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【ダイエット講師のおすすめスープ】「みそ玉+神食材」にお湯を注ぐだけ!試してみたら小腹満たしに最適だった

脂肪をためこんでしまいがちな寒~い季節。このシーズンになると、インスタントの甘いカフェオレやミルクティーで暖を取りながら小腹を満たしている私。若いころほど食べてるワケでもないのに年々体型がもったりしてきているのは、この激甘ドリンクのせいでは⁉ と思っていたところに手に取ったのが、『ずぼら瞬食スープダイエット』という一冊。

著者は、保健師でダイエット講師の松田リエさん。昨年出版した『ずぼら瞬食ダイエット』(2022年/小学館)が大ヒットし、ダイエット界に「#瞬食」ブームを巻き起こしました。

ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに注目した食事メソッドを、新著ではスープに集約。80種の大量レシピで、ずぼらでも食べてやせられるコツを惜しみなく公開しています。

前回は、松田さんの“食べてやせる”ダイエット論と、家族で健康的な食生活が送れる作り置きスープのレシピを紹介しました。

今回は、さらにすぼら度をアップ! お湯を注ぐだけで作れる“みそ玉”を使ったみそ汁のレシピを教わります。

産後4カ月とは思えないぺったんこのお腹! 20代後半に1年間で体重は-12kg、体脂肪率は-10%のダイエットに成功し、37歳の現在もキープし続けています。
写真提供/「ずぼら瞬食スープダイエット」(小学館)

松田さんによると、
「“ずぼら瞬食ダイエット”の成功者が毎日飲んでいたのが、やっぱりみそ汁。発酵食品でやせ調味料の“みそ玉”を作り置きしておけば具材と一緒にお湯を注ぐだけで簡単みそ汁に! 時間がない朝や小腹が空いたときにおすすめです」

とのこと。松田さん自身も、第2子出産後のどうしてもお腹がすいてしまう時期に、お菓子の代わりに1日2杯のスープを食べて“お菓子食べたい欲”を撃退。たった20日で元の体重とぺったんこのお腹に戻しているので、その説得力が「私もやってみようかな」と思わせてくれます。

作り置きしてラクできる「みそ玉」の作り方

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「みその種類は自由に変えてOK! いつものみそを八丁みそに変えても違う味わいを楽しめます」(松田さん)
写真提供/「ずぼら瞬食スープダイエット」(小学館)

【材料】(4個分)

好みのみそ……………60g

和風だしの素……大さじ1

 

【作り方】

みそと和風だしの素をしっかり混ぜ合わせる。4等分(1個15g)に分け、1個ずつラップに包む。

“だし”にこだわる!カリスマダイエット講師のおすすめは?

松田さんは500gの業務用サイズをリピート中。
写真提供/「ずぼら瞬食スープダイエット」(小学館)

著書の中で松田さんは、「スープ作りの基本は、“だし”。味がおいしくなるのはもちろん、減塩にも役立ちますね。だしの優しい味は味覚のリセットにも効果的。味覚が鈍ると、おいしさという満足感が得られないので、満腹感だけを求めて食べ過ぎてしまいます。また濃い味を求めるので塩分や糖分のとり過ぎから肥満やむくみにもつながります」と解説しています

“だし”は無添加を選べば、味覚が正常にもどって太りにくくなります」

とはいっても、毎日イチからだしをとるのはハードルが高いので、料理が苦手な面倒くさがりやさん(私のこと!?)のために、『瞬食スープ』では顆粒だしの素を使ってもOK!とのこと。松田さんのおススメは、化学調味料無添加、食塩無添加の「素材力だし かつおだし」(理研ビタミン)です。無添加を選ぶことで、味覚が正常にもどって、さらに太りにくくなるそうです。

ダイエットに効くみそ汁にするための神食材

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スープ作りのために買い集めた食材ですが、ふだんの料理の時短にも使えるものばかり。

