今回『kufura』では、前回の【パパ編】に続き、20~50代の働くママ125人に「家で子どもいっしょに過ごす時間が増えて変わったこと」について聞いてみました。
会話が増える、勉強を見てあげられる!メリットいろいろ
null【パパ編】でのパパのコメント同様、ママからも家で子どもと過ごす時間が増えたことで、「こんなメリットがあった!」という喜びのコメントが多数寄せられました。働くママたちはどんなメリットがあったと感じているのか、それぞれ見ていくことにしましょう。
・子どもとの会話が増えた
「普段よりも会話が増えて、家族の仲が深まった気がします。思春期の子どもたちも、私にいろいろと話をしてくれるようになって嬉しかったです」(39歳/その他)
「会話が増えて、子どもから学校の話などもたくさん聞けるように。子どもの反抗期も少しだけ和らいだ感じがします」(42歳/その他)
「学校のことなど、子どもと会話をする時間が増えました。普段の子どもの様子などもよくわかるようになって嬉しいです」(38歳/主婦)
「会話が増えたことで、子どもと深い話もいろいろできるようになりました。お互いへの信頼感も増した気がします」(47歳/デザイン関係)
「会話が増えて、子どもの将来の夢などについてじっくりと話すことができました。本人がいろいろ真剣に考えていることがわかって安心しました」(50歳/総務・人事・事務)
「子どもとの会話が増えたのがいちばんのメリット!」というママがたくさんいました。普段は仕事が忙しくてなかなか会話をする時間がないママも、おうち時間が増えたことで、子どもとの会話をゆっくり楽しむことができた様子。思春期や反抗期でいつもはあまり話をしてくれないような子が学校の話をしてくれるなんて、ママもすごく嬉しくなりますね。
・勉強や宿題をゆっくり見てあげられるように
「時間に余裕ができて、宿題をゆっくり見ることができるようになりました。わからないところもすぐに教えてあげられるので、子どもも喜んでいるようです」(42歳/主婦)
「宿題をじっくり見てあげられるようになりました。私といっしょに宿題をやることができて、子どももとても嬉しそうにしています」(37歳/その他)
「時間に余裕ができてテスト対策などもしっかりしてあげられるようになったので、子どもの成績も上がりました」(39歳/主婦)
「宿題を見る時間が増えたことにより、少しずつですが、子どもにも“毎日宿題をやる”という習慣が身についてきた感じがします」(40歳/総務・人事・事務)
「苦手な科目もしっかり教えてあげられる時間ができて、子どもも苦手意識がなくなった様子。今では、楽しんで勉強するようになりました」(43歳/その他)
時間に余裕があるので、子どもの勉強や宿題をしっかり見てあげることができたという人も目立ちました。子どものペースに合わせてじっくりと教えることができるので、苦手なところもきちんと理解できるようになる様子。おかげで成績が上がったり、勉強に対する意欲が増したというお子さんも多かったようです。
・子どもといっしょに遊ぶ時間が増えた
「トランプをするなど、家の中で子どもと遊ぶ機会が増えました。おかげで自粛期間中は、私も子どももストレスをためずに楽しく生活することができました」(34歳/主婦)
「子どもといっしょに遊ぶなど、子どもと楽しみを共有する時間が増えて、おこもり生活を楽しく過ごすことができました」(39歳/その他)
「今までは、フルタイムの仕事のあとに保育園にお迎えに行き、帰宅後は夕食の準備等でバタバタでしたが、テレワークになってからは昼間から子どもたちとゆっくり過ごせて、いっしょにたくさん遊ぶこともできました」(25歳/営業・販売)
「子どもといっしょにアニメの動画などを見て楽しんでいます」(46歳/その他)
「子どもといっしょに遊ぶ機会が増えて、子どもの意外な一面などを垣間見ることもできました」(39歳/総務・人事・事務)
普段はなかなか思うように子どもと遊ぶ時間が取れないという人も、テレワーク等で時間に余裕があるときは、トランプやゲームをする、いっしょにアニメを見るなど、親子でいろいろと楽しい時間を共有することができます。子どもが楽しそうにしている姿を見るだけでママはすごく嬉しいし、おこもり生活を親子いっしょに満喫することができそうですね。
・子どもの成長を実感することができた
「いっしょに過ごす時間が長くなることで、子どもの成長ぶりを直接目にする機会が増えました」(28歳/営業・販売)
「子どもがまだ小さいので、いつも以上に触れ合う時間を確保することができたのがよかったです。おかげで、子どもの日々の成長ぶりを見ることもできました」(33歳/主婦)
