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聞き手を飽きさせないために「プレゼンで心がけたい動作」とは?【届く、響く!プレゼンのお作法】vol.3

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説明会や発表会でプレゼンテーションをするとき、みなさんはどんな気持ちでのぞんでいますか? 「舞台に立ち、ひとりでスポットライトを浴びるのですから、女優になった気持ちで挑みましょう」と話すのは、チームビルディング・コンサルタントの尾方僚さん。

プレゼンや発表をするときに覚えておきたいことをお伝えする【届く、響く! プレゼンのお作法】3回目は、「プレゼンで気をつけたい動作」について教えていただきました。

クイズ! プレゼンする人がやってはいけないことは?

突然ですが、ここで質問です。

Q.プレゼンや発表の最中に発表する人が決してやってはいけないことは、次のうちどれでしょうか?

a.用意したスライドばかりを見て話し、聴く側を見ない

b.壇上で動きまわる

c.手に力を入れずぶらんとさせる

一瞬どれもダメなことのようにも思えますが、ズバリ正解は……

A. 「a.用意したスライドばかりを見て話し、聴く側を見ない」です。

まずはその理由を詳しくご説明していきましょう!

身体も目線も聞く側へ!「聞き手に背中を見せない」が鉄則

セミナーや発表会などで、時々“背後にあるスライドのほうを向いて話す人”や“ボードなどに書いて説明するときにしばらく後ろを向いてしまう人”“下を向いて手元の資料を見て話す人”を見かけることがありますが、これらの行為はアウトです。

プレゼンは聞き手に贈るプレゼント。贈り主が背中を向いていては、聞く人の意識がそれやすくなってしまいますし、しっかり聞き入ってもらえません。発表時は常に聞く人たちがいるほうを向いて話すようにしてください。

背後のスライドを指し示したいときは、聞き手側に体を開きながら手や棒で指すといいでしょう。身体を向けるだけでなく、目線を配ることも忘れずに。

聞き手を飽きさせない! できるだけ「壇上で動く」

そしてこれは少し上級者向けですが、壇上ではずっと同じところにいるのではなく、話しながらできるだけ動くことをオススメします。理由は「聞き手を飽きさせない」ため。

例えば、スライド用のPCと自分が話す演台を遠めに設置して必然的に動かなければならないようにすると、慣れていない人でもプレゼン中に自然に動きをつくることができます。もちろん聞き手に背中を見せないことを忘れずに!

汗を拭く、髪を触る…むやみに「顔の周りに手をやらない」

聞き手が一番注目するのは、話し手の“顔”周り。やたらと額の汗をハンカチでふいていたら「大丈夫かな?」と思うし、頻繁に髪をかきあげたり触ったりしていれば不快な気持ちになる人が多いでしょう。むやみに顔の周りに手をやらないようにしましょう。

ちなみにジェスチャーをしている以外のとき、手の置き場に困って手持ち無沙汰に感じてもとくに何もする必要はありません。普通に手をぶらんとさせていても聞き手は気にならないものなので、大丈夫です。

身も心もオープンに! なるべく「リラックス」

緊張で身体がガチガチに硬くなってしまうこともあるでしょう。性格もありますが、とくに人前で話すことに慣れないうちは緊張しないでのぞむことは難しいかもしれません。

しかし極度の緊張は聞き手にも伝わってしまい、話の内容をしっかり聞いてもらえなかったり、相手を緊張させてしまうことも。「人は鏡」であることを肝に銘じ、できるだけリラックスしてのぞみましょう。

いかがでしたか? 聞き手を不快にさせないことはもちろんのこと、飽きさせない工夫も大切です。「プレゼンはプレゼント」を合言葉に、できるだけ最高の贈り物になるように努めましょう!

次回は上がり症の人、必読!?の「緊張しない秘訣」についてお伝えしますので、あがり症で緊張しがちな人はぜひチェックしてみてくださいね。

 


【取材協力・監修】

チームビルディング・コンサルタント

尾方僚

大手就職情報会社に9年間勤務した後、コンサルタントとして独立。大学や企業人事担当者向けの講演を数多く行い、企業の採用コンサルテーション・研修に従事する。現在、日本女子大学リカレント教育課程 講師、日本工業大学、デジタルハリウッド大学の非常勤講師としてキャリア系科目を担当。著書は『プレゼン以前の発表の技術』(すばる舎)、『100人の前でもキチッと話せる本』(インデックスコミュニュケーションズ)など多数。

【参考】

尾方僚(2011)『プレゼン以前の発表の技術』(すばる舎)

尾方僚(2007)『100人の前でもキチッと話せる本』(インデックスコミュニケーションズ)

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