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叱るときの言葉の使い方にもコツが!先輩ママ134人に聞いた「子どもを叱るときに気をつけていること」

子どもと過ごす時間が長くなればなるほど、ついつい叱る機会も増えてしまいがち。子どもの言動にイライラ、うっかり声を荒げてしまう……なんてことも。

そしてその後は、自己嫌悪に陥いるというループは、あなただけじゃありません! そんな状況を回避するために皆さんは子どもを叱るとき何に気をつけているのでしょうか? 『kufura』では、20~50代の母親134人に、「子どもを叱るときに気をつけているポイント」について教えてもらいました。先輩ママたちの“叱り方”を参考にしてみてはいかがでしょうか?

感情的にならない!冷静になるにはまず深呼吸

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「まずは深呼吸をします」(44歳/主婦)

「けがにつながること以外の問題行動は、ひと呼吸おいて、一度自分を落ち着かせてから、言い聞かすように叱ります」(48歳/主婦)

「感情的にならず、まずは子どもの話を聞き、自分が落ち着きを取り戻してから叱るようにしています」(42歳/主婦)

「人の子供を叱っている気持ちで接すると、必要以上に感情的にならないで済みます」(44歳/主婦)

「頭に血がのぼったらすぐに後ろを向いて目をつむります。そのまま叱ると絶対にやり過ぎてしまうので。子どもの顔を見ないと少し落ち着きます」(56歳/その他)

もっとも多くの先輩ママたちが叱るときに気をつけているのは、「感情的にならない」こと。「自分が子供のとき、母親に感情的に怒られると、ただ怖くて、自分がどんな悪いことをしたのか、全然わかっていませんでした。だから感情的にならないようにしています」(42歳/会社員)という意見も。

とはいえ、問題行動を起こした子どもを前に、常に冷静でいるのは難しいこと。みなさん、「ひと呼吸おく」「深呼吸をする」「場所を変える」「一度後ろを向く」など、時間をあけたり場所を変えるなどして工夫していました。

叱った後はギュッ!「飴と鞭」作戦

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「大きな声を上げてしまった後は、ギュッと抱きしめるようにしています」(48歳/主婦)

「叱った後、抱っこを求められたら抱っこをして、落ち着いて話します」(33歳/主婦)

「叱った後は、抱きしめて“大好きだよ”と伝えています」(49歳/主婦)

「感情的にならないようにと思っても、どうしても叱りすぎてしまいます。後から“しまった、言い過ぎた!”と思ったら、叱った理由を伝え、自分も言い過ぎたと素直に謝ります」(45歳/主婦)

「なぜ危ないのか、などの理由をきちんと説明し、その後、注意したことを守れたり、いつも当たり前にやっている“いいこと”を見つけ、必ずほめるようにしています」(29歳/主婦)

冷静にならなければいけないとわかっていても、頭に血がのぼってしまうとつい、「危ない!」「やめなさい!」「静かにしなさい!」など、瞬発的に怒鳴ってしまうことってありますよね。

大丈夫、みんなそうです! つい激しく叱っても、その後必ず、愛していることを伝え、スキンシップを取ったり、自分のやりすぎを謝るなどしてフォローをしているママたちが多くいました。叱ることも愛情行為であり、嫌っているわけではないと伝えれば、子どもたちも理解してくれるはずです。

子どもに伝わりやすいよう「言い方」にもこだわりが

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「“短い言葉でわかりやすく”にこだわり、長々と叱らないようにしています」(52歳/主婦)

「大きな声を出さずに、あえていつもよりゆっくりと話します」(47歳/総務・人事・事務)

「人格を否定せず、“行為”を注意するようにしています」(47歳/主婦)

「何が悪かったのかをちゃんと説明して、大声を出したときも、なぜ大声を出したのか、子どもも理解できるような簡単でやさしい言葉を選んで説明します」(41歳/その他)

「兄弟やほかの子と比べるような表現は使わないようにしています」(45歳/その他)

「子どもにもわかりやすいよう、たとえ話を使って話します」(59歳/主婦)

「“お兄ちゃんなのに”とか“お兄ちゃんのくせに”と言わないようにし、逆に“さすがお兄ちゃん!”とは言うようにしています」(52歳/主婦)

「“それはダメ!”などとあいまいに言いがちですが、その後必ず、なぜダメなのか理由を言うようにしています」(51歳/主婦)

叱ることは、ほめることよりエネルギーを使います。それなのに、子どもにその真意が伝わらないとガックリしちゃいますよね。先輩ママたちの多くは、“叱るときの言葉の使い方や言い方”にも気をつけていて、「短く」「わかりやすく」「ゆっくりと」伝えようと意識しているようです。

叱った後はママも反省?まだある!今日から見習いたい叱り方のコツ

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「必ず向き合って目を合わせて話し、真剣さを伝えます」(22歳/その他)

「まずは、子どもの言い分を聞くようにしています」(38歳/総務・人事・事務)

「叱った後は、本当にあの言い方でよかったのかなど、自分自身も反省します」(39歳/主婦)

「父親が叱っているときは、母親は見守っていたり子どもをフォローするなどし、両親で一緒に叱らないようにしています」(40歳/主婦)

「怒るのは感情をぶつける行為だと自分に言い聞かせ、注意・忠告をする(=叱る)ようにしようと心がけています。そうすると、自然と言い方も変わってきます」(52歳/主婦)

アンケートに答えてくださったママたちは全員、叩くなどの暴力は問題外とし、その上で、さまざまな工夫をされていました。「そもそも叱らない」(55歳/主婦)というママも約2%いましたが、多くの場合、叱った後は、本当にこの方法でよかったのか自問問自答をし、次回の叱り方に活かしているようです。

 

いかがでしたか? 叱るのも愛情。どんなママたちも悩みながら効果的な叱り方を模索していることがわかりました。親子の形はそれぞれ違いますから、お隣の叱り方がわが家でも通用する……なんて、単純なことではないかもしれません。ただ、もしこのアンケート回答の中に、マネしたくなる“叱り方の極意”があれば、今日からさっそく試してみてもいいかもしれませんね。

 

文/嶋田久美子

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