「いっしょにいる時間が多くなると、生活の中で子どもが自分自身で考えて行動する姿をいろいろ見ることができるので、子どもの成長ぶりを実感することができました」(35歳/主婦)
「子ども中心の生活になって、子どもの日々の成長ぶりにも気づくことができました」(31歳/その他)
仕事が忙しく、いつもはなかなか子どもといっしょの時間が取れないというママたちの中には、「普段の子どもの様子がよくわからない」という人も少なくありません。コロナ禍で子どもといっしょに過ごす時間が増えたことで、普段の子どもの様子がよくわかるようになったり、子どもの成長ぶりを日々実感することができてよかったというママも多かったようです。
・子どもが落ち着いたり穏やかになった
「いつもより長い時間を子どもといっしょに過ごせたことで、子どもが前ほど寂しがらなくなりました」(32歳/学生・フリーター)
「親子のスキンシップが増えて、いつもよりも子どもが笑うことが多くなりました」(42歳/総務・人事・事務)
「いっしょに過ごす時間が増えたことで、子どもの精神状態が安定した気がします。普段からもっとたくさんいっしょにいてあげたいなと思いました」(33歳/その他)
「時間に余裕ができたことで、気持ちにも余裕を持って子どもと接することができるように。おかげで、子どもも怒ったりすることが少なくなりました」(33歳/営業・販売)
「今までは子どもに本を読んであげる時間すらありませんでしたが、最近はいっしょに過ごす時間が増えて、子どもの心も以前より落ち着いたような気がします」(36歳/その他)
子どもといっしょにいつもよりゆっくりと過ごすことで、子どもの心が落ち着いた気がするというママもいました。やはり、いつも以上にママといっしょにいることができて、子どもも喜びや幸せ、満足感を得ることができたのかもしれませんね。
・ほかにはこんなメリットも!
「普段は食卓にスーパーのお惣菜がたくさん並びますが、家にいる時間が増えたので、娘と食事やお菓子を作りました。いろいろと話をしながらいっしょに料理が作れて楽しいです」(51歳/学生・フリーター)
「家族そろって食事ができるようになり、家族団らんの幸せを感じることができました」(44歳/主婦)
「テレワークで子どもと過ごす時間が増え、『絵本を読んでほしい』といった子どもの希望を、その都度すぐに叶えてあげることができるようになりました」(35歳/公務員)
「朝はいつも私が子どもより先に家を出て会社に行っていたので、テレワークになって久しぶりに息子に『いってらっしゃい!』が言えるようになったのが嬉しかったです」(56歳/コンピュータ関連技術職)
メリットはほかにもいろいろ。いつもとはちょっと違う、充実した時間を親子いっしょに過ごすことができて、ママはもちろん子どももすごく楽しかったに違いありませんね。
子どもと過ごす時間が増えたことでこんなデメリットも
null「自分の時間が取れない」(40歳/総務・人事・事務)
「仕事中に子どもに話しかけられると気が散ってしまう」(30歳/総務・人事・事務)
「私が家にいると、仕事中でも子どもは何かしてもらえると思っているようで、仕事とそれ以外の時間の線引きが難しい」(42歳/総務・人事・事務)
「ずっといっしょにいると子どものダメな部分も目についてしまうため、子どもを叱る回数が増えてしまいました」(38歳/主婦)
「兄弟げんかが増えて、子どもを叱る回数が増えてしまった」(43歳/その他)
「子どもがわがままになり、保育園に行くのを嫌がるようになった」(35歳/公務員)
「いつもよりもやらなければならない家事が増えた」(44歳/主婦)
「家の中がどんどん散らかっていくのでイライラした」(40歳/総務・人事・事務)
「毎日3食作るのは大変だし、食費もかさんでしまった」(42歳/コンサルタント)
子どもと過ごす時間が増えたことによるメリットはいろいろと多かったものの、やはりデメリットもあったという声も聞こえてきました。特に多かったのは、「自分の時間がない」「叱る回数が増えた」「仕事に集中できない」「家事が増えた」というもの。どれもすべて、子どもと過ごす時間が長くなればなるほど出てきてしまう、避けられない問題と言えそうですね。
前回の【パパ編】に続き、【ママ編】を見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 子どもといっしょの時間が長くなったことで多少のデメリットもあったようですが、やはり普段の生活にはない貴重な経験がいろいろできたと満足しているママが多かったようです。これを機会に、ぜひ自分の働き方や子どもへの接し方を見直してみるのもいいかもしれませんね。