体調を崩す人が約7割も!季節の変わり目はやっぱり要注意
nullまず、「季節の変わり目に体の不調を感じたことがありますか?」という質問に対し、
はい・・・195人(67.2%)
いいえ・・・116人(37.3%)
およそ7割の方が、なにかしらの不調を経験していることがわかりました。では具体的にどのような症状が出たのでしょうか? 症状が出た時にみなさんが行ったセルフケアと併せてみていきましょう。
症状1:頭痛などの体の痛み・・・77人
null「お腹が痛くなる、薬を飲む」(67歳/主婦)
「寒い冬。背中がツーンと痛むので前もって痛み止めのロキソニンを飲んでおく」(41歳/主婦)
「以前に骨折したところが痛む。そのまま、いつの間にか感じなくなっている」(59歳/主婦)
背中やお腹、手術痕……さまざまな部位で痛みを感じる方がいる中で、ダントツに多かったのが頭痛です。
「春のこの時期いつも頭が重かったり痛かったりする。空気が温かいと頭痛がひどくなるので窓を開けて空気を冷やしたりやや薄い服を着る」(47歳/主婦)
「雨の日や気圧の変化、寒暖の差などで頭痛が起こるので、氷枕で冷やしたり、ぬれタオルで目を冷やしたりしています」(47歳/学生・フリーター)
「気圧の変化で頭痛が起きた時は冷えピタを貼ると頭痛がマシになる」(33歳/その他)
「天気が悪いときは頭痛になりやすいので夜更かしせず早く寝て、頭痛薬も使う」(37歳/主婦)
痛みが起きるシーンに、雨が降るときや気圧の変化がある時、という声が多く聞かれました。対処法としては、鎮痛薬を服用する方が多く、加えて「冷やす」と症状が良くなるという方もいました。
また、「頭痛ーるで管理する。あらかじめ痛くなりそうなら、注意する」(38歳/総務・人事・事務)という方も。
『頭痛ーる』とは、気圧の変動が起こす頭痛などの痛みに注目した気象予報士考案の気圧予報・体調管理アプリで、痛みが起こりそうな時間帯をチェックすることができます。「この時間帯は危ないかも」と分かれば、事前に鎮痛薬を服用しておくなどの対応がとれるのでありがたいですね。
症状2:肩や首の凝り・・・16人
null「肩こりが必ず起きる」(44歳/研究・開発)
「肩や首がドーンと重くなる。ツボ押しをするようにしている」(52歳/主婦)
「肩や首が凝るので、季節の変わり目にマッサージに行きます」(30歳/総務・人事・事務)
「曇りや雨などのいい天気じゃない日は肩から首が苦しいので、なるべく体を動かすよう心掛けている」(52歳/主婦)
「前から頭痛やら首こりやらありましたが、気休めにファイテンのミラーボール(羽生選手がいつも着けている)を購入してみたところ、今では手放せなくなりました。着けているのといないのとでは大違いですよ、奥さん」(49歳/主婦)
続いて多かったのが、「凝り」です。慢性的に抱えている人も多い症状ですが、季節の変わり目はより顕著にあらわれてしまうです。体を動かしたり、マッサージに行くことで血行不良が改善されそうですね。
症状3:風邪をひく・・・15人
null「風邪を引きやすくなるのでビタミンCを取ったり体を温めるようにしている」(34歳/主婦)
「風邪をひきやすいので首をあっためておく」(34歳/主婦)
「風邪をひきやすいので、疲れないようにする」(37歳/営業・販売)
日中と朝晩の寒暖差がはげしくなりがちな季節の変わり目は体温調節がむずかしく、風邪をひきやすいという方もいました。その予防として、意識的に体を温めているという方が大半でした。
症状4:倦怠感・・・15人
null「なんとなく体がだるい」(65歳/その他)
「身体がだるく感じやすくなるので、毎朝酵素を飲む」(31歳/総務・人事・事務)
めまぐるしい温度や気圧の変化に体が対応しようとエネルギーを使う分、疲れも出やすいのかもしれません。
症状5:肌の乾燥、肌トラブル・・・14人
null「寒暖差で皮膚がむずがゆくなるので保湿をしっかりしている」(37歳/その他)
「肌が荒れてひりひりする。保湿をかなり入念にする」(36歳/その他)
「顔がひどく荒れるので、皮膚科でもらっている薬を常備している」(41歳/主婦)
気候が安定しない春、秋は肌が敏感になり、トラブルが出やすくなるという方も。お肌の調子が悪いと気分もあがりませんよね……。肌のバリア機能を高めるため、保湿を頑張る方が多いようです。
症状5:アレルギー・・・14人
null「花粉による目のかゆみ 目薬をさした」(26歳/その他)
「春や秋はアレルギーによる鼻炎、疲労感、が起こりやすいので、外出前にはアレルギーの薬を服用している」(19歳/学生・フリーター)
「春は目が霞むし花粉症だし体が重い。ほろ苦い食べ物を食べて解毒を意識する」(44歳/主婦)
「春になると花粉症でぼーっとする。薬を飲む」(42歳/その他)
花粉症は春頃のスギ花粉が有名ですが、夏から秋にかけてのブタクサなどもあるので、長い期間悩まされるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、寒暖差アレルギーの方にとっても、季節の変わり目はツライですね。
アレルギー症状に対しては、薬を服用するという方が圧倒的多数でした。症状の程度も体質によるので、しっかりと医師に診てもらうと安心です。
その他の症状
null・めまい
「めまいがした。タオルをレンジで温めて、目において血のめぐりをよくする」(30歳/総務・人事・事務)
「めまいを感じることが多く、つぼ押しをする」(57歳/その他)
・眠気
「とにかく眠い、1日10時間以上寝るしかない」(27歳/企画・マーケティング)
「病的に眠たくなる。仕事中にも突然眠気が来るのがこわい。対策はとくにないけど、車の運転は控えるようにしている」(37歳/主婦)
・喉、鼻の不調
「喘息持ちなので寒暖差が激しい時期は咳が出やすくなる。処方された薬を忘れずに服用し、うがいを丁寧にする」(34歳/主婦)
「せき症状。部屋をなるべく加湿するようにした」(49歳/主婦)
「温度差で鼻や喉にダメージを受けやすいので、寝る時にスヌードをつけたり、アロマオイルを垂らしたりマスクをする」(44歳/その他)
「温度差が激しい時期は喉をやられるので、前もってのど飴を買いだめしておく」(34歳/その他)
・メンタルの不調
「気圧の変化や寒さで精神的に不安定になる。体を温める」(33歳/主婦)
体の不調とひと言でいっても、あらわれる症状は人それぞれでしたが、多くの人が自分なりの対処法を見つけ、症状緩和に努めていることが分かりました。アンケートでは、季節の変わり目に体調を崩しやすいからこそ、「朝に体操をするようにしています」「しっかりと睡眠をとる」「湯船に浸かる」など、普段から体調管理を心がけているという声もたくさん聞かれましたよ。
今春はイレギュラーな対応に迫られて、心身ともに疲れを感じている方が多いのではないでしょうか。もし不調を感じてツライ時は我慢せず、病院を受診するなどしてくれぐれも無理のないよう過ごしてくださいね。