妻サイドから見た夫婦喧嘩の「7大原因」
null皆さんは、どんなときに夫婦喧嘩をしていますか? 『kufura』編集部が20~50代の既婚女性72人に夫婦喧嘩の頻度について聞いたところ、7つの原因がありました。
(1)家事分担にまつわること
「夫が家事を一切しないこと」(48歳・総務・人事)
「体調が悪いのに、夫が家事を手伝わないとき。やる・やらないでケンカになった」(45歳・主婦)
妻サイドに過重な負担がかかっている場合には、けんかのきっかけとなっています。子育てピーク期の30~40代で家事分担由来のけんかの頻度が高くなっていました。
(2)やりっぱなし・脱ぎっぱなし・食べっぱなし…生活習慣に関すること
「子どもが4人いて、1番下は最近産まれたばかりなので家事や子育てを手伝って欲しいのにゲームばかりしている。さらに食べたものやゴミを片付けない、脱いだ物はポイポイ放置するので、注意すると逆上してきて、喧嘩になる事が多い」(34歳・主婦)
「夫が自分の物さえ片づけないとき」(48歳・主婦)
衣類を脱ぎっぱなし、ペットボトルや食べ物のパッケージを置きっぱなし、日用品を使いっぱなし……などなど、さまざまな“~しっぱなし”がありました。「配偶者が家事を増やしている」という不満を抱えている場合は、怒りの蓄積につながっていく可能性があります。
(3)言った・言わない・守らない
「言った・言わないが多い」(56歳・総務・人事)
「自分でやると言っていたことをやっていない」(57歳・その他)
「言ったことを守らない」(45歳・契約社員・派遣社員)
いくら言っても相手に響かなかったり、忘れられたり、しらを切られたりすると、軽んじられているような気持ちになるのかもしれません。
(4)不機嫌な態度
「夫が話の意味をわかってくれず、急にイライラして怒り出す」(49歳・その他)
「旦那が“俺様”な性格。“俺に逆らうな!”などと理不尽な事を言い出すから」(50歳・主婦)
不機嫌な態度は、近くにいる人たちに伝染していきます。だんだんと空気が悪くなって、けんかに繋がることも……。
(5)お金の使い方
「お金の使い方の違いで言い合いになります」(28歳・主婦)
「家事のやりかたやお金の管理について。最近は扱い方が分かってきたので、けんかにならないようにしています」(51歳・総務・人事)
お金をどう使うか。何を節約するのか。何のために貯蓄するのか。これらの方針がピタリと合う夫婦のほうが珍しいと思います。でも、あまりにも違いすぎる場合には、議論が口論に、そしてけんかに発展することもあるのではないでしょうか。
(6)考え方の違い
「妊活に協力的じゃないとき。将来について話し合えないとか」(26歳・契約社員・派遣社員)
「子どもに対する接し方の違いに“それはどうなの?”と言い合いになることがたまにある」(39歳・公務員・団体職員)
「子育ての考えが違う」(50歳・営業・販売)
お金の使い方と同様に、どんなに相性のよい夫婦でもどうしても相容れない領域があります。相手の考え方をどこまで受け入れ合っていくかをさぐる過程は、しばしばエネルギーを要します。
(7)からかい・いじり
「私がいじられすぎて、プチンとなったらけんかが始まる」(24歳・パート・アルバイト)
「主人のデリカシーのなさが原因であることが多い。例えばニキビができてる。その歳でまだできるんだと言うなど」(57歳・主婦)
特に、容姿や加齢についての“いじり”は、“家庭内コンプライアンス”に抵触する案件となっています。たとえ夫婦であっても言い方にはくれぐれも注意したいですね。
夫婦げんかの頻度は?
nullけんかの原因は生活習慣に関することから、相手の言動に関すること、価値観の違いまでさまざまでした。
続いて、けんかの頻度について聞いたところ、 “妻”という立場からの“体感頻度”は、以下のような結果となりました。
<けんかの頻度(体感)>
1日に1回以上・・・5.5%
1週間に1回・・・15.1%
月に1回・・・19.2%
年に数回・・・32.9%
数年に1回・・・8.2%
ほとんどしたことがない・・・19.2%
今回のアンケートの傾向としては、1週間に1度以上のけんかをしているケースでは、夫の生活習慣や家事・育児の分担など、“日常”に関する原因が多く見受けられました。
一方、けんかの頻度が「1年に数回」「数年に1回」の層では、子どもや夫の家族に関することなど“夫婦外”のことからけんかが勃発しているケース、容認できない相手のふるまいを目の当りにしたなど、“イレギュラー”な原因が目立ちました。
以上、今回は夫婦げんかの原因と頻度についてのアンケート調査をご紹介しました。
夫婦間で「けんかこそが、重要なコミュニケーション」という思いを共有しているケースを除いては、けんかをせずに穏やかに暮らすことに越したことはありません。
雲の動きを読む天気予報があるように、相手の感情の動きを読む“けんか予報”は、それぞれの夫婦で確立されていると思います。
相手が何を思い何に怒るのか、互いに関心を持ちあい、できるだけ穏やかな日々を送りたいものです。
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