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今になって思う「社会人になった頃に戻れるなら…」先輩たちの反省の弁に納得

人生に“たら・れば”はない……とはいうものの、誰しも過去について、あれこれ悔やむことが1つや2つあるはず。特に、ちょうど新年度を迎えたばかりのこの時期は、社会人になった若者に自分の姿を重ねて「私、あのときなんでこんなことしちゃったんだろう……」と新人時代の痛恨の選択ミスがふと記憶に蘇ることもあるかもしれません。

そこで、『kufura』では20代~50代の女性500人を対象に“社会人になりたての頃に戻れるならしなければよかったと思うこと”についてアンケート調査を実施しました。

かつて新人だったみなさんも、あの頃を振り返ってみましょう。今後の仕事と人生について考えるヒントが隠されているかもしれません……。

「仕事選びに妥協しなければよかった」

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20代~50代の女性500人に“社会人になりたての頃に戻れるならしなければよかったと思うこと”を尋ねたところ、まず多かったのは、職業・会社選びについて後悔する声……。

「氷河期だったので大変だったけど、妥協しないで会社をもっと選べばよかった。ブラック企業に入ってしまい、根性で頑張ろうとしてしまったが体を壊したので」(43歳/主婦)

「健康診断もない、サービス残業が毎日当たり前の会社で働き続けなければよかった。新しい、環境の良い会社はたくさんあるので、自分の年齢が若く転職の道があるうちに見切りをつけておいたほうが、後々よかったと思う」(37歳/総務・人事・事務)

「将来的に続けられるかを考えずに子どもの頃からの憧れだけで仕事を決めなければよかった。もっと自分の適性をよく考えた就職先を選ぶべきだった」(37歳/主婦)

「事務仕事を選んでしまったが、動いてる方が好きなので、おとなしく座ってやる仕事よりも、動物のお世話など現場で頑張れる仕事をするべきだった」(52歳/総務・人事・事務)

「看護師になりたいと思っていたのに、意志が弱く、学校が勧めてくれた銀行員という道にいってしまった事を今でも後悔してる。今にして思えばあの頃、看護師の資格を取っておけば良かった。やはり、自分がやりたい事を仕事にすれば良かったと思う」(49歳/営業・販売)

「数年勤めているが、今の会社は月給の低さが異常。ですがさまざまな仕事を任されるようになってしまい辞めるに辞めにくくなりました。すぐに転職すればよかった」(22歳/その他)

「新卒で入った会社が1年もしないうちに倒産。もっと調べればよかった」(36歳/その他)

「新卒で安定の工場勤務を選んだが、夢はアパレルの接客業だったので、チャレンジをしてみたかった」(31歳/主婦)

特に、今回のアンケートでは、1993年~2005年あたりに大学・短大を卒業したいわゆる就職氷河期世代が含まれていたことも影響しているのかもしれません。

新卒時に自分の希望に合わない職業や会社で妥協せざるをえず、その後、転職のタイミングもつかめないまま年齢を重ねてしまったことを悔やむ悲痛な声が多く聞かれました。

「仕事をやめなければよかった」

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さきほど職業・会社選びの後悔の声をご紹介しましたが、では、自分に合わない仕事ならばスッパリやめてしまえばいいかというと、そうでもないようで……。

「新卒の会社をすぐに辞めてしまったので、もっと頑張っておけばよかった」(29歳/その他)

「トラブルがあってもすぐ辞めたりせず、もっと周りの先輩たちを頼って、いろいろ教えてもらえば良かった。もっとしっかり先の事まで考えれば良かった」(44歳/営業・販売)

「何があってもやめるな! やめてからが大変だったから」(25歳/学生・フリーター)

「簡単に会社を辞めなければよかった。今思えば良い人が多く働きやすい会社だったから」(43歳/主婦)

「一番最初に就いた職場にずっといれば良かった。社会保険や年金をずっと同じ会社で積み立てておけば良かった」(37歳/その他)

「会社に活気がなく辞めてしまったが、ボーナスをもらえるまで我慢すれば良かった」(50歳/その他)

「転職せずに頑張り通せばよかった。ストレスを乗り越えるべきだった。自分に負けた気がする」(54歳/主婦)

「美容師見習いで毎晩遅くなるのが辛く、結婚に逃げた。最初の店でもう少し一人前になるまで頑張ればよかった」(38歳/その他)

「妊娠を機にすぐ辞めずにもう少し働きたかった。いい企業だったので、長く勤めておけばよかった」(31歳/デザイン関係)

もちろん、自分にどうしても合わない仕事やブラック企業で働き続けることは推奨できませんが、とはいえ、「もうこんな会社辞めてやる!」という一時的な気持ちだけでやめてしまうと後悔することも少なくないようです。なかなか難しい問題ですよね……。

「残業しなければよかった」

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「サービス残業。あの時間は取り戻せないし、収入にもならなかった」(46歳/金融関係)

「残業をもっと減らしてプライベートの時間を充実しておけば良かった」(51歳/その他)