お湯を注ぐだけでよく、かつダイエットに効くスープを作るために追求された代表的な食材は、乾物や冷凍野菜、手軽に使える大豆製品など。

長~い賞味期限を切らしてしまうほど、乾物も冷食も使いこなすのが苦手な私。切り干し大根は水で戻すのが面倒だし、糸寒天は買ったこともありませんでした(恥)。

松田さんのレシピでは、これらの食材とみそ玉をお椀に投入してお湯をそそぐだけ! ずぼらな私にとっては、まさに神食材です。

神食材を組み合わせた『瞬食スープ』を作ってみました。

乾物と冷凍野菜で「切り干し大根と糸寒天の具だくさん汁」

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切干し大根と糸寒天で食物繊維を、みそで発酵食品を摂取できます。

【材料】(1人分)

みそ玉・・・1個

切り干し大根、糸寒天・・・各3g

ほうれん草(冷凍)・・・20g

干し桜えび・・・ひとつまみ

お湯・・・1カップ

【作り方】

器にすべての材料を入れ、お湯を注ぐ。少しおいて切り干し大根をふやかす。

 

噛みごたえがしっかりしている具材がそろっていて、かつ、旨みの重なりが美味しい! エネルギーは55kcalでたんぱく質は3.9g。私が普段飲んでいるインスタントのカフェオレは54kcalのたんぱく質0.7gなので、基礎代謝を上げる貴重なたんぱく質を取るならば、これからは瞬食スープ!

大豆食品をトリプルで組み合わせ!「ねばねば納豆汁」

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【材料】1人分

みそ玉・・・1個

ひきわり納豆・・・1/2パック

絹豆腐(さいの目切り)・・・20g

小ねぎ(小口切り)、一味唐辛子・・・各適量

お湯・・・1カップ

【作り方】

器にすべての材料を入れ、お湯を注ぐ。

 

大豆もりだくさんのスープはエネルギーは85kcalと高めですが、たんぱく質は6.5gとたっぷり。ひきわり納豆も豆腐もするっと飲めてしまうので、松田さんの「血糖値の上昇を抑えるためによく噛んで時間をかけて食べる」という太らない瞬食スープの食べ方を意識しました。

甘いドリンクの代わりに“みそ玉みそ汁”を3週間試したら…

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ひとり分のみそ汁が即席で作れるので、家族用ではなくママの小腹満たしとして試した約1カ月。

神食材を使って松田さんのレシピ通りに作ってみたり、コレとコレを組み合わせたら美味しそう!と自分なりのアレンジを試したりしてみました。

体型や体脂肪率の変化はまだみられないものの、明らかにお通じが良くなった! 張っていたお腹がスッとへこんでラクになったのも感じて嬉しい日々です。

お湯を注ぐだけといっても毎回具材を用意するのは面倒かなと思ったのですが、みそ玉さえ作っておけばお湯を沸かしている間にお椀にあれこれ投入できるので、結局、作る時間はインスタントのカフェオレとあまり変わらないんですよね。

私のこの冬の温活は、このスープでダイエットも兼ねようと思います。

松田さんの著書では、ここで紹介した以外のみそ玉”みそ汁レシピや、血行促進スープ、エイジングケアスープなど加齢とともに増える悩みに寄り添ったレシピもずらり。とにかく簡単に作れるものばかりなので、“すぼら度”に自信のある方もぜひ手に取ってみてくださいね。

「1日2杯!脂肪燃焼! ずぼら瞬食スープダイエット」

松田リエ著

定価1,540円(税込)

小学館

【取材協力】

松田リエ

看護師・保健師・ダイエット講師 Belle Lus株式会社代表取締役。Belle Life Style協会代表理事。1986年生まれ。二児のママ。看護師としてがん患者のケアを担当後、保健師として従事。成人の健康教育、メタボリックシンドロームや糖尿病患者への保健指導を行う。自身が食生活で自然に12kgやせた経験を生かし、食べやせダイエット専門講師として起業。ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに着目した『ずぼら瞬食ダイエット』(2022年 小学館)が大ヒット。ダイエット界に「#瞬食」ブームを巻き起こし、受講生2500人以上をダイエット成功に導く。Instagram @matsuda_rie8、X @rie_matsuda、youtube「松田 リエ llおうちで食べ美 」等、SNSの総フォロワー数は46万人。

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