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「仕事を辞めたいモード」から抜け出すには? 【行動科学で解決!お悩み相談室8】

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転職が当たり前になってきたこのご時世。『kufura』が働く女性344名を対象にアンケートを実施したところ、「仕事を辞めたい」と悩んだことがある人は71.2%にものぼりました。

この連載では、寄せられた仕事の悩みに関する解決法を、行動科学コンサルタントの冨山真由さんにお答えいただきます。第8回目のテーマは“仕事を辞めたいモードからの脱出”です。

仕事を辞めたくなる理由は「給料」「上司」「人間関係」⁉

アンケートでは「会社を辞めたい」と悩むさまざまな理由が寄せられました。特に多かったのは、以下3つの悩みです。

悩み1:「給料」が割に合わない!?

「残業が長く、自分の時間が取れない上に給料が安い」(39歳/その他)、「給料が安い」(43歳/コンピューター関連以外の技術職)など、給与が理由で会社を辞めたいという回答が目立ちました。

悩み2:「上司」がリスペクトできない!?

「上司に恵まれなかった」(36歳/総務・人事・事務)、「上司が頼りにならない」(30歳/総務・人事・事務)など、上司が尊敬できないと悩む声が寄せられました。

悩み3:「人間関係」が辛い!?

「人間関係に疲れた時」(28歳/その他)、「人間関係が苦しい」(44歳/企画・マーケティング)など、人間関係によるストレスが苦痛だというケースが多く見られました。

具体的に解決していくにはどうしたらいいのでしょうか? 代表的な質問について、行動科学コンサルタントの冨山真由さんに考えていただきました。

【お悩み相談室:これまでの記事をチェック!

「低下する仕事のモチベーション」を回復させるには【行動科学で解決!お悩み相談室3】

「仕事がつまらない症候群」から脱却するには? 【行動科学で解決!お悩み相談室5】

【悩み1:給料】お金とやりがいはニアリーイコール!キャリア形成に必要なものを見極める

Q.1 どんどん仕事を言いつけられてしんどいし、それが給与に合わない内容だから(43歳/その他)

A.1 本当に見合わないと思うのであれば、人事総務に待遇を相談しましょう

「“仕事を言いつけられて”という部分にやらされている感がにじみ出ていますね」と冨山さん。上司から感謝の言葉もなく、機械的に業務をこなしているのだろうと推測します。

「報われた感は、必ずしもお金だけで得られるものではありません。例えば、上司から言われた“ありがとう”の一言でしんどくはなくなるはずです。ただし、それは上司側の問題なので、本当に給料が見合わないのであれば、人事総務に待遇を相談する、上司に他の人員を確保してほしいと伝えるのが無難でしょう」(冨山さん)

Q.2 もっと給料のいい仕事に転職したい(26歳/その他)

A.2 今一度、「キャリア形成に必要なものは何か」の見極めを!

「~~したい、というのはとてもポジティブな悩みです」と冨山さん。一方で給料のいい仕事は、それなりにハードワークなのも事実。

「この機会に、ご自身の棚卸しをしながら、今後のキャリア形成のために必要なものは何かを見極めてみてください。給料の高い・低いだけでは判断できないと思いますよ」(冨山さん)

【悩み2:上司】働く環境を変えるために、まず行動を!

Q.3 上司が全然仕事をしないで、私的なことばかりしている。仕事はこちらに回して、5時になったら帰る(28歳/金融関係)

A.3 上司自体を変えることはできません。自分で環境を変える行動をしましょう

「上司が尊敬できない、不本意な仕事の振られ方と残業……このお悩みはいろいろな要素を含んでいますね」と冨山さん。まず、何が一番ストレスに感じているのか、自分自身を見つめる必要があるといいます。

「上司を変えることはできませんが、自分の環境を変えることはできます。例えば、人事に相談して異動願いを出したり、他に仕事を分担できる人を探すことだってできますよね。早く帰りたいと思ったら“今日は定時に帰りたい”と上司に伝えていいと思います。

一番ストレスだと思っているところから、行動に移してみることをおすすめします」(冨山さん)

【悩み3:人間関係】一旦冷静になってみる

Q.4 人間関係がきつく感じる。自分ができないことでも相手はおかまいなしにやる(32歳/フリーター)

A.4 意外と相手は無意識にやっているかもしれません

「一番いい方法は、直接相手に伝えることですね」と冨山さん。

「“ちょっと今の言い方、きつかったです”と嫌味なく言えば、本人ははっとすると思います。実際、伝えることで相手を変えることができた、という事例もあります」

大半は、習慣となってしまった無意識な行動。言われてはじめて、“相手が嫌だと思うことをやってしまっていた”ことに気づくケースも多いのだとか。

「とはいえ、言っても聞かない“性格に難あり”の人であれば、気にしないのが一番。自分を守るためにも関係を築くのは一切あきらめ、拒絶するのも一つの方法です」(冨山さん)

Q.5 人間関係や仕事内容に対して、自信をなくした時(31歳/その他)

A.5 なぜ自信がなくなってしまったのかを分析してみてください

「まず、人間関係と仕事内容はまったく別のものなので切り離してほしいです」と冨山さん。その上で、なぜ自信がなくなったのかを分析してほしいといいます。

「失敗したことを思い出すのって、とても嫌ですよね。でも、失敗を失敗とだけとらえて自信をなくしてしまうのは、もったいない。失敗ときちんと向き合えば、成果に変えることができるからです」(冨山さん)

仕事の例でいうと、プレゼンであがってしまい、思うように話せなかった場合。「冒頭に声がうわずってしまい、頭が真っ白になってしまった」など、失敗の引き金となってしまった原因が必ずある、と冨山さん。

「原因が分かったら、“5分前に発声練習をやる”“セリフをあらかじめメモ帳に書き留めておく”などの対策が取れます。すぐに向いていないとあきらめるのではなく、なぜそうなったのかを突き詰めてください」(冨山さん)

 

いかがでしたか?

感情を引き起こす原因を冷静に突き詰め、次のステップを決めて前へと進む……行動科学は、仕事の環境だけでなく、人生そのものを豊かにしてくれる考え方。

今日からでもすぐに、取り入れてみてはいかがでしょう。

 

取材・文/濱登良子

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