まずはブラジャーのNG着け方例をチェックしよう
nullワコール広報・宣伝部の白鳥貴子さんによると、よくあるブラジャーのNG着け方としては、次の3つが多いとのこと。
NG例1:バストがカップからあふれている
小さなサイズのブラジャーをつけているため、カップにバストが収まらずお肉がはみ出て脇や背中に段差ができてしまっている
NG例2:カップ上辺がバストに食い込んでいる
小さなサイズのブラジャーをつけているため、カップの上辺がバストに食い込んでしまい、アウターにひびいてしまっている
NG例3:ソフトなブラジャーでバストが下向きに
バストの肉質やボリュームに対してソフトすぎるブラジャーをつけているため、バストが下を向いてしまっている
「この3つのNG例は、すべてサイズが合っていないブラジャーを着けていることが原因で起こります。サイズの合っていないブラジャーを着け続けると、見た目がNGなだけでなく、必要以上にバストが揺れてしまうため、バストの形が変化しやすくなる可能性もあるので注意が必要です」(以下、「」内は白鳥さん)
ちなみにワコールの調査によると、女性の71%が自分のバストサイズを勘違いしていて、その中の54%が本来のサイズよりも小さいブラジャーを着けていたとのこと。ブラジャーをきれいに着こなして美しいボディラインを作るためにも、ブラジャー購入の際は、きちんと採寸・試着するのがおすすめです。
ガードルのNG例をチェックしよう
nullでは、続いておなかまわりやおしりの肉が気になるガードルについても、NGを見ていきましょう。白鳥さんによると、次の2つがもっともよく目にするNG例だそうです。
NG例4:ウエストが食い込んでいる
ウエストサイズに合っていないガードルをはくことにより、ウエストが食い込んでおなかまわりに段差ができてしまっている
NG例5:ヒップが収まっていない
ヒップサイズに合っていないガードルをはくことにより、ヒップが収まりきれずに“二のじり”がはみ出し、パンツなどをはいた場合に段差が出てしまっている(ショートガードルの場合)
「ガードルのNG例も、ブラジャー同様すべてサイズが合っていないことによって起こります。ガードルのサイズはウエストとヒップのサイズから割り出しますが、意外に自分のサイズを把握していない人が多いので、お店で一度ウエストとヒップのサイズを測ってもらってから、正しいサイズのガードル選びをするのがおすすめです」
ワコールの調査によると、ウエストのサイズを測ったことがある人は39%、ヒップのサイズを測ったことがある人は30%と、ほとんどの人が自分のウエストとヒップのサイズをきちんと測ったことがないという結果になっています。また、測ったことがある人の中でも、自分が思っていたサイズとは実際のサイズが違っていたという人も多数いたとのこと。
ブラジャーと違って、ガードルははいたことがないという人もけっこう多いようなので、ぜひ一度、お店でウエストとヒップサイズを測ってもらい、自分の正しいサイズを知ることから始めてみるのが良さそうです。
「ブラジャーやガードルは、自分がなりたい胸やおしりまわりの整えたい部分に合わせて種類を選び、ボディメイクすることが可能です。胸を大きく見せたい、しっかりアップさせたい、またおなかや腰まわり、太ももをスッキリ見せたいなど、自分が気になっている部分をきれいに見せるためにも、思い切って売り場の販売員に相談してみてください」
いかがでしたか? 全身をチェックしたときに、ブラジャーまわりの脇や背中の肉、またガードルまわりのおなかやおしりの肉が気になっている皆さん。それは、ブラジャーやガードルのサイズが合っていない可能性が大。まずは、ブラジャーとガードルのサイズについて、改めてチェックし直してみましょう。自分に合った正しいサイズのものを着用することで、自分の理想とする美しいボディラインで洋服をきれいに着こなすことができますよ。
【取材協力】
株式会社ワコール
女性用下着を中心とする衣料品メーカー。1964年に設立された『ワコール人間科学研究所』では、女性の体に関する基礎研究を続け、それをもとに数々のヒット商品を生み出す。公式WEBサイトではさまざまな商品情報のほか、女性が美しくなることを応援するコンテンツも提供。
【参考】
ブラてびき、パンツてびき – ワコール