしていないような態度」(42歳・総務・人事)
「言い訳をして自己弁護するところ」(47歳・広報・広告・デザイン)
「何かにつけ口ごたえ」(58歳・広報・広告・デザイン)
「“掃除できないのに”“ご飯作ってやっている”みたいな発言をされたとき」(52歳・公務員・団体職員)
相手がこちらを責めてくる。こちらから指摘すると、過剰反応する。同様の回答は、妻サイドからも寄せられています。夫も妻もたがいに“被害者意識”を募らせて、夫婦間に“あなたのせい”という他責思考が循環しているケースもありそう。
妻の金銭感覚
null夫婦ともに一定割合で含まれていたのが、相手の金銭感覚に端を発した“嫌い”でした。
「妻が後先考えずに色々な物を買ってしまったとき」(53歳・その他)
「子どもに対する妻のお金の使い方を見て」(49歳・営業・販売)
「金遣い」(54歳・営業・販売)
必要な買い物、自分を気持ちよくさせる買い物、誰かを喜ばせる買い物。買い物にはいろいろな目的がありますが、生きる上で「何を大切にしたいか」の価値観を如実に映し出すからこそ、金銭感覚の違いは厄介です。
妻の家事のやり方
null妻の家事に関する回答です。
「共働きなのに、朝晩や休日の家事はほぼ夫に丸投げで、こちらは全く休めなかった」(37歳・公務員・団体職員)
「妻の家事が雑になったとき」(56歳・研究・開発・技術者)
家事が好きでない場合、家事が“時間を奪う苦痛なもの”となることも。夫婦間で家事分担に関する不満が募ると、パートナーに“嫌い”が向く傾向が見られます。
以上、今回は夫が妻を“嫌い”と感じる瞬間についてお届けしました。
夫編・妻編の回答を総括して、“嫌い”の感情が湧き出す領域を振り返ってみましょう。
【夫婦間で「嫌い」が生じる原因】
- 育児・家事の分担
- 相手への共感の欠如
- 相手への敬意の欠如
- お金の使い方
- 相手の実家
皆さんの身近にも、心当たりはありませんか?
“嫌い”の気持ちが固定していない場合には、その原因を冷静に見つめ、お互いの解決策、またはある程度気持ちよく暮らせる妥協案を見出せるといいですね。
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