「残業が多かったので、無意味なものに関しては断ることも出来たと思う」(50歳/総務・人事・事務)

「新人は一番最期までいるべきを守ってしまった。ちゃんと帰りたかった」(39歳/主婦)

「深夜までの残業。がんばりすぎていつも寝不足」(38歳/総務・人事・事務)

「残業が多く、休みも取れない働き方。もっと有給を有効に使いたかった」(46歳/総務・人事・事務)

現在40代以上の人たちが新社会人だったころには、長時間労働を美徳とする風潮が強かったもの。令和を迎えた今日において、そんな時代錯誤な働き方を新人に強いないためには、先輩たちが率先して定時に帰るように努めたいものですよね。

「自分を疎かにしなければよかった」

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さきほどの残業とも重なりますが、自分のキャパをオーバーする仕事などを抱え込んでしまったことを後悔する声も……。

「会社のために働いて体を壊してしまった自分だったけど、自分の体を気遣いながら無理しない程度に働ければよかった」(28歳/学生・フリーター)

「慣れない仕事を持ち帰って夜中まで作業していたことがあるが、かなりメンタルが病んでいた。無理だと言えばよかった」(39歳/総務・人事・事務)

「気を使い過ぎなければ良かった。結果、精神不安定になってしまったから」(37歳/その他)

「夜遅くまでの残業で生活習慣が乱れていた。自炊もほとんどできずコンビニや外食ばかりになっており肌がぼろぼろになっていた。もう少し食習慣をしっかりしておけばあそこまで肌が不調になる事は無かったと思う」(28歳/主婦)

「偏食。初めての一人暮らしでインスタント食品や既製品ばかり食べていたがもっと自炊しておけばよかった」(25歳/総務・人事・事務)

「目を酷使しないほうがよかった。視力悪くて眼鏡を用意する必要があるから」(30歳/その他)

「お酒を飲むこと。お酒が苦手なのに、先輩に無理に飲まされて何度か大変なことになりかけた。自分の管理は自分でするべきだった」(37歳/主婦)

「徹夜で遊んだりせず規則正しい生活していればよかった」(50歳/その他)

自分では大丈夫……と油断していても、ある日突然、心や体が限界を迎えてしまうこともあります。新社会人のみなさんに限らず、健康第一での働き方や生活を心がけたいものですね。

「無駄遣いしなければよかった」

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今回のアンケートと同時に実施した“社会人になりたての頃に戻れるのなら、これをしておけばよかったと思うこと”というアンケートでは、「貯金しておけばよかった」という声が相次ぎましたが、それと表裏一体となる「無駄遣いしなければよかった」という声も続々……。

「服ばかり買っていたこと。タンスの肥やしになるばかりで、流行が過ぎたら着れない」(47歳/主婦)

「無駄遣いするな! 高っっかい化粧品買ってる場合じゃない! 貯金しろ!……と思います。無駄遣い。いくらなんでも遣いすぎ」 (55歳/総務・人事・事務)

「バブルの時で利率がよかったのにディスコで遊びすぎた。もっと貯金しておけばよかった」(51歳/その他)

「漫画を買いまくっていたが、当時の自分に『二束三文で売る事になるからやめとけ』と声を大にして言いたい。本当に読みたい本だけ買えと言いたい」(35歳/その他)

「誘われるままに飲み会に参加しなければよかった。お金もかかったから」(53歳/主婦)

特に多かったのは、衣類などファッション関係での無駄遣いを嘆く声。もちろん、社会人となれば学生時代と違った身だしなみが必要ですが、「あれも買いたい、これも欲しい」という衝動買いにはご用心……。

「人間関係でこんなことしなきゃよかった」

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「先輩からの誘いや付き合いを断っておけば、後で人間関係のわずらわしさに嫌気がさすことがなかったと思う」(48歳/その他)

「行きたくもない飲み会への頻回な参加。会社での付き合いだと思って参加していたが、その後に続く人間関係かと言われればそうでもないから」(34歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「人間関係を重視するあまり、八方美人的だったが、もっと自己主張しても良かったかも知れない」(58歳/主婦)

「陰口に付き合うこと。負の連鎖になる」(57歳/総務・人事・事務)

「社内恋愛。すぐ噂になるし、いろいろと面倒」(25歳/その他)

「先輩の彼氏を好きになった事」(57歳/その他)

もちろん、職場での人間関係は大切にすべきですが、仕事とプライベートの線引きはきっちりと行うことが大切だといえそうですね。

そして、上記でご紹介した以外にも、社内恋愛を後悔する声はちらほら……。出会いの少ない現在、結婚に至るきっかけの多くは社内恋愛だともいわれていますが、成就しなかったときのリスクはそれなりに覚悟しておく必要はあるかもしれません。

 

冒頭でもお伝えしたように、人生に“たら・れば”はなく、その時々の自分の選択が本当に正しいかどうかは一概に決めることもできません。とはいえ、社会人生活をなるべく後悔のないものにするべく、みなさんの意見をぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか?

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