まずは目的に合わせてスポーツブラを選ぶ
nullワコール広報・宣伝部の平塚恵子さんによると、「スポーツブラは、体の動きやブラを着用するシーンによって必要となる機能が異なるため、まずは目的に合わせたスポーツブラを選ぶことが大切です」(以下、「」内は平塚さん)とのこと。
たしかに、ジョギングやウォーキング、フィットネス、ヨガ、ピラティスなど、スポーツによって体の動きは大きく異なります。スポーツブラを選ぶ際は、まずはそれぞれの動きに合わせたブラを選ぶことからスタートしましょう。
ちなみにワコールでは、ワコール人間科学研究所がこれまでに収集した約4万人以上の女性の体のデータをもとに、スポーツごとの特徴に合わせて「走る人のブラ」「動く人のブラ」「歩く人のブラ」「ヨガブラ」という、4つの目的別スポーツブラを用意しているそうです。
このスポーツにはこんなブラがおすすめ!
nullでは実際に、どのスポーツにどのような機能のあるスポーツブラが適しているのか、スポーツごとにおすすめのブラを見ていくことにしましょう。
マラソン、ジョギング、球技など「走る人のブラ」
「マラソンやジョギングのほか、バスケットボールやバレーボール、テニスなどの球技の場合は、走ったり、飛んだり跳ねたりする動きからバストをしっかり守る必要があります。これらのスポーツをする際は、特にバスト全体をしっかり守ってくれる、サポート力の高いスポーツブラを選ぶようにするといいでしょう」
運動しているときの女性のバストは、上下に揺れるのではなく、円を描くように揺れるのだそう。そのため、運動する際にはバストの揺れを防いで、バスト全体をしっかりサポートしてくれるスポーツブラを選ぶ必要があります。
フィットネスやダンスなど「動く人のブラ」
「フィットネスやジムのトレーニング、ダンスやゴルフなどのスポーツの場合は、さまざまな動きによるブラジャーのズレを軽減するための工夫がなされたスポーツブラがおすすめです」
バストにフィットする内蔵成型カップのブラは、ズレを軽減し、バストラインを美しく整えてくれるとのこと。また、肩ひもについては、肩甲骨の動きを妨げにくい、Yバックスタイルのものなどを選ぶと動きやすくていいそうです。
ウォーキングやハイキングなど「歩く人のブラ」
「ウォーキングやハイキング、トレッキングなどの歩くスポーツについては、快適な付け心地が続くスポーツブラを選ぶようにするといいでしょう。通気性や速乾性があり、抗菌防臭素材を使ったスポーツブラなら、長時間付け続けても快適に過ごすことができます」
また、歩くスポーツの場合は、リュックなどを背中に背負う場面も多くなります。肩ひもの縫い目がフラットになっているなど、リュックなどを背負ったときに、肌に負担のかからないブラを選ぶようにするのもポイントとのこと。
ヨガやピラティスなど「ヨガブラ」
「ヨガやピラティスなどのように、大きくゆったりとした動きのスポーツには、バストにしっかりフィットし、カップや肩ひもがズレにくいスポーツブラを選ぶのがおすすめ。内蔵成型カップが、自分のバストにしっかりとフィットするものを選びましょう」
ヨガやピラティスなどについては、ソフトな着用感のものを選ぶとスポーツを快適に楽しむことができるそうです。
スポーツブラのサイズの選び方
null「目的に合わせてスポーツブラの種類を決めたら、次は自分のバストサイズに合わせてブラジャーを選びます」
基本的には普段使っているブラジャーと同じように、アンダーバストとトップバストの差でサイズを選びますが、スポーツブラは伸縮性があるため、普段使っているブラジャーのサイズとは若干サイズが異なる場合もあるとのこと。
「可能であれば、購入する際は店頭で試着をし、動いてもズレにくいかどうか、手を挙げたときにズレにくいかどうかなどをチェックするのがいいでしょう」
それでもサイズ選びに迷う場合は、販売員に相談するのがおすすめ。特に「スポーツブラの購入は初めて」という人は、自分にきちんと合ったスポーツブラを見つけるためにも、ぜひきちんと試着をしてから選ぶようにしてみてください。
いかがでしたか? スポーツブラは目的に合わせて機能で選ぶことはもちろん、快適な付け心地でスポーツを楽しむためには、自分の体にピッタリ合うサイズを選ぶことも重要です。スポーツの種類や自分のバストサイズにピッタリ合うスポーツブラを見つけて、この春は思う存分スポーツを楽しみましょう。
※写真はイメージです
【取材協力】
株式会社ワコール
女性用下着を中心とする衣料品メーカー。1964年に設立された『ワコール人間科学研究所』では、女性の体に関する基礎研究を続け、それをもとに数々のヒット商品を生み出す。公式WEBサイトではさまざまな商品情報のほか、女性が美しくなることを応援するコンテンツも提